- 一人暮らしにトースターはいらない?
- 【A】私は絶対に必要だと確信しています。
買って損したと思ったことは一度もありません。
トースト以上に楽に用意できる朝食はありませんよね。
冷凍のピザや餅を焼くときにも欠かせない家電製品ですから。
オーブン機能付きの電子レンジで代用するつもりの人もいるかもしれませんが、それはちょっと待ってください。
というわけで、ここでは
- 一人暮らしでトースターが必要な5つの理由
- 電子レンジ(オーブンレンジ)では代わりにならないワケ
- 一人暮らしのオーブントースターの選び方
などなど、本当に「トースターはいるんだ!買ったほうがいいんだ!」と納得できる材料を並べていきます。
一人暮らしにはトースターが必要だと思う5つの理由
一人暮らし生活にはトースターが必要か?と質問されたら、こんなメリットを並べて「絶対買うべき!」と力説したいですね。
- 短時間で食パンが焼ける
- 短時間で焼けるので電気代や時間の節約になる
- 食パンがカリッと美味しく焼ける
- 冷めたフライ(揚げ物)を美味しく温め直せる
- お餅が短時間で焼ける
短時間で食パンが焼ける
毎朝トーストを食べる人なら、短時間で焼けるのが最大のメリット。
好みの焼き具合は個人差がありますが、標準的な焼き時間でいえばトースターが圧倒的に優れていますよ。
- トースター:2分30秒~3分
- 電子レンジ(オーブンレンジ):7分~8分
電子レンジと比較すると、半分以下のスピードです。
短時間で焼けるので電気代や時間の節約になる
トーストを食べるのは、大抵が朝食ですよね?
朝の時間って1分1秒を争うほど忙しいので、短時間で焼けるトースターのありがたみを強く実感するはず。
しかも、焼く時間が短いため、確実に電気代の節約になりますよ。
ほんの数円かもしれませんが、「塵も積もれば山となる」ですから馬鹿にしてはいけません。
食パンがカリッと美味しく焼ける
さすがに「餅は餅屋」だけあります。
トースターなら、電子レンジ(オーブンレンジ)では絶対に不可能な「外はカリッと・中はふんわり」とした焼き上がりになりますから。
おかげで毎日美味しいトーストが食べられますよ。
冷めたフライ(揚げ物)を美味しく温め直せる
一人暮らしの食生活では、スーパーなどで出来合いのトンカツや天ぷらなどを買ってきて、ご飯のおかずにする機会は多いハズ。
こういうフライ(揚げ物)は普通は電子レンジで温めるとアツアツにはなるものの、衣が水分を吸い込んで「グチャッ」となりませんか?
こうなるとマズイですよね……。
そんなとき出番なのがトースター!
まず、30秒くらいフライを電子レンジで軽く温めます。
そのあとトースターにアルミホイルを敷いて、そこにフライを並べます。
そして2~3分加熱すると、揚げたてのような「カリッ!・サクッ!」とした食感がよみがえるんですよ。
こんな芸当はちょっとオーブンレンジでは無理ですし、機種によってはできたとしても時間がかかってしまうでしょう。
また、鯛焼きや大判焼きの温め直しも上記のやり方だと、焼きたてのカリッとした食感が復活しますよ。
クロワッサンやアップルパイなどの菓子パンを焼き直せる(リベイク)のもトースターならでは。
お餅が短時間で焼ける
一人暮らしでもお正月には、お雑煮を作って餅を入れて食べますよね?
お雑煮を食べない人でも冬の間、家でお餅を食べる機会は絶対にあるはず。
そんなお餅を焼くときもトースターの出番ですよ!
私は他の器具で焼く方法もアレコレ試しましたが、結局なんだかんだいってトースターに勝るものはありません。
ぷく~と膨らんで、こんがりと焼き目がついた餅が食べたいならトースターは必須アイテム。
電子レンジ(オーブンレンジ)がトースターの代わりにならない理由
一人暮らしに必要な道具として「電子レンジ」を買う人は多いハズ。
この電子レンジのオーブン機能でも食パンは焼けるため、トースターは不要だと考える人もいるでしょう。
しかし、ここに盲点があるんですよ!
