一人暮らしで自炊しないのは、アリなのかナシなのか?
昔から「自炊のほうが節約になる派」と「外食したほうが節約になる派」が熱い議論を戦わせてきました。
20~30代の若い人ほど「自炊しないほうが良い」という意見が多いですね。
でも、それは年齢が若いせいだと思います。
私の意見では「やっぱり自炊はしたほうがいい」と、40代になった今、それを強く実感していますよ。
お金の節約になるのは、もちろん、それ以外の部分でも。
ただ、人によって「優先項目」が違うので、一概には言えないんですよね。
お金をとるか?時間をとるか?健康をとるか?で変わってくるので……。
そこで、ここでは
- 一人暮らしで自炊しないと食費は節約になる?
- 自炊しないメリット・デメリット
- 自炊せずに健康的な食事を摂るコツ
などなど細かくまとめましたので、「自炊するか?しないか?」の判断材料になさってください。
一人暮らしは食事がめんどくさい!料理嫌い向け解決策まとめ
一人暮らしで自炊しないと食費の節約になるか検証
一人暮らしで自炊するといっても、大半の人は朝食は食パン、昼は外で食べるので、実質的に「夕食」の一食のみ。
つまり「自炊する/自炊しない」の違いは
- 夕食は自分で作る
- 夕食は外食か中食で済ます
という点だけです。
つまり1日1食分(夕食)の食費を計算すればいいわけです。
「自炊」と「外食・中食」の食費の比較
自炊も外食や中食もお金をかけようと思えば、いくらでもかけられます。
ですから、ここではなるべく節約したメニューや内容で比較します。
食事内容 | 1日のコスト | 1ヶ月のコスト |
自炊 | 300円 | 9,300円 |
外食(ファミレス) | 1000円 | 3万1,000円 |
外食(牛丼・ファストフード) | 500円 | 1万5,500円 |
中食(スーパー・コンビニの弁当) | 400円 | 1万2,400円 |
やはり自炊するのが一番の節約になりますね。
外食とは最大で3倍の開きがでます。
もちろん、これは工夫して自炊した場合なので、食材をムダにするとコストは激増しますが……。
「自炊」と「外食・中食」の所要時間の比較
次に自炊した場合と外食・中食で済ませたときの必要な時間を比較してみます。
食事内容 | 準備 | 後片付け | 合計時間 |
自炊 | 買い物:20分+調理:60分=1時間半 | 洗い物:10分 | 1時間30分 |
外食 | 店までのアクセス:5分~30分 | 店からの帰宅:5分~30分 | 10分~1時間 |
中食 | 弁当や惣菜を買ってくる時間:5分~15分 | 空容器を捨てる:30秒 | 20分未満 |
自炊は買い物と調理時間を合わせると、やっぱりダントツで長くなりますね。
お米を炊いて、おかずを作るとまず1時間はかかってしまいます……
そもそもお米を炊く時間が45分くらいかかるので。
その点、中食は買うのも時間がかからないし、後片付けも楽なので最近「中食市場」がドンドン拡大しているとか。
スーパーに行くとお惣菜が山のように売ってますから、みなさん利用されているのでしょう。
一人暮らしで自炊しないメリット・デメリット
長く一人暮らしをしていると分かるのですが、自炊にもメリット・デメリットがあるんですね。
だからこそ単純に「どっちが良い/悪い」とは言えないわけで……。
というわけで、それぞれのメリット・デメリットを並べて両者を比較してみましょう。
自炊しない10のメリット
まずは自炊しないメリットを思いつくだけ並べてみました。
メリットの方が多かったのは意外!
- 時間の節約になる
- 下手な自炊より節約になる
- やりたくない料理をしなくていい
- メニューを悩む必要がない
- 作りすぎによる「食べ過ぎ」の心配がない
- 同じものを連続で食べる必要がない
- 好きなもの・美味しいものが自由に食べられる
- 調理器具や調味料を買わなくていい
- 流し台が汚れない&食器用洗剤やスポンジが不要
- ガス代や電気代が節約できる
それぞれの項目をくわしく解説していきます。
(1)時間の節約になる
自炊と外食・中食の「準備と後片付け」にかかる時間を「1ヶ月単位」で比較した結果がこちら。
- 自炊:46.5時間
- 外食:約5時間~31時間
- 中食:約10時間
もし毎日食材の買い物に行って、ご飯を炊き、おかずも自分で作ると、1ヶ月で46.5時間もかかることに……。
1日は24時間なので、なんと1ヶ月で「約2日間」も自炊に費やす計算!
