一人暮らしを始めてから5年以上、トースターなしで食パンを焼いていた管理人のカジカです。
一人暮らしの部屋には意外とトースターがないことが多いですよね?
トースターを買わない理由を尋ねると、だいたいこんな答えが。
- 滅多に食パンを食べない
- 買うつもりだけどまだ買ってない
- 台所が狭くて置き場所がない
- デザインが気に入らないので置きたくない
まぁ、買わない理由は人それぞれですね……でもご安心を。
他の道具でも食パンをカリッと香ばしく焼けるので。
ではでは、トースター無しで食パンを焼く方法を7つご紹介していきましょう。
一人暮らしは食事がめんどくさい!料理嫌い向け解決策まとめ
食パンをトースターなしで焼く7つの方法
食パンをトースターなしで焼くとしたら、こんな7つの候補があります。
- フライパン
- 魚焼きグリル
- 電子レンジ(オーブン機能)
- 餅焼き用の網
- 石油ストーブ
- ホットサンドメーカー
- ホットプレート
私の勝手なお勧め順にならべると、この順番になりました。
というか、結論からいうと「フライパンで焼く」のがベストですね。
私はトースターがなかった時代は、フライパンでずっと焼き続けていましたから。
とはいえ、人それぞれ「持っている道具・環境・食べたときに美味しいと感じる基準」などが違います。
いくつか試してみて自分に合う焼き方を見つけてみてください。
【第1位】フライパンで食パンを焼く
私がトースター以外で最も食パンを焼くのに適していると思うのが、フライパンで焼く方法です。
フライパンで食パンを焼くメリットは
- どの家にも必ずある道具
- 後片付けが簡単
- 焼く時間が短い
という3点。
フライパンで焼くと食パンの表面は「カリッ」と焼け、中は「もちっ」とした食感が残るので、高級なトースターで焼いたのと遜色ない仕上がり!
焦げ付かない「テフロン加工」のフライパンなら、大きさは20cmでも22cmでも26cmでも構いません。
なんだったら四角くて小さい卵焼きフライパンでもOK。
ただ、鉄のフライパンだとくっつきやすいので、扱いに慣れた人だけ試してください。
フライパンでの焼き方
- フライパンに火を付け、少し温める
- 食パンをフライパンに載せる
- フライ返して食パンを押さえながら1分半ほど中火で焼く
- 裏返して30秒ほど焼く
食パンは耳の部分が少し突き出している形状をしているので、ただフライパンに並べて焼くだけでは中心に焼き目がつきにくいんですね。
キツネ色の美味しそうな焼き目を作るためには、フライ返しで食パンの中心を押さえながら焼くのがポイント!
バターやマーガリン、またはオリーブオイルをフライパンに引いてから焼く方法もあります。
でも、パンが「ベタ~…」と油っぽくなって「カリッ!」と焼けないのと、あとでフライパンを洗うのが面倒になるので個人的にはお勧めしません。
フレンチトーストっぽい「べちゃっ」とした食感が好きなら、バターを塗ってから焼くのもアリだと思いますけど。
フライパンで焼くデメリット
私が一押しするフライパンで焼く方法ですが、デメリット(弱点)もわずかにあります。
それが以下の2つ。
- ピザトースト(具を載っける系)が焼けない
- 一度に複数枚を焼くのが難しい
みんなが大好きなピザトースト。
しかし、フライパンでは裏返さないかぎり「片面しか焼けない」という原則がある以上、チーズを焦がすのは不可能です。
フライパンに蓋をして、チーズを載せない裏面だけを弱火でゆっくりと焼けば、チーズを溶かすことは可能ですが、いまいち美味しくありません……。
また、フライパンでは一度に2枚焼くのは20~26cmのサイズのフライパンでは難しいでしょう。
28cmでギリギリ焼けるくらい。
8枚切りを2枚食べる人、6枚切りを2枚食べるような大食いの人だと、2回に分けて焼かないといけませんね……。
【第2位】魚焼きグリルで食パンを焼く
「魚焼きグリル」とはガスコンロに備わっている主に魚を焼くときに使う設備のこと。
実家では、この魚焼きグリルで母親がよく鮭とかサンマを焼いていなかったでしょうか?
