突然、姿を現すヤモリ。
私の実家でもたびたび見かけて、爬虫類が苦手な母は「ギャーギャー」言っていました。
「捕まえてほしい」と頼まれても、物陰に隠れて行方が分からなくなってしまうんですよね。
そこでここでは、こんな内容について解説します。
- ヤモリを家の中で見失うと?
- 家の中で見失ったヤモリをおびき出す方法
- ヤモリを家の外に追い出す方法
Gは苦手だけど、ヤモリなら平気な私におまかせください。
ヤモリを家の中で見失う……その後の展開は?
ヤモリを家の中で見失う……よくありがちですが、その後、どうなるかというと
- 【予想1】餌がなくて勝手に出ていく
- 【予想2】外に出られず死ぬ
- 【予想3】居座る(繁殖する恐れも)
という3つの可能性があります。
それぞれくわしく見ていきましょう。
【予想1】餌がなくて勝手に出ていく
ヤモリが家の中に侵入する理由は、餌(虫)がいないか探しているため。
もし家に中に十分な餌がなかった場合には、人知れず外に出ていくはずです。
もちろん、外に出る経路があれば……の話ですが。
【予想2】外に出られず死ぬ
家の中でヤモリが死んでいた……なんて話は珍しくありません。
実家の玄関に小さいヤモリがいたんだけどすでに死んでいた。゚(゚´Д`゚)゚。 pic.twitter.com/umfpofRVkR
— くまちょんʕ •᷄ὤ•᷅ ʔฅ (@kuma_mandra) October 3, 2019
放っておいても勝手に死ぬ可能性は、こんなにあります。
- 餌がない
- 人間に踏まれる
- 物の下敷きになる
- ペットの餌食になる
ヤモリは餌がないと餓死して、干からびてしまいます。
また、小さいので布団の下敷きになって圧死したり、猫のおもちゃにされたりして死ぬ可能性も……。
【予想3】居座る(繁殖する恐れも)
室内に十分な餌(虫の存在)があり、水場があれば、ヤモリは家の中に居座ります。
もし、オスメスの「つがい」で侵入している場合には室内で繁殖する可能性だってあるでしょう。
行動範囲は広くないそうなので、居心地が良ければあなたの家が「安住の地」に……。
家の中で見失ったヤモリをおびき出す方法
家の中で見失ったヤモリをおびきだしたいなら、以下の手順でじっくりとやってみてください。
ポイントは「ヤモリの習性」を利用することです。
【ステップ1】夜になるのを待つ
ヤモリは「夜行性」の生物です。
昼間は物陰に隠れており、夜になると行動を開始します。
ですから、昼間にいくら待ち構えていてもヤモリは姿を見せません。
夜が来るまでじっと待っていましょう。
【ステップ2】部屋の照明をつける
ヤモリは「光に集まる虫」を捕食するため、照明がある場所に引き寄せられます。
家の中のすべての部屋で照明がついていると、どこに出現するか分かりません。
「この部屋で待ち構える」と決めた部屋の照明だけを付けて、じっと待ちましょう。
【ステップ3】物音を立てない/歩き回らない
ヤモリは非常に「臆病」な性質です。
大きな物音を感知するとすぐ逃げ出して、物陰に隠れてしまいます。
なので、できるだけ静かに、歩き回らないようにして待ち構えるのがベストですね。
おびき寄せたヤモリの対処法
おびき寄せたヤモリは、この3つの方法のいずれかで対処しましょう。
- 虫取り網で捕獲し外に逃がす
- 凍結スプレーで動きを止めて外に逃がす
- 殺虫剤を使って息の根を止める
害虫ではないため、できるだけ殺さずに逃がす方法を推奨します。
虫取り網で捕獲し外に逃がす
ヤモリはチョロチョロと動き回ってすばしっこいですが、大きな虫取り網なら用意に捕獲できます。
虫取り網は子供がセミやカブトムシなどを捕まえる安物で十分。
さっと上からかぶして、くるっと網を追ってしまえば逃げ出せません。
そのまま家から離れた空き地などに逃してきましょう。