オーブン機能が付いた電子レンジ(オーブンレンジ)では、完全なトースターの完璧な代用には絶対なりません。
それはなぜかというと…………以下の4つのデメリットがあるためです。
電子レンジ(オーブンレンジ)の4つのデメリット
- カリッと美味しく焼けない
- トーストする時間がトースターの約2倍かかる
- トースターより電気代がかかる
- トーストを焼きながらレンジで温めができない
では、ダメな点をひとつずつくわしく解説していきますね。
カリッと美味しく焼けない
実際にオーブンレンジで食パンを焼いてみたことがありますが、ぶっちゃけカリッと美味しいトーストにはなりません……。
これが最大のデメリット。
それはなぜかというと、構造的な問題があるため。
オーブンレンジのオーブン機能は、「対流熱」で食品の中までじっくりと熱を通す用途向けのもの。
一方、トースターは「放射熱」を食品に直接当てて焦げ色を付けながら温める用途のもの。
オーブンレンジで食パンを焼いても、コンガリとした焼き色がなかなかつかないのは構造上の問題なんです。
ですから、フニャフニャなトーストになってしまうのは仕方ありません……。
その点、トースターは「焼く」ことに特化しているため、短時間でも焦げ色がついて、いかにも「美味しそうな」トーストになるわけ。
オーブンレンジとトースターで焼いたトーストの「味の差」は歴然としていますよ。
トーストする時間がトースターの約2倍かかる
オーブンレンジとトースターの食パンを焼く時間を比較すると、約2倍の開きがあります……。
つまりトースターなら半分以下の時間で焼けてしまうわけですね。
たまにトーストを焼く分にはノンビリと待っていられますが、これが毎朝となると時間的なロスが大きいと思いませんか?
朝の「1分間」は超貴重ですから。
トースターより電気代がかかる
トーストする時間が長くなるということは、その間に消費する電力は比例して増えます。
オーブンレンジは庫内が大きいため、それだけ熱を上げるには大きなパワーが必要。
ですから、トースターより電気を食うのは当たり前なんですね。
トーストを焼きながらレンジで温めができない
朝の出社前の慌ただしい時間帯に食パンを焼きながら、牛乳を同時に温める……こんな普通のことができません。
オーブンレンジでトースターを焼いたら、その間は「かかりっきり」になるので、牛乳をチンするのはトーストが焼けるまで待つ必要が。
そして牛乳を温めている間に、焼いたホカホカのトーストは冷めてしまうでしょう……。
オーブンレンジに「一人二役」を任せると、こんなシーンで弱点が露呈しちゃうんですね。
電子レンジ(オーブンレンジ)のメリット
でもオーブンレンジにもメリットはあるんですよ。それがこちらの2つ。
- 電化製品を置く個数が減らせる
- パンくずを掃除するのが楽ちん
電化製品を置く個数が減らせる
一人暮らしのワンルームだと特にキッチンが超狭いので、でかい電子レンジを置くだけで、もうスペースがなくなったりします。
ですからトースターを置くのは物理的に無理というケースもあるでしょう。
そんなときトースター機能を兼ねるオーブンレンジの「一人二役の活躍」がありがたいはず。
パンくずを掃除するのが楽ちん
私みたいなズボラな人間は、トースターの底に溜まったパンくずの掃除をついおそろかにするもの。
このトースターの底のパンくず掃除は、トレイを取り外して洗う必要があるので、けっこう面倒くさいです。
その点、現在のオーブンレンジはどれも庫内がフラットなので、パンくずがこぼれてもサッと拭くだけで掃除が完了するという素晴らしさ!
トースターのデメリット
一人暮らし生活には必須ともいえるトースターですが、もちろん、デメリットはありますよ。
- 置き場所が必要になる
- 掃除するのが面倒くさい
- 電子レンジよりは壊れやすい
オーブンレンジのメリットがそっくり反転してトースターのデメリットになるんです。
もうひとつ、私がこれまでの一人暮らし生活でトースターを何台か買ってきて感じたのが「壊れやすさ」。
正確には壊れやすいというより、毎日使い続けると消耗して「寿命が尽きるまでの期間」が電子レンジより短いということです。
寿命が短いトースターだと2~3年、長くても5~6年がせいぜいといったところ。
トースター以外で食パンが焼ける代用品
トースターやオーブンレンジ以外で食パンを焼くことも、もちろん可能です。
たとえば、この2つは有名ですね。
- フライパン
- 魚焼きグリル
実際、これらでトーストしているから「トースターは要らない」と公言している人も。
ただ、私の意見ではやっぱりトースター以上に美味しく焼ける製品はないと断言したいですね。
これらの代用品については、こちらの記事で紹介していますので、よろしければご覧ください。
食パンをトースターなしでカリッと香ばしく焼く7つの方法
一人暮らしの部屋のトースターの置き場所
一人暮らしの部屋の台所は狭いと決まっているので、トースターを置く場所に困るのはよくある話(私も経験アリ)。
ありがちなのが電子レンジや冷蔵庫の上に置くパターンですが、これって危険な場合もあるって知ってました?