魚焼きグリルの特徴は、300℃以上の高温になること。
フライパンで焼く以上に「かりっ」と焼けるため、人によってはこちらで焼いたほうが美味しく感じるかもしれませんね。
一人暮らしのアパート・マンションにはない場合もあるので、「もしあったら」という過程のもと話を進めます。
魚焼きグリルでの焼き方
- 魚焼きグリルを中火の強さで点火する
- 食パンをグリルの網に載せ1分焼く
- 食パンを裏返して1分焼く
オーブンレンジのように予熱も不要なので、想像以上に早く焼けますよ。
ガスコンロの仕組みは、グリル内の上部にだけヒーターが付いている「片面タイプ」がノーマル。
でも稀に「両面焼きタイプ」という高級機種もあるので、その場合は裏返す必要はありません。
また、魚焼きグリルで魚を焼くときは必ず焼き網のトレイに「水」を入れる必要がありますが、食パンのときは不要です。
上記の動画のように食パンに水をつけるとふんわり焼けます。
パンくずが落ちて汚れるのを避けたいときは、網の上にアルミホイルを敷いてから食パンを焼くといいでしょう。
魚焼きグリルで焼くデメリット
普段、魚を頻繁に焼いていてグリル内に魚臭さが染み付いていると
食パンが魚臭くなるのでは?
と不安に思うかもしれません。
……ですが、実際はそんなことはありません!
なんでも食パンを焼いているとき出る「水蒸気」のおかげで、加熱されている間は匂いがパンに移らない仕組みだとか。
ただ、加熱が終わってグリル内にそのまま食パンを放置していると、一気に魚臭くなります……。
それに魚焼きグリルはパワーが強い分、ちょっと目を離すと一瞬で食パンが真っ黒に焦げることも……。
というわけで、朝の支度を同時進行で進める忙しい時間には、ちょっと不向きでしょうね。
普段まったく魚を焼かないし、朝はわりと余裕があるという人には逆にピッタリかもしれませんけれど。
【第3位】餅焼き用の網で食パンを焼く
お正月になると餅を焼きますよね?
トースターがない家ではガスコンロに「餅焼き用の網」を載せて、そこで餅を焼く場合が多いでしょう。
なんと、その餅焼き用の網で食パンを焼くことができるんですよ!
あの分厚い餅がプク~っと膨らむくらいの火力を浴びるので、食パンなんてあっさりと焼けてしまうというわけ。
もしこれから購入予定なら「セラミック焼き網」がオススメ。
遠赤外線の効果で、外はカリッと、なかはモチっとした食感になり、焼き網の網目のおかげで見た目にも美味しそうな焼き目がつきますから。
似たような器具に「魚焼き網」がありますが、それでも同じように焼けるので代用してもOKです。
餅焼き用の網での焼き方
- 餅焼き用の網を置きガスコンロを弱火でつける
- 片面を1分焼き、裏返して1分焼く
食パンを裏返すときはフライパン返しではなく、菜箸や割り箸がベスト。
想像以上に火力がダイレクトに伝わるので、焼くときは目を離さないで「つきっきり」の体勢が望ましいですよ。
餅焼き用の網で焼くデメリット
餅焼き網で焼くときもフライパンと同様に、具材を載せたパン(ピザトースト系)は基本的に不可です。
裏返したときに、網にすべて落ちてくっつきますから……。
また、一瞬で食パンが焦げるほどなので、忙しい朝に他に用事をしながら焼くのは難しいでしょう。
【第4位】電子レンジ(オーブン機能)で食パンを焼く
一人暮らしの部屋にトースターはないけど、電子レンジはあるという人は多いハズ。
コンビニ弁当を温めたり、牛乳を温めたり、トースターより出番が多いので新生活をスタートするときに買う人は多いですよね。
でも意外と電子レンジのオーブン機能って、買ってから一度も使っていない人も多いのでは?
ちょっとデメリットはあるものの、食パンがまぁまぁ美味しく焼けるので試してみてください。
電子レンジ(オーブン機能)での焼き方
- 電子レンジに網か焼き皿をセットする
- 網(焼き皿)に食パンを載せる
- 「トースト」コースに設定しスタート
- 途中で開けてひっくり返し再スタート
電子レンジのオーブン機能は基本的に表面しか焦げません。
なので途中で扉を開けて、食パンをクルッとひっくり返すのをお忘れなく。
電子レンジでひと手間加えて美味しく焼く裏ワザ
上記の焼き方でも普通に食べられるレベルには焼けますが、いまいちカリッと美味しくはなりません……。
そこでお勧めしたいのが、ひと手間加える裏ワザ!
