- 燃えるゴミを大量に出すのは迷惑?
- 【A】迷惑であり、ルール違反なので回収してくれない場合もあります。
燃えるゴミを大量に出すと、ゴミ収集車は持っていってくれるのか、作業員に迷惑にならないか、不安ですよね?
引越しで燃えるゴミが大量に出るのは当然です。
それ以外でも年末の大掃除とか、いま流行りの「断捨離」で衣服をどっさりまとめて捨てるケースも……。
洋服も一度に捨てると、バカにならない量になりますから。
そこでここでは
- 燃えるゴミを大量に出すのはルール違反?
- 大量に出た燃えるゴミの賢い処分方法
- プリント(紙)や服をゴミに出さない裏ワザ
などなど、ゴミを捨て続けて20年以上の管理人が正しい知識をご紹介していきます。
生ゴミを捨て忘れた!臭いを抑えて保管するミラクルな対処法
燃えるゴミを一度に大量に出すのはルール違反です
あらためて確認しますが、燃えるゴミを大量に出すのは許されません。
少し多いくらいならゴミ収集車が回収してくれますが、あまりに常識外れの量になると回収されないで放置されるでしょう……。
一度に出して良いと決められている燃えるゴミの量は、1回の収集につき45リットルのゴミ袋で3袋~4袋までです。
日本全国で一般的な量が3~4袋。
ドカ~ンと大量に出すとゴミ袋が集積所からはみ出して、道路を塞ぐこともあるので絶対に控えるべきですね。
お住まいの地域で出せる燃えるゴミの量の調べ方
「一度に出せる燃えるゴミの量」は各自治体によって変わります。
お住いの市町村のごみ出しのルールをご確認ください。
インターネットで調べるには
といったキーワードで検索をすると見つかりますよ。
「○○市」のところには、お住いの各市町村名を当てはめてください。
ためしに東京都品川区で調べてみると、このように記載がありました。
1回の収集に出せる量は45ℓ袋で4袋までです。
引用:燃やすごみ|品川区
同じ都内の世田谷区では、こうなっています。
1回の排出量は、45リットル袋で3袋までです。
こうしてキチンとルールが決められているため、それ以上の大量の燃えるゴミは出してはいけないわけですね。
1つのゴミ袋(45リットル)に入れられる量は4~5kg
45リットルというサイズのゴミ袋の大きさは、ヨコ65cm×タテ80cmと決まっています。
この45リットルのゴミ袋に入れられるゴミの重さは4~5kgくらい。
よほど尖ったものでなければ、ギューギュー詰めにしても破れません。
ですから、重さだけオーバーしないことを意識して、できるだけ詰め込めばかなりの燃えるゴミを入れられますよ。
洋服は意外と重くなるので要注意!
かといって野菜やお菓子の「詰め放題」みたいに無理をすると、運搬中に袋が破れて清掃員に迷惑がかかるので、ほどほどに……。
大量の燃えるゴミを賢く処分する方法5選
もしゴミ袋(45リットルサイズ)3~4個以上の燃えるゴミが出た場合は、一度にゴミ集積場には捨てられません。
そんなときにどうやって捨てればいいか、賢い処分の仕方を5つご用意しました。
- 小分けにして少しずつ出す(無料)
- 実家にゴミを持って行き出してもらう(無料)
- 市町村のゴミ回収に依頼する(有料)
- 市町村のゴミ焼却施設へ持ち込む(有料)
- 民間の業者へ依頼する(有料)
一度にサッパリと処分できて、なおかつ安い金額で済ませるには4番目の方法がベストですよ。
小分けにして少しずつ出す(無料)
ぜったいにお金を使いたくないし、あえて急ぐ必要もないという人は、この方法で。
週2回の燃えるゴミの日に少しずつ「小分け」にして出していきましょう。
生ゴミじゃないので、この小出し作戦が有効です。
もし20袋くらい溜まっているとしても、ゴミの収集日に3袋ずつ捨てていけば、1ヶ月以内に全て処分は完了しますよ。
実家にゴミを持って行き出してもらう(無料)
自分が出せる町内やアパート・マンションのゴミ集積場だけで、小出しに捨てていくと約1ヶ月かかります。
しかもその間、部屋の中にゴミを置き続けるハメに……。
ならば、実家にゴミを持って帰り、そこで捨ててもらってはどうでしょうか?