一方、スーパーやコンビニで弁当や総菜を買う中食で済ませば約10時間なので、自炊の1/4以下の時間で済んでしまうんですね。
自炊との差は約36時間!
もし1,000円の時給でアルバイトをすれば、3万6,000円のバイト代に。
自炊と中食の1ヶ月あたりのコストはほとんど変わらないので、「時間=お金」を重視するなら中食で済ませたほうがいいでしょう。
(2)下手な自炊より節約になる
「料理上手・買い物上手」な人が自炊をすれば、一食を300円以下に抑えられるため、外食や中食よりも圧倒的に節約になります。
ただし、慣れない人が自炊をすると、食材を余らせたり腐らせたり、高い食材を買ったりして、「外食並みのコスト」になることも……。
よって「下手な自炊」より「外食・中食」のほうが節約になる場合もあります。
自炊を節約レベルにもっていくには、それなりに知識や経験が必要。
そこまで自信がない人は、外食したほうが結局は節約になるんですね。
(3)やりたくない料理をしなくていい
「3食すべて外食(中食)で済ませている」ことが周囲にバレたら、ちょっと白い目で見られるかもしれません。
それくらい「料理はして当たり前」が世間の常識(特に女性の場合)。
でも、なかには料理が嫌いでストレスにしか感じない人もいるはず。
そんな人はせっかくの一人暮らしの期間中くらい人の目を気にしないで、料理から解放された生活を送るのも悪くありません。
(4)メニューを悩む必要がない
自炊を毎日していると「今日は何を作ろうか?」とメニュー選びに悩みます。
私なんて会社の帰りの電車の中で、スマホでレシピを探すこともありますよ。
その点、自炊をしなければスーパーやコンビニの弁当売場、またはレストランに行くまでそんなことで悩む必要がありません。
気が楽なのはいうまでもないですね。
(5)作りすぎによる「食べ過ぎ」の心配がない
一人分の食事を自炊するのって案外難しいもの。
一人分で作ったつもりが1.5人分の量になることはザラにあります。
そうすると「せっかくだから」・「冷めると美味しくないから」みたいな理由をつけて、食べてしまうんですよね。
外食や中食はその点、食べ過ぎるリスクはほとんどありません。
(6)同じものを連続で食べる必要がない
料理が好きな人でもレパートリーの数は限られます。
それに毎回作るのが面倒だから、カレーやシチューを大量に作ることもしばしば……。
そうすると同じものを「連日食べ続けるハメ」になるのも珍しくありません(一人暮らしあるあるのひとつ)。
その点、外食や中食ならバリエーション豊かなので、毎日選ぶのが楽しいですよね。
(7)好きなもの・美味しいものが自由に食べられる
ちゃんと時間をかけて丁寧に作ればマズイ料理にはなりません。
でも仕事帰りで疲れていると、ついつい手を抜いて雑に作ってしまうもの。
そうすると出来上がるのは、微妙な味の料理……。
適当に作った料理だって決して食べられないほどマズくはないですが、お世辞にも美味しいとはいえません。
その点、コンビニやスーパーの弁当やお惣菜は年々レベルアップしていますし、安いファミレスだってそこそこ美味しいものが食べられます。
(8)調理器具や調味料を買わなくていい
少しずつレパートリーを増やしていくと、珍しいスパイスを買ったり、それまで不要だった調理器具が欲しくなったり。
これが続くと出費がかさみます。
その点、自炊をしなければそんなものは不要。
ソースもマヨネーズも弁当についてますし、わさびは寿司売り場に置いてあるのを使えば十分ですから。
(9)流し台が汚れない&食器用洗剤やスポンジが不要
外食をすれば台所の流し台を使うことはありません。
自炊すると調理に使ったフライパンや鍋、それに食器を洗うので、どうしたってシンクや排水口がヌルヌルしていきます……。
掃除する手間が省けるのは当然として、食器用洗剤やスポンジなどの消耗品を使う必要もなくなります。
コップくらいなら手洗いでも十分ですからね。
また、食べ残しや野菜くずが出ないおかげで、ゴキブリを引き寄せることもないですよ。
(10)ガス代や電気代が節約できる
まったく自炊をしない友人の光熱費を見せてもらったことがあります。
その金額を見て、びっくり!
