一人暮らしで一番めんどくさいのが食事。掃除や洗濯は毎日やらなくてもいいけど、食事だけはサボるわけにはいきませんから……。
でも男女問わず、料理が嫌いだったり苦手な人はいっぱいいるはず。
毎日、会社から帰ってから、お米を研いで味噌汁とおかずを作って……みたいな作業をすると思うとゾッとしませんか?
世間の一人暮らしをしている人たちは、どうやって食事(特に夕飯)を済ませているのか、気になるところでしょう。そもそも真面目に自炊してるのかなぁって疑問に思いますし。
そこで、ここでは一人暮らし歴20年以上の管理人(ズボラ男子)が、手を抜きながらもちゃんと自分で飯を用意しているのか、その解決策をここだけで公開していきます。
友人・知人にはあまり教えたくないコンビニ弁当の有効活用法がとくにお勧め!
一人暮らしならご飯はまとめて炊いて日持ちさせよう
毎日ご飯を炊くのは大変
日本人の主食であるご飯。炊飯器さえ用意すれば誰が炊いても失敗はしませんが、問題がその炊きあがるまでの時間です。
炊飯器の性能によりますが、だいたい平均して炊飯時間は45分間くらいかかります。
これにお米の計量と、洗米する時間、研いだ米を水に浸す時間を入れると余裕で1時間30分はかかるでしょう。
こんなこと仕事から帰ってきてからできませんよね?夜7時に帰ってきてすぐ用意を始めても、食べられるのは8時30分になってしまうので……。きっと、お腹がグーグー鳴っちゃいますよね。
一人暮らしだと帰宅前に誰かがお米を研いでスイッチを入れてくれる人はいないし、かといって朝のうちにお米を研いで水に浸しておくのも面倒ですし。
最長で1ヶ月間も日持ちするご飯
そんな一人暮らしの人が毎日ごはんを時短で食べるなら、まとめて作っておくしかありません。さいわいご飯って意外と日持ちするものなんですよ。その期間がこちら。
- 常温:半日~2日間(季節による)
- 冷蔵庫:3日間
- 冷凍庫:1ヶ月間
常温や冷蔵庫ではさすがに短いですが、冷凍庫なら最長1ヶ月間も冷凍しておけるんです!
夕食に半合(お茶碗1杯分)だけ食べるとしたら、15合分まとめて炊いておけば、1ヶ月間はそれを解凍するだけでご飯を炊く必要がなくなります。
とはいえ、15合もまとめて炊ける炊飯器は相撲部屋くらいにしかなく、一般的な炊飯器は5合炊きが普通。
それでも5合まとめて炊いておけば、10日分にはなるので、それを冷凍庫にストックすれば食事の用意が超楽になりますよ。
ご飯が日持ちする日数|冷凍・冷蔵庫・常温で最も長いのは?
一人暮らしなら味噌汁をまとめて作って日持ちさせよう
作るのも保存するのも面倒な味噌汁
和食のメイン料理といえば、白米と味噌汁ですね。ご飯(白米)を食べるならやっぱり味噌汁が飲みたくなるのが日本人。
ただ、これも毎日作るとなると面倒だし、一人分だけを作るのも分量的にすごくむずかしいです。しかも味噌汁って何度も沸騰させると味が落ちるという、超やっかいな性質持ち……。
それを考えると毎日味噌汁を作ってくれていた実家の母親って凄いと思います。即席の出汁ではなくちゃんと鰹節で出汁をとっていたので、どれだけ大変だったことか。
母親のありがたさに気づくのも「一人暮らしあるある」のひとつ。
常温保存が面倒な味噌汁は冷凍保存がベスト
味噌汁を常温で保存した場合の保存期間と、その注意点がこちら。
- 常温(夏~秋):約半日
- 常温(冬~春):1日~1日半
- 注意点:12時間を目安に火を入れて加熱殺菌する
味噌汁って塩分が高くて、生の具材が入っているわけではないから、あんまり短時間で腐らないと思いがちですが、けっこう「足が早い」んですね。
そこで、お勧めしたいのが冷凍保存するやり方。
味噌汁を冷凍庫で凍らすなんて聞いたことがないでしょう。でも、これってかなり賢いやり方で、だいたい2週間くらいは寝かせておけるんですよ。
なので休みの日にまとめてドーンと作ってしまい、一食分ずつ小分けにして冷凍しちゃえばいいんです。ただ、冷凍に向く具材・向かない具材もあるので、それだけは注意してください。
そのあたりのくわしいやり方はこちらの記事に書いていますので、ご興味があれば読んでみてください。
味噌汁が日持ちする時間や日数は?常温で保存する唯一のコツ
一人暮らしの救世主!コンビニ弁当を冷凍保存しよう
コンビニ弁当は冷凍できる!