凍結スプレーで動きを止めて外に逃がす
ゴキブリ用の凍結スプレーで動きを止めて、外に逃がす方法もスマートでやり方です。
凍結スプレーには殺虫成分が入っておらず、ただ一時的に仮死状態になるだけなので、外に逃がすことが可能。
バタバタ暴れないので、静止したヤモリを割り箸でつまんで外に放り出すのも楽でしょう。
殺虫剤を使って息の根を止める
ゴキブリ用の殺虫剤があれば、それでヤモリの息の根を止められます。
プシューっとスプレーすれば、あっけないでしょう……。
ただ、ヤモリはできれば生きたまま外に逃がすことをお勧めしたいですね。
ヤモリを家の外に追い出す2つの方法
家の中にいるヤモリを自然と外に追い出すには、この2つの方法があります。
- 窓や扉を開けておく
- 害虫を家の中から駆逐する
窓や扉を開けておく
ヤモリは家の空いた窓や扉から侵入します。
そんな侵入経路をすべて閉じてしまうと、ヤモリは外に出たくても出れません。
見失った部屋の窓をほんの少しでいいので、開けておくとヤモリは勝手に外に出ていく可能性があります。
ただ、ゴキブリや蚊などの害虫や別のヤモリが侵入する恐れもあるため、あまりお勧めはできませんね。
害虫を家の中から駆逐する
ヤモリは家の中に餌を求めて侵入しますが、餌がなければ去っていきます。
ヤモリの餌は「小さな虫」である以下のような種類です。
- 蛾
- バッタ
- コオロギ
- ゴキブリ(幼虫)
- クモ
- シロアリ
これらの虫を家の中から一掃すれば、ヤモリの餌も無くなることに!
特に家の中に出やすいのはクモやゴキブリの幼虫なので、それらを集中的に駆除するようにしましょう。
ヤモリが家の中にいる3つのメリット
ヤモリが苦手な人もいますが、実は家の中にいるメリットもあるんですよ。
- 害虫を食べてくれる
- 縁起が良い
- 噛んだりしない
見かけると鳥肌が立つほど嫌いという人じゃなければ、放置してもいいかもですね。
害虫を食べてくれる
ヤモリは漢字で書くと「家守」/「屋宮」など、数種類もあります。
どれも「家を守る」といった意味があるのですが、それはヤモリが害虫を食べてくれるためだと言われています。
そのために家の中で見かけても捕獲せず、見逃して「共存」する人もいるとか。
ただし、ゴキブリを捕食するといっても、サイズ的に成虫は食べられません(子供のゴキブリのみです)。
縁起が良い
ヤモリを見たり、家にやってくると
- 家内安全
- 家族円満
- 金運アップ
- 恋愛運アップ
といった様々な幸運をもたらすと昔から言われています。
スピリチュアル的なことを信じているなら、追い払うのはもったいないですね。
噛んだりしない
ヤモリは人間を噛んだりなど、直接的な被害を与えません。
むしろ人間を見ると逃げるなど、こちらから追いかけない限り接近してきません。
そんな性格から考えても、家の中にいることを黙認してもいいと思います。
デメリットは「フンをする」ことくらい
ヤモリが家の中にいるデメリットは「フンをする」こと。
生き物なので排泄するのは仕方ありませんが、まだ新しいうちは臭いのだとか……。
古くなってパサパサに乾燥すると崩れて粉々に。
衛生面では歓迎すべきではないかもしれません……。
まとめ
ヤモリは害虫を食べてくれるので、嫌いじゃなければあえて追い出す必要はありません。
もしどうしても家の外に出したいなら、ヤモリが活動する夜に現れるのを待ちましょう。
そこまでしなくても、気がついたらいなくなっていた……なんてことが実家では多かったので看過してもいいのかなとは思います。
コメント
ゴキブリが嫌!!!!!!!!!!とにかく!!!!!どうにかしたい!!!!!
ゴキブリは私も苦手です。できるだけ接近しないで家から一斉駆除する方法を「害虫対策」のカテゴリにまとめていますので、ぜひご覧になってみてください。