私(自炊派)の「半額以下」だったのには驚きました。
自炊をすると1時間とか余裕でガスを使い続けますし、ご飯を炊くのも電気代がかかります。
それがそっくりそのまま節約になるんですね。
自炊しない5つのデメリット
自炊しないデメリットは分かりきったことですが、一応念のため確認しておきましょう。
- 自炊より食費がかかる
- 外食の「特別感」が失われる
- 料理のスキルが身につかない
- 栄養が偏る恐れがある
- 燃えるゴミの量が増える
強いて挙げればこれくらいですかね。
(1)自炊より食費がかかる
こればかりは仕方ありません。
どうやっても自炊するよりは食費がかかってしまいます。
外食はもちろん、中食で節約しても自炊には敵いません……。
半額のお弁当や惣菜を狙って買えば、自炊と同レベルに近づきますが、決まった時間にスーパーに行かないといけないので、時間的なロスも生じます。
もちろん安い菓子パンで食事を済ますなど、いろんな裏ワザもあります。
ただ、コストを抑えれば抑えるほど、栄養の乏しい食事に近づくので、あんまりお勧めはできません。
(2)外食の「特別感」が失われる
実家に住んでいる頃は、家族そろって外食したり、お弁当を買うのは珍しいイベントで楽しみでした。
しかし、それが「日常」になってしまうと当たり前になり、特別感は一切なし!
その点、自炊をすると精神的な充足感が強くて、食事をする楽しみや喜びがありますよ。
それに自炊を続ける合間にたま~に外食をすると、特別美味しく感じられます。
もちろん、一人暮らしの部屋でポツンとひとりで食事をするのが寂しくて仕方がないと感じる人もいますが……。
(3)料理のスキルが身につかない
個人的な考えですが、人間が生きていくには「料理のスキル」は必須だと思います。
いくら外食・中食の選択肢があっても、自分の食事くらい自分で作れる知識・ワザは持っておくべきですね(男性・女性問わず)。
自炊のスキルを身につける「絶好の機会」が一人暮らしをする数年間~数十年でしょう。
人によっては一生、自分で自分のメシを作る必要があるかもしれません。
そのせっかくの機会を「面倒だから・時間がないから・嫌いだから」と避けてしまうのは、もったいないですよ。
(4)栄養が偏ってしまう
どんなものを選んで食べるかによって、摂取する栄養には差があります。
とはいえ、外食や中食の食事で摂れる栄養は、以下の3種類が多くなりがちなのは事実……。
- 炭水化物(ご飯やパン)
- 脂肪(揚げ物)
- タンパク質(肉や魚など)
ファストフードの食事なんてそれが顕著で、ハンバーガーはタンパク質と炭水化物、フライドポテトは炭水化物。
野菜はほとんど入っていないので、ビタミンやミネラル類は期待できません。
その点、自炊をすれば
- 食物繊維
- ビタミン
- ミネラル
この3種類の必須栄養素までバランスよく摂ることが可能です。
もちろん、そのためには品数を豊富にする必要はありますが。
また、外食や中食は味付けが濃いため、塩分は多め。
今後の健康面に不安要素がいっぱいですよ。
(5)燃えるゴミの量が増える
自炊をすると野菜くず、果物の皮など食べられない部分のゴミが多少はでます。
しかし、それはほんのちょっとで大した量ではありません。
でも、毎日のように中食を続けると、弁当やサラダのパック、カップラーメンの容器などが大量に出ます。
これがわりと一人暮らしの狭い部屋では場所を食うので邪魔になりますね。
一人暮らしで自炊をしない人が健康的な食事を摂る方法
一人暮らしで自炊はしないけれど、健康を損ないそうで怖い……。
という方は、どんな食材にどんな栄養素が含まれているか、それを軽く勉強しておくといいですね。
それすら面倒くさいという人は、以下の3つの方法を意識してみてください。
- カット野菜や冷凍野菜を利用する
- 果物を常備する
- 野菜ジュースを常備する
(1)カット野菜や冷凍野菜を利用する
夕飯にお弁当を選ぶとき、「お弁当のみ」で食事を済ませていませんか?
お弁当をよく観察すると、全体的に「茶色い」だけで緑や赤の彩りはないですよね?