まず最初にオーブンを「240℃」の温度に設定して、5分間「予熱」します。
予熱が完了したら、庫内に霧吹きを「シュッシュッ」と吹きかけて湿り気を与えてから食パンをセット。
そして、240℃の温度で5分焼きます。
こうすると高温で表面がカリッと焼け、なおかつ庫内の湿気で中がふわっとした食感に焼き上がりますよ。
電子レンジ(オーブン機能)で焼くデメリット
電子レンジ(オーブン機能)で食パンを焼く最大のデメリットは、やはり時間がかかること。
電子レンジの機種によっては、普通のトーストコースで焼いても7分くらいかかることもあります。
それに上記の「ひと手間を加える」予熱した焼き方だと、合計で10分もかかります……。
時間がかかるということはそれだけ「電気代」を食うことにもなるので、時間&コストの面ではあんまりお勧めできませんね。
【第5位】ホットプレートで食パンを焼く
一人暮らしの部屋に友達を集めてお好み焼きパーティーをするとしたら、必須なのがホットプレート!
このホットプレートでも食パンは焼けます。
焼いた感じはフライパンと似ていて、なかなかに「カリッ!」とした食感になりますよ。
フライパンが汚れていて焼けないときなど、臨時で使うにはいいのでは?
ホットプレートでの焼き方
- ホットプレートのスイッチを入れ最大の温度に設定する
- 食パンを並べる
- 片面を1分ほど焼き裏返す
- 焼き色を見ながら裏面も1分ほど焼く
フライパンで焼くときと一緒で、基本的にバターやサラダオイルは敷かないこと。
ホットプレートの最大温度は250℃くらいと意外と高温になります。
砂糖がたくさん入っている食パンは焦げやすいため、ちょこちょこと焼き色を確認しながら焼いてくださいね。
ホットプレートで焼くデメリット
ホットプレートの種類によりますが、けっこうデカくて場所をとります。
使わないときはシンクの下の収納棚に仕舞っているのが普通ですよね?
これをいつも台所や食卓に置いておくわけにはいきませんし、食パンを焼くたびに用意するのも面倒くさい……。
というわけで、あくまで緊急時の「代用品」という位置づけですね。
【第6位】ホットサンドメーカーで食パンを焼く
ホットサンドメーカーは少し前にブームになったので、つい買ってしまった人いませんか?
買ったはいいけど2~3回使っただけで、押し入れにしまってませんか?(笑)
トースターがないから、これを普段の食パンを焼く道具にしてはどうでしょうか。
わりとコンパクトなのでトースターよりも幅をとらず、狭い台所でも邪魔になりませんので。
ホットサンドメーカーでの焼き方
わざわざ説明するまでもないですね。
ホットサンドメーカーの説明書にしたがって、食パンを2枚用意して、好きな具材やジャムを挟んで焼きましょう。
昨夜の食べ残したカレーを挟むとカレーパンになったり、アイデア次第でバリエーションは無限大です。
電気式でオートで焼けるので、セットしちゃえばあとは勝手に焼き上がるのは忙しい朝には嬉しいですね。
ホットサンドメーカーで焼くデメリット
ホットサンドメーカーの特性上、食パンは必ず2枚重ねて焼かないといけません。
少食の人はちょっと持て余すのではないでしょうか?
それに機種によっては8枚切りの食パンにしか対応していないので、6枚切りは焼けない場合も。
【追記】直火式のホットサンドメーカーには「食パン1枚」で焼けるタイプが登場しています。
【第7位】石油ストーブで食パンを焼く
昔ながらの石油ストーブって懐かしいですね。
私の実家でも冬は大活躍で、うえにヤカンを置いてお湯を沸かしたりしてました。
この石油ストーブの上に食パンを並べれば、ワイルドにこんがりと焼くことが出来ますよ。
当然ですがファンヒーター系では、上部が熱せられないので無理です。
石油ストーブでの焼き方
これも説明するまでもないですね。
あかあかと燃えているストーブの上に食パンを並べ、ただ焼くだけですから。
火傷をしないようにひっくり返すときは、菜箸を使いましょう。
石油ストーブで焼くデメリット
ストーブがガンガン使用される冬の間しか焼けないことが、最大のデメリット。
まさか食パンを焼くだけのために夏にストーブを出せませんものね……。
なんとなく衛生面で不安があるのも、気になるところです。
【番外編】トースターがないときに食パンをアレンジして食べる方法
トースターがなくて、かといって生のまま食パンを食べるのは抵抗がある……。
しかもフライパンや魚焼きグリルも家にない場合。
そんなときは、こんなアレンジした2つの食べ方はいかがでしょうか?