- 電子レンジの上⇒絶対NG
- 冷蔵庫の上⇒冷蔵庫の種類によって分かれる
電子レンジは基本的に上部にモノを置いてはダメで、説明書に「周囲は最低○cm以上、スペースを空けてください」という注意書きがあるはずです。
冷蔵庫の上が「耐熱仕様」になっている機種なら、トースターを置いても問題ありません。
今ではほとんどの機種がそうなっているそうですが、冷蔵庫の説明書を開いて確認しましょう。
一番安全でスペースを有効活用するには、電子レンジや冷蔵庫の上にラックを置いて、そこにトースターを収納するのがベスト。
トースターは幸い軽量なので安いラックでも余裕で許容重量に収まるでしょう。
一人暮らしのトースターの選び方3つのポイント
一人暮らしの人がトースターを選ぶときに、忘れずにチェックしてほしい3つのポイントを並べてみました。
それがこちら。
- 【火力】1000W以上のヒーターを搭載したモデル
- 【メーカー】有名メーカーの商品であること
- 【焼ける枚数】同時に食パンが2枚焼けるモデル
これまで何度もトースターを買い替えてきた私(管理人)の意見なので、信頼してもらっていいですよ。
【火力】1000W以上のヒーターを搭載したモデル
トースターの火力の強さは消費電力(ワット数)で表示されます。
アマゾンなど通販サイトで各社のトースターを見ると、
- 600w
- 900w
- 1000w
- 1200w
など機種によって火力はバラバラ。
このワット数(w)の値が大きいものほどパワーが強く、トーストが焼ける時間に直結します。
当然ながら900wより1200wのほうが早く焼けるわけですね(その差は1分ほど)。
私が使っているトースターは1000wで、軽く焼き色をつけるくらいなら2分30秒で済みます。
ですから、私の勝手な基準ながら「最低でも1000w以上」のモデルをお勧めしたいですね。
この火力(ワット数)はトーストの味にも影響します。
高火力で短時間「ブワァッ」と焼いたほうが、中のフンワリ感を残しつつ、外側はサクッと焼き上がりますよ。
【メーカー】有名メーカーの商品であること
トースターを買うなら有名メーカーの商品を選びましょう。
これはトースターに限らず電化製品全般に言えることです。
私の経験上、マイナーなメーカーの電化製品はやっぱり壊れやすかったり、機能的に不満を感じるケースが多いので……。
家電に詳しくなくて基準が分からない人は、他人に聞いてみて
何そのメーカー?知らない……
と指摘されたらアウト!
私が独断と偏見で「信頼できる有名メーカー」を挙げるなら
- パナソニック
- 日立
- タイガー
- 象印
この4社くらいですね。
たとえそこそこ有名でも、規模が小さいメーカーの商品は避けたほうがいいと思います。
【焼ける枚数】同時に食パンが2枚焼けるモデル
トースターには4枚焼ける大型モデルもありますが、一人暮らし生活なら「2枚焼けるモデル」がちょうど良いでしょう。
無理して4枚焼けるモデルを買うと、庫内が広いためトーストの時間が余計にかかってしまいます。
たとえば、冷凍ピザの場合、サイズが大きいので4枚焼けるモデルなら1枚まるごと焼けます。
しかし、半分に割れば「2枚焼けるモデル」でも焼けますので、大きさについては問題はありません。
ただ、逆に小さすぎるのもNG。
なかには一人用として開発されたコンパクトな「1枚焼き用モデル」もあります。
でも、ピザやグラタンを焼きたい場合などを考えると、やはり2枚焼きほうが庫内の広さに余裕があるので後悔しないでしょう。
3つの条件を満たすお勧めのオーブントースター
私が提唱する「トースター3大必須条件」を満たすオーブントースターがこちらです。
私が数年前に使っていた機種の最新型です。
ちなみに旧モデルは5年以上壊れないで使えました。
ちょっと値段は高めですが、耐久性を考えれば安い買い物だと思います。
火力が1200wもあるので2分30秒もあればトーストが一度に2枚まで焼けますし、揚げ物を温め直すと短時間でカリカリに!
安いマイナーメーカーのオーブントースターだと、扉がきっちり閉まらないなど作りがチャチですが、その点、これはパナソニック製なのでしっかりしています。
デザインも色も高級感があるので、インテリアにこだわる人も満足できるでしょう。
まとめ
誰がなんといおうと一人暮らしにトースターは必要です。
一人暮らしに必要な家電といえば、「冷蔵庫・洗濯機・電子レンジ」が3大必須アイテムなのはゆるぎません。
でも、個人的にはトースターもそこに加えていいと思っていますよ。
ただ、以下の3つの条件に該当しない人はオーブンレンジだけでガマンできるし、トースターを持たないという選択肢もアリでしょう。
- 朝食はトーストが定番の人
- 冷めたフライ(揚げ物)を温め直して食べたい人
- お餅を短時間で焼きたい人
特にトーストを頻繁に食べなければ、トースターの優先度は圧倒的に低くなるでしょうね。
朝食はいつもご飯(白米)で、食パンはたまに食べるぐらいの熱量の人は、よく考えてみてください。
ただ、3,000円もあれば安い機種なら買えるので、とりあえず買っても損はしないと思いますけど。
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