野菜は「緑黄色野菜」と呼ぶように色鮮やかですが、唐揚げ弁当やハンバーグ弁当にはまず入っていません。
コンビニ弁当は特に電子レンジでチンするので、温めるとシナっとなる生野菜は使われないんですね。
そこで一品足したいのがカット野菜や冷凍野菜。
「サラダ」として売られているパック商品もいいんですが、あれは値段が高くなるのでお勧めしません。
カット野菜や冷凍野菜なら食べたい分だけ食べて、あとは翌日に回せるのでコスト面で優れています。
冷凍野菜は冷凍することで栄養価が減ってしまうイメージがありますが、脂溶性ビタミン(ビタミンA・D・E・K)はほとんど減少しないそうです。
(2)果物を常備する
冷凍野菜では水溶性ビタミンが失われてしまうので、それを補うために果物を常備して食事に追加するといいでしょう。
水溶性ビタミンの代表「ビタミンC」は冬ならみかん、それ以外の季節ならキウイフルーツなどにたくさん含まれています。
自炊しないまでもナイフくらいは用意しておきたいですね。
一人暮らしの果物おすすめベスト10!安く買うコツとは?
(3)野菜ジュースを常備する
カット野菜や冷凍野菜すら用意が面倒なら、せめて野菜ジュースを弁当のお供に飲んでみては?
野菜ジュースでは栄養が摂れないとか悪評はあるものの、飲まないよりは飲んだほうがいいに決まっています。
ビタミンCや食物繊維などはジュースにすると減少しますが、βカロテンやリコピン、カリウムなどはしっかり摂れるそうですから。
一人暮らしの栄養不足に野菜ジュースはお勧めしない2つの訳
一人暮らしで自炊をしない人の割合はどれくらい?
世間の一人暮らしをしている人たちで、自炊をしない人はどれくらいいるのでしょうか?
私の仕事の同僚や友人に聞いて調査してみました。
その驚きの結果がこちら。
- いっさい自炊はしない:0人
- 毎日自炊する:3人
- 自炊と外食・中食を使い分ける:4人
合計たった7人だけの調査なので偏った結果かもしれませんが、まったく自炊をしない人は一人もいませんでした。
さすがにそこまで極端なことをしている人は少数派なんでしょう。
私自身も週に1~2回だけ夕飯を外食や中食で済ませますが、残りの5~6日間は自炊しています。
一人暮らしで自炊をしない女性と男性の理由を聞き取り調査
では、少数派の一人暮らしでまったく自炊をしていない人の「自炊をしない理由」を独自に調査してみました。
食材を買っても余って腐らせてしまうので経済的ではないから
料理が下手だからやりたくない
コンビニやスーパーのお弁当やお惣菜の味に満足しているから
一人暮らしのアパートの周辺に美味しい飲食店やお弁当屋が多いから
自炊したら太ったので(ダイエットにならない)
食材をムダにしないようにとすると食べすぎてしまうから
たまに自炊しようとすると調味料が切れているからやる気がなくなった
プライベートな時間を料理に使いたくないから
みなさんそれぞれ色んな理由があるんですね。
一人暮らしで自炊の手間を減らす3つのコツ
私はもう一人暮らしを20年以上も続けてきました。
自炊もそれと同じくらいの期間、続けています。
恐れながら「自炊のプロ」を名乗ってもいい頃かと思います。
かといって時間をかけて料理を楽しむタイプではなく、ズボラな性格なのでできるだけ時短で料理を済ませてしまいたいタイプ。
そんな私が実践している自炊の手間を減らす3つのコツがこちら。
- おかずを作り置きする
- 食材は週1回まとめ買いする
- 冷凍食品を頼る
(1)おかずを作り置きする
私は仕事が忙しく、帰宅するのが夜9時を回ることだって珍しくありません。
ただ、それでも自炊できているのは「作り置き」しているおかげ。
つまり正直に言うと、毎日食事を作っているわけではないんですね。
週末の土日のどちらかの日に、平日5日分の「おかず」だけを作って、冷蔵か冷凍しておくわけです。
私は究極の面倒くさがりなので、おかずの種類は2~3種類しか作らず、それを1日置きに食べるようにタッパーに入れておく方法で続けてます。
作る時間も手間も減るので一石二鳥ですよ。
(2)食材は週1回まとめ買いする
自炊で時間を取られるポイントのひとつが「食材の買い出し」。
これを毎日やっていたら大変なロスです。
そこで週末の土日にまず来週分の「作り置きするおかず」を決めてしまい、それの材料だけをまとめて買ってしまいます。
こうすれば余計な買い物が減り節約になるし、食品のロスがほぼゼロになりますよ。
(3)冷凍食品を頼る
作り置きしたおかずだけだと、ちょっと食卓が寂しいとき。
もう一品くらい食べたいときもありますよね。そんなときは気兼ねしないで冷凍食品に頼りましょう。
私がよく買うのは、鶏の唐揚げだったり、ハンバーグだったり、コロッケだったり、餃子だったり……。
自炊をするからと意気込む必要はありません。
便利な冷凍食品に頼る日があってもいいじゃないですか?