一人暮らしをするとコンビニ弁当に頼りっきりの人もいるでしょう。年々、味はレベルアップするし、一週間ごとに新商品が出るので飽きることもないですから。
私も大学生の頃は週に3~4回はコンビニ弁当で、あとはスーパーの弁当を代わる代わる食べてましたっけ……。いまよりずっと種類は少ないし、美味しくなかったけど、ご飯とおかずがセットになってるので楽なんですよね。
きっとほとんどの人がコンビニ弁当を買ってきてすぐに食べると思いますが、じつはこれって冷凍して保存できることをご存知でしょうか?
コンビニ弁当が冷凍保存できる期間と注意点
コンビニ弁当といっても色んな種類がありますよね。だから一律でどんな商品でも冷凍できるわけじゃありません。私の経験上、避けたほうがいい種類と、保存できる期間の目安がこちら。
- フライ系の弁当(唐揚げやトンカツ)は冷凍できない
- 冷凍できる目安は1ヶ月間
美味しく食べるにはだいたい1ヶ月が限度だと思ってください。
フライ系って解凍して電子レンジで温めると、衣がぐちゃっと水気を含むので不味くなります。なのでNG。
他にもいくつか冷凍しないほうがいい種類の食材(おかず)があるので、それについては以下の記事で紹介しています。
下手に冷凍すると冷凍庫のニオイが移って激マズになるので、自分流で試さず、こちらの記事を一度ごらんになってみてください。冷凍方法をくわしく解説していますから。
コンビニ弁当を冷凍保存する方法!スーパーの半額品にも対応
自炊しない一人暮らしは「宅配の冷凍弁当」が最適
自炊ができない人、面倒くさい人は「宅配の冷凍弁当」という選択肢もあります。
宅配の冷凍弁当のメリットがこちらの8点。
- 栄養バランスを考えて作られている
- 毎日買いに行く面倒臭さがない
- まとめて買えば1食あたりのコストが安くなる
- レンジでチンするだけで食べられる
- ご飯は付いていないので自分で量を調節しやすい
- 冷凍だから保存料などの添加物が少ない
- 賞味期限が長い
- 後片付けは容器を捨てるだけでOK
ご飯が付いていない点はデメリットですが、自分で炊いて冷凍しておくか、毎回別に「サトウのごはん」を用意する手もあります。
コンビニやスーパーの弁当、弁当専門店とのコスト比較
冷凍の宅配弁当で一番気になるのが1食あたりのコスト。
どうしても送料がかかるため、その分高くなるのは仕方ないですが、まとめて買うことでかなり安くなります。
弁当の種類 | 1食あたりの値段 |
---|---|
冷凍の宅配弁当(Mealsの場合) | 649円(税込み)/10食セットの場合 |
コンビニ弁当 | 500~800円 |
スーパーの弁当 | 400~700円 |
弁当専門店 | 500~1000円 |
弁当を買いに行く手間や時間を考えれば、そう高くないことがわかります。
レシピサイトであるデリッシュキッチンがプロデュースした宅配弁当「Meals(ミールズ)」は、管理栄養士が監修。
数十種類以上の献立があり、どれも国内工場で作られた安心品質。
1食に野菜が120g以上入っているので、野菜不足になりがちな一人暮らしの方にはうれしいポイント。
賞味期限が3ヶ月以上あるので、まとめて買っておいて食事を作る時間がない日だけこれに頼るという方法もあります。
急いで食べ切らないでいいので、冷凍庫にストックしておけますよ。
>>>レシピ動画メディアDELISH KITCHENプロデュース【宅配弁当Meals】 の公式サイトへ移動する
トースターがない一人暮らしで食パンを美味しく焼く方法
寒い日にはトーストが食べたくなりませんか?
手軽に食べられるので朝食の定番になっている食パン。調理しなくて食べられるから夕飯も食パンで済ます人もいるかもしれません。
焼かないでジャムを塗ったり、チーズやシーチキンを挟んでサンドイッチにして食べるのも美味しいですよね。
でも、本音をいえばトーストしたいと思いませんか?特に冬の寒い日にはカリッと焼いてバターがじわぁ~っと溶けたトーストが食べたくなります。
とはいえ、一人暮らしでトースターを持っている人って案外少ないもの。私だって昔は「別に買わなくていいや」と思って部屋には置いてませんでしたから。
食パンはトースター以外でも焼ける!