厳密にはルール違反かもしれませんが、その場所でのごみ出しルール(個数)を守ればクレームがつく恐れはないはずですよ。
市町村のゴミ回収に依頼する(有料)
一部の市町村では、窓口に連絡をすると、燃えるゴミを自宅まで回収してくれるサービスがあります。
もちろん無料ではなく、ゴミ1袋あたり数百円と有料にはなります。
契約された販売店でシールを購入し、それをゴミ袋に貼っておくのが一般的なやり方。
つまり処分料金をシールを買って「前払い」するわけですね。
自宅前にゴミ袋を出していけば、直接対応しなくても勝手に回収してくれます。
市町村のゴミ焼却施設へ持ち込む(有料)
各市町村にある「ゴミ焼却施設」に燃えるゴミを持ち込んで処分してもらう方法。
この方法が一番安く、大量の燃えるゴミを一括で処分できますよ。
持ち込む施設は地域によって
- 「クリーンセンター」
- 「環境事業センター」
など呼び名は分かれます。
お住いの地域でどの場所にあって、いくらかかるのか検索してお調べください。
検索する際は、以下の言葉を並べると見つかりやすいでしょう。
料金は「1キロあたり○○円」という設定になっているのが一般的です。
民間の業者へ依頼する(有料)
あまりお勧めできないのが民間の回収業者に依頼する方法。
それぞれの業者によって回収料金はまちまちであり、金額が読めないのが痛いところ。
有料サービスなので、自宅まで引き取りに来てくれます。
くれぐれも業者はよく選んで決めましょう。
市町村が運営するゴミ回収サービスが無い地域に住んでいたり、自動車を持っていないためにゴミ焼却施設へ持ち込みができない人にはありがたいですね。
やってはいけない大量の燃えるゴミの捨て方
やってはいけない大量の燃えるゴミの捨て方がこちらの3つです。
- ヨソの集積場に出すこと
- スーパーや公園のゴミ箱に捨てること
- 事業ゴミを捨てること
燃えるゴミを大量に出せないからといって、自分が住む町内やアパート・マンション以外の集積場にゴミを出すのはもちろんNG。
加えてスーパーや公園のゴミ箱に捨てるのも当然NGです。
コンビニのゴミ箱に捨てる人がいますが、それも絶対NG。
また、事業ゴミ(会社や店舗から出たゴミ)は一般の集積所に出してはいけません。
引越しで燃えるゴミが大量に出たときの対処法
引越しで燃えるゴミが大量に出た場合は
- 市町村のゴミ焼却施設へ持ち込む
- 業者に依頼して回収してもらう
のどちらかの方法がベター。
ただ、この方法だとどちらも料金がかかるのが難点……。
倹約家の私はどうしているかというと、引越しをする前から逆算して、週2回の収集日に少しずつ捨てていくようにしています。
何度も引越しをしている経験から言って、これがベスト。
引越し間際になって荷造りをして、不用品を処分しようとすると、それだけお金がかかってしまいます。
もし、引越しの荷物が規定の量より少なくて余裕がある場合は、引越し先の「新居」へ燃えるゴミを持っていくのもアリ!
引越しをしてから、そこの燃えるゴミの日に出せばいいので。
また、大家さんや同じアパート・マンションの住人と懇意にしている場合は
申し訳ないですけど、引越し当日までに収集日がなかったので、ゴミを捨てといてもらえませんか?
と頼んでみてもいいでしょう。
大量の燃えるゴミの意外な活用方法
いま捨てられずに困っている大量の燃えるゴミ。
それってもしかしたら別の方法で捨てられたり、あるいは再利用の道もあるかもしれませんよ?
燃えるゴミを賢く減量しましょう!
大量のプリント(紙)は燃えるゴミではなく資源ゴミへ
大量のプリント(紙)やコピー用紙は燃えるゴミではなく、資源再生ゴミに出せます。
1ヶ月に2回くらいある新聞や古雑誌を回収する日ですよ。
紐でしばるか、新聞回収袋や紙袋などに入れて出せば回収してくれるはず。
最近ではあまり見かけなくなった「わら半紙」もリサイクル可。
押入れから大量に出てきたときは燃えるゴミに回さず、森林保護のために再生利用したいですね。
大量の服は燃えるゴミではなく再利用へ
洋服などの衣類は燃えるゴミに思えますが、実は資源ゴミとして再利用できます。
また、よっぽど古くなく、破れたり大きな汚れがなければ売ったり寄付することも可能ですよ。
そんな大量の服の「捨てる以外」の選択肢がこちら。
- 資源ゴミへ出す
- 寄付する
- お店の回収サービスを利用する
- リサイクルショップや古着屋へ持ち込む
- 出張買取や宅配買取
- ヤフオクやメルカリへ出品する
いろいろありますね!