一人暮らしで冷凍食品ばかりはダメ?【緊急】5つの問題点!
料理できない男性や女性にオススメの手抜き自炊テク3選
あえて自炊しないのではなく「料理ができないから自炊しない人」も男女問わず多くいらっしゃるでしょう。
でも、そんな人でも100%外食や中食に頼らなくても大丈夫ですよ。
料理ができなくても「自炊っぽい食事」は実現できる手抜き自炊テクがこの3つ。
- ご飯だけ自分で炊く
- おかずはスーパーかコンビニで買う
- 味噌汁やスープ類はインスタントで済ます
(1)ご飯だけ自分で炊く
とりあえず、ご飯だけは自分で炊きましょう。
お米を計って、研いで、炊飯器にセットするだけ。
いくら料理ができないとはいえ、炊飯器でご飯を炊くことくらいは出来ますよね?
お米を研ぐのが面倒なら「無洗米」という素晴らしい商品を買えばいいんです。
炊飯器は安いもので1万円くらいしますが、長い目で見れば買う価値は大アリ!
一食分のご飯のコストは?
「サトウのごはん」などのパック入りレトルトご飯を選ぶ方法もあります。
しかしあれは意外と一食分(180g)の値段が高くて、100円くらいはします。
一方、炊飯器でご飯を炊く場合の材料費と電気代がこちら。
- 180g(0.5合)のお米:30円
- 炊飯にかかる電気代:5円
合計しても一食分(お茶碗一杯ほど)で「35円」しかかかりません。
実に安上がりですね。
(2)おかずはスーパーかコンビニで買う
おかずはスーパーかコンビニで、お惣菜売り場から好きなものを買ってきます。
主食(肉や魚)と副食(カット野菜や煮物など)をひとつずつ組み合わせて買うのがポイント!
カット野菜が高かったり量が多ければ、冷凍野菜で代用してもかまいません。
(3)味噌汁・スープ類はインスタントで済ます
味噌汁・スープ類はなくても構わない人はあえて用意する必要はありません。
どうしてもやっぱり欲しいときは、10食分などセット売りされているものを選ぶと、一個あたりの単価が下げられます。
一個入りのカップ味噌汁はコストが高くなるので避けたほうがいいでしょう。
すべてそろえても400円以内
自分で炊いたご飯、買った出来合いのおかず、インスタントの味噌汁やスープを全部揃えても400円以内に収まるはず。
これで見た目や栄養バランスは、自炊したのとほぼ変わらない食事の完成です。
ご飯は大目に炊いておいて冷凍しておくと便利ですよ。
まとめ
一人暮らしで自炊しないのはお金の節約にはなりません。
毎月の食費は確実に高くつきます。しかし、時間の節約になるのは確かな事実。
お金と時間のどちらを優先するかは、人それぞれで、自炊しないという選択にはメリットとデメリットの両方があります。
ただ、長く一人暮らしを続けてきた人間からすると、料理はやっぱり出来たほうがいいし、せっかくの身につけるチャンスをドブに捨てるのはもったいないと思いますよ。
一生のもののスキルだし、大げさにいえば「財産」です。
そもそも普通の社会人は昼飯は外(社員食堂や定食屋)で食べるのが普通なので、「自炊する」といっても1日1回の晩御飯だけなんですから。
それに自炊はやればやるほど時間が短くなるし、サボるコツが身につきます。
手を抜くコツはいくらでもありますしね(ごはんやおかずの冷凍など)。
最近つくづく思うのが、出来合いのもの(外食やお弁当)より、自分で作った料理のほうが美味しいってこと。
若いときに料理をする習慣を付けてホントに良かったなぁと思います。
自炊するか/しないか、二択で決めないで、とりあえず週一回からミニ自炊を始めてみてはいかがでしょうか?
自炊すると太る?痩せる?その差は生活習慣の違いにあった!
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