- 電子レンジで温める
- 油で揚げる
普通にトーストして食べるのに飽きたときに私が実際にやっている食べ方です。
電子レンジで温める
お惣菜パン(カレーパンや焼きそばパンなど)をたまに電子レンジでチンして食べたりしてませんか?
それと同じ要領で食パンを温めて食べる方法です。
温め方のポイントは、800Wの電子レンジなら食パン一枚(6枚切り)を20秒だけ温めること!
うっかり温めすぎると、へにゃ~としぼんで不味くなるのでご注意を。
600Wの電子レンジなら30秒弱を目安にしてください。
温める前に食パンにバターやジャムを先に載せて、それからチンするとジワーッと溶けて美味しいですよ。
油で揚げる
小さい頃、母親がパン屋で10円で買ってきたパンの耳を揚げて、簡単なおやつを作っていました。
超節約おやつなんですが、昭和に子供時代を過ごした人は必ず一度や二度は食べたのでは?
あれを食パン全体でやってみる方法がこちら。
作り方はホント簡単で、180℃ほどに熱したサラダ油で食パンをさっと揚げるだけ。
あとは粉砂糖をまぶしたり、きな粉をまぶして「きなこ揚げパン」風にしても良し!
ちょっとおしゃれにシナモンを振って、シナモンシュガートーストにしても良し!
場所を取らないポップアップトースターのススメ
一人暮らしでトースターを買わないっていう人は、いろんな事情があるみたいですね。
単に食パンを食べる機会が少ない人は、あえてトースターを買う必要はなく、フライパンや魚焼きグリルで焼けば十分だと思います。
でも、朝食は決まって食パン派という人ならば、やっぱりトースターはあったほうが便利ですよ。
もし台所が狭くて大きなトースターが置けないという事情があるならば、「ポップアップトースター」はいかがでしょうか?
ポップアップトースターとは、タテの溝に食パンを差し込んで焼く食パン専用のトースター。
焼けると「ポンッ!」と上に跳ねるように飛び出す様子から、その名がついた機械です。
日本だといわゆるトースターというと、パン以外の色んなものが焼けるミニオーブンタイプが主流ですが、外国ではポップアップトースターが主流なんですって。
ポップアップトースターのメリット・デメリット
ポップアップトースターのメリットは、コンパクトで場所を取らないところと、短時間で焼けるところ。
デメリットは、ピザトーストなど具材を載せる系は一切焼けない、パン焼き専用なので冷凍グラタンや冷凍ピザが焼けない点。
ただ、そういう用途の場合は電子レンジのオーブン機能を使えばいいでしょう。
デザイン的にも普通のトースターより格段におしゃれなので、キッチンの見た目にこだわる人でも抵抗感なく置けそうです。
まとめ
食パンをトースターなしで焼く方法は以下の7種類です。
- フライパン
- 魚焼きグリル
- 電子レンジ(オーブン機能)
- 餅焼き用の網
- 石油ストーブ
- ホットサンドメーカー
- ホットプレート
なかでも私がお勧めするのはフライパンで焼く方法。
一人暮らしを始めてから5年間くらいは、ずっとフライパンで焼いてましたよ。
でも、知人の結婚式に出席した際、引出物としてカタログギフトを頂いたんです。
そのなかに象印のトースターがありまして、それが届いた日からフライパンを卒業。
それからはトースターが壊れたら買い直すくらい「トースターひとすじ」に。
結論としてはトースターを買ったほうが楽ってことです。
朝食が食パンに決まっている人は買うべきだし、できれば高級機種を買うとより幸せに。
今度買い換えるときはバルミューダのトースターが欲しいですね。
食パンに何もつけないと太る?塗った方が良いジャムベスト3
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