資源ゴミへ出す
とてもじゃないけど売れそうにない洋服や和服は、古紙類やビン・空き缶などと同様の資源再生ゴミの日に出しましょう。
資源再生ゴミの日も月に2回くらいあるはず。
回収された服(古布)は軍手やウエス(機械類の汚れを拭くための布)に再生されるそうですよ。
寄付する
一部のNPOやNGOなどの団体では、集めた衣類を恵まれない海外の人たちに送る活動を行っています。
ネット上から受け付けているところありますので、「捨てるよりは誰かに着て欲しい」とお考えの人にはお勧めの方法です。
ただ、送付費用(送料)は自己負担になることが多く、その点だけは仕方がないですね。
お店の回収サービスを利用する
ユニクロ・GU・無印良品・H&Mなどでは、不要になった服の回収サービスを行っています。
ただ、お店によっては自社製品のみしか受け付けなかったり、回収できない衣類(下着など)も……。
各メーカーのウェブサイトで確認したり、お店で店員に訊いてみてください。
リサイクルショップや古着屋へ持ち込む
リサイクルショップや古着屋に持っていって売る古典的な方法。
最近またリサイクルショップのチェーン店が増えてきているので、全国どの街にも該当のお店が見つかるはず。
買い取ってくれない服も多く、買い取ってくれても一着100円など「捨てるよりマシ」レベルかもしれません。
でも、大量の燃えるゴミが有効に処分できると思って納得しましょう。
出張買取や宅配買取
何十年前に買ったブランド物の服だって、もしかしたらいい値段がつくかもしれません。
自分では「燃えるゴミ」に見えても、プロの目からしたらお宝かも?
そんなブランド品の洋服があれば出張買取か宅配買取を依頼してみてください。
「ブランディア宅配買取」が有名ですね。
ヤフオクやメルカリへ出品する
ある人にとってはゴミにしか見えない物にも高値がつく不思議な場所。
それがネットオークションの「ヤフオク」や「メルカリ」。
流行遅れのダサい服もおしゃれな古着だと思って、高く買ってくれる場合も。
昔よりも出品作業が簡略化されていて楽なので、「物は試し」で出品してみては?
燃えるゴミを大量に出す人がいたら注意すべき?放っておく?
燃えるゴミを大量に出すのは自分ではなく、数軒先の顔見知りだったり、同じ賃貸アパート・マンションの住人だった場合。
そんなとき注意すべきか、すご~く迷いますよね。
私の個人的な意見では、こんな見逃し難いケースが続くなら行動を起こしてもいいと思います。
- 頻繁に燃えるゴミを大量に出す
- ゴミの量が10袋~20袋など度を越している
- 道路にはみ出して通行の邪魔になっている
普通に生活している人だったら考えられないくらいの大量のゴミを頻繁に出すとしたら、それは家庭ごみではなく「事業ゴミ」の可能性が高いでしょう。
事業ゴミとは働いている会社やお店から出る「仕事上のゴミ」のこと。
これを家庭ゴミとして住宅周辺のゴミ収集所に出すのは、明らかなルール違反に当たります。
そんな輩は注意したくなりますが、ちょっと一旦冷静に。
ゴミを出す本人に直接注意するのではなく、アパート・マンションだったら管理人や管理組合へ相談する。
または、一般住宅なら町内会の会長に
こういう人がいるんですが、どうしたらいいですか?
とアドバイスを求める。
それが余計な衝突を招かない一番の方法ですね。
まとめ
燃えるゴミを大量に出すのはルール違反です。
ほとんどの自治体では一回に出して良い燃えるゴミの量は、45リットルのゴミ袋で3~4袋分だけ。
それ以上だと「大量のゴミ」の範疇になるので、一度にド~ンと出してはいけません。
もし引越しや大掃除で大量の燃えるゴミが出たら
- 小分けにして少しずつ出す(無料)
- 実家にゴミを持って行き出してもらう(無料)
- 市町村のゴミ回収に依頼する(有料)
- 市町村のゴミ焼却施設へ持ち込む(有料)
- 民間の業者へ依頼する(有料)
これらの方法で処分するようにしましょう。
私はズボラな性格なので整理整頓は苦手……。
着ない洋服もクローゼットの衣装ケースにどっさり溜まっています。
今年の年末こそ整理して、要らないのは古着屋へ持っていき、売れない服は少しずつ燃えるゴミとして捨てていこうと思います。
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