恐ろしく貧乏で余計な家電製品なんて買う予定がなかった私は、もっぱらフライパンで食パンを焼いていましたよ。これなら手間もかからず、短時間で焼けるので十分トースター代わりになります。
また、それ以外でも案外いろんな機械がトースターの代用になるんですよ。それがこちら。
- 魚焼きグリル
- 電子レンジのオーブン機能
- お餅を焼くための網
- ホットサンドメーカー
- ホットプレート
- 石油ストーブ
一人暮らしだとまずコンロの魚焼きグリルって使いませんが、だったら余計に好都合で、ここでトースターを焼くと便利。火力が強いので短時間で焼けますし、普段使っていなかったら魚の臭さが移ることもありませんから。
ご飯(白米)を用意するのが面倒なら、もっと食パンを利用すればいいと思うんですよね。いっそ家での主食をパンにすれば調理する時間や手間がグッと短縮できますから。
というわけで、トースターがない人が食パンを別の道具で上手に焼く方法をこちらの記事にまとめました。ぜひご覧になってみてください。
食パンをトースターなしでカリッと香ばしく焼く7つの方法
一人暮らしでめんどくさくても自炊をしたほうがいい理由
自炊と外食や中食はどっちが得?
男子は外食しがちで、女子はちゃんと自炊をする人が多いのが普通ですね。外食派と自炊派で1ヶ月の食費の比較すれば、どっちが節約なっているのかタチドコロに分かるんですが、そういう具体的な話はしないもの。
だからずっと、どっちが得なのか論争の結論がでないわけです。そこで私が独自に試算してみました。
- 自炊:1食あたり300円
- 外食や中食:1食あたり400~500円
自炊ってよっぽど高い食材を買わないように気をつけて、なおかつ買ったものをすべて捨てずに食べきれば、1食300円まで抑えられるんですよ。
一方、外食だと牛丼みたいな安いものでも400円がせいぜい。半額のお弁当を買えば、ようやく自炊と同レベルの出費に。
ですから、コスト的には自炊が勝っています。ただし、自炊は買い物&調理の時間がかかるので、時間的なコストは外食より大幅にかかりますが……。
手抜き自炊で食費と時間を節約
自炊のほうがお金を節約できますが、外食よりは手間と時間がかかります。その時間をバイトに充てて外食の出費分をチャラにすればいいという考え方もあるでしょう。
でも自炊だって工夫すれば、大切な時間を節約して作ることも可能なんですよ。実際に私が実践している3つの工夫がこちら。
- おかずを作り置きする
- 食材はまとめ買いする
- 冷凍食品を活用する
「がんばらない」ことが最大のポイント!
おかずは冷凍でいいじゃないですか?食材は多少古くなっても週一回まとめ買いすればいいじゃないですか?おかずが作れないときは冷凍食品に頼ってもいいじゃないですか?
これらの他にも料理ができない方でも自炊ができる手抜きテクニックなどをこちらの記事でご紹介していますので、よかったら読んでみてください。
一人暮らしは自炊しない方が「節約になる」は嘘!外食と比較
手抜き&コスパ最強の一人暮らし向け貧乏飯レシピ
限られた食材で料理=手を抜ける!
一人暮らしをしていると、お金があまって仕方ないという裕福な人は珍しく、ほとんどの人が金欠で貧乏なはず。
でもそれって悪いことばかりではありません。
どうせ豪華な食材なんてお金が無いから買えないので、料理をするとしたら材料は冷蔵庫にある限られたものだけ。
すると必然的に「手抜き料理」になるんですね。
つまり凝った難しい料理ではなく、10分以内で作れるような料理なら面倒くさくないですし、誰が作っても失敗しないっていうメリットもあるんですよ。
貧乏なときこそオススメな安くて簡単レシピ7選
そんな「貧乏手抜き料理」のなかで、私が厳選した7つのレシピがこちら。
- 超チープだけど旨い「天かす丼」
- 炒めない「麻婆丼」
- 体には良い「野菜炒め」
- ケチャップと卵のみの「簡単ナポリタン」
- 具は玉ねぎオンリーの「低コストカレー」
- 和風ミスマッチな「納豆スパゲティ」
- 誰でも失敗しない「かきたまうどん」
丼もの・麺類・単品のおかずまで7つのバリエーションを揃えました。これなら一週間のローテーションでまわしていけるでしょう。
くわしいレシピは下記の記事で動画付きで紹介していますので、ぜひご覧になってみてください。
味は私が保証しますよ!
一人暮らしの貧乏飯レシピ7選!1日500円の食事メニュー
まとめ
一人暮らしを始めた当初はちゃんと自炊をしていた人がだんだんとしなくなるパターン。逆に最初はしなかったけれど、だんだんコツを覚えて自炊をするようになるパターン。私は完全に後者です。
食事の用意って完璧にやろうとするから、めんどうくさいって感じるんですよ。だったら最初から「テキトー」をスローガンしてにやればいいだけのこと。
まずご飯の冷凍から始めてみませんか?それすら面倒な日は安いときに弁当を買っておいて冷凍しておけばいいんですから。
このまとめが少しでもあなたの食事を楽に豊かにするきっかけになれば幸いです。
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