- 一人暮らしは年賀状を実家に送るべきですか?
- メールやLINEをしない親には、年賀状を送るべきです。
- ただし、年末年始に実家に帰省する人、電話をかける予定の人は送る必要はありません。
年賀状ってどんどん書く人が減ってますよね?
家に届くのは数枚だし、このままだと近い将来には絶滅しそう……。
かといって自分から止める勇気はないし、親しい友だちだけには出す人がまだまだ多いはず。
迷うのが離れて暮らす田舎の両親ですよね?
- 一人暮らしは年賀状を実家に送るべき?
- 年賀状を実家に送るメリット
- 親に出す年賀状の書き方
一人暮らしを始めたばかりの大学生、または社会人も「年始の正しい挨拶」のためにこれを読んで今から準備しましょう。
一人暮らしは年賀状を実家に送るべきか?
結論から言うと、一人暮らしの人は実家にも年賀状を出すべきですね。
「親」と「子」という関係ですが、年始の挨拶として年賀状を出すのは変なことではありませんから。
会えない人には「新年の挨拶」をするのが常識
そもそも「年賀状」は、直接会えない人に対し文章で新年の挨拶をするためにあります。
両親が住む実家と、あなたの今住む一人暮らしのアパート(マンション?一軒家?)は離れていて、めったに会うことができないはず……。
そこで年賀状に昨年一年間の感謝の言葉を並べ
「また今年一年もよろしくお願いします」
と伝えるのが常識とされてきました。
親とは電話もメールもほとんどしない人ほど、この機会を活かして連絡を取るべきですね。
年賀状を出さないで良い場合
年賀状を出さないでいい一人暮らしの人も、もちろんいます。
それがこちらのタイプ。
- 年末年始は実家に帰省して直接挨拶をする
- 年が明けたら電話やメール(LINE含む)で挨拶をする
実家に帰省して親に新年の挨拶をすれば、当然ながら年賀状は送る必要はありません。
また、年賀状というアナログな手段ではなく、電話や電子メール(LINE等)で「明けましておめでとう」をするなら不要ですね。
一人暮らしが親に年賀状を出す3つのメリット
一人暮らしの人が親に年賀状を出すメリットは、こちらの3つです。
- 親に安心感や喜びを与えられる
- 口では言いにくいことでも文字なら表現しやすい
- 挨拶だけを簡潔に済ませることができる(詮索防止)
欧米には「クリスマスカード」がありますが、日本には更にもっといろんなメッセージが込められる素晴らしい年賀状という文化があります。
そのメリットを最大限に活かしたいところです。
親に安心感や喜びを与えられる
年賀状で済ますのではなく、ちゃんと帰省するか、それがムリなら電話の一本でもかけるのが理想です。
ただ、それすら出来ない(やりたくない)場合には年賀状に頼るのも悪くありません。
年賀状を受け取った両親は
- 親離れしたんだな
- 立派に自立したんだな
- 元気に暮らしているんだな
- 挨拶ができるほど大人になったんだな
と、安心したり喜んだりしてくれるのは確実でしょう。
年賀状をもらって気分を悪くする親はまずいませんよ。
口では言いにくいことでも文字なら表現しやすい
他人には気軽に「ありがとう」が言えますが、親だからこそ素直になれないのが普通。
でも、年賀状の形式を借りれば、ストレートで愛のこもった感謝の言葉をスラスラと書き並べることができるはず!
また、親の体を気遣うような言葉も照れずに書けますよ。
挨拶だけを簡潔に済ませることができる(詮索防止)
電車や飛行機で時間とお金をかけてわざわざ帰省したら、親から質問攻めにあう……。
仕事(勉強)はうまくいってるの?、恋人はできたの?
とか。
これが「帰省あるある」のひとつ。
また、年始だからと久しぶりに電話をかけたら、今の生活のことや交友関係について根掘り葉掘り訊かれたり……。
でも、たった一枚だけ年賀状を出してしまえば、簡潔に年始の挨拶が済んでしまいます。
親からの面倒な詮索を防止できるわけですね。
一人暮らしが実家に送る年賀状の選び方・書き方
友達や先生などには出し慣れている年賀状ですが、いざ実の親宛となると、ちょっとだけ変な緊張をしてしまうかもしれません。
でも、心は込めて送れば、きっと両親は喜んでくれるでしょう。
そんな実家に送る年賀状の選び方や書き方のポイントをご紹介します。
郵便局・コンビニ等で売っている印刷済みでOK
大学生も社会人も普段の生活が忙しくて、学生時代みたいに一枚一枚手書きをする時間のゆとりはないはず。
ここは妥協して、郵便局やコンビニで裏面が印刷された年賀状を買ってしまいましょう。
ネット注文なら宛名面も印字された年賀状が買えるので、超ズボラな人はそれを利用するのが一番楽ですよ。
宛名は両親の名前だけ?それとも兄弟や祖父母も書くべき?
実家に住んでいるのが両親(父親・母親)だけなら
花子様
と連名で書けばOKです。
でも、実家に兄弟や祖父母も住んでいる場合は
花子様
三平様
健太様
光様
と、ひとりひとりちゃんと名前を両親に続いて列記してあげると喜ばれますよ。
ただ、家族の人数が多い場合は
ご家族様
と、世帯主の名前だけ書いて、他の家族の名は省略してまとめてしまってもOK。
宛名面に書けるのはせいぜい4人までなので、それ以上の場合は最初から「ご家族様」にしてしまうのが常識です。
手書きのメッセージを添えよう
干支のイラストや
- 「謹賀新年」
- 「謹んで新年のお慶びを申し上げます」
- 「本年もどうぞよろしくお願いいたします」
といった文章が印刷された既製の年賀状を使うのは一向にかまいません。
ただ、それだけで出すといかにも手抜きで冷たい印象を与えてしまいます……。
面倒かもしれませんが、かならず
- 近況(最近なにがあったか?)
- 今年の抱負
- 今年の予定
- 次に帰省する予定
- 親の健康を気遣う言葉
などを手書きで書き入れましょう。
何も筆ペンではなくボールペンでもぜんぜんかまいませんので。
年賀状以外の挨拶の仕方
年賀状だけで実家への挨拶を済ませたいけど、それだけじゃ足りない気がする……。
そんなときは合わせてこんなアイデアはどうでしょうか?
- お年賀ギフトを送る
- ビデオ通話する
お年賀ギフトを送る
これまで生きてきて親になにも贈り物をしてこなかった大学生や新社会人などは、お正月を利用しちゃいましょう。
「お年賀ギフト」といって、年始の挨拶の意味をこめて品物を贈る習慣がありますから。
お年賀ギフトの中身は
- ハムやソーセージ
- 牛肉(しゃぶしゃぶやすき焼きセット)
- バームクーヘンやチョコ等のスイーツ
こんな生モノなど食品類が一般的ですよ。
帰省する予定がなんらかの理由で中止になったときにも、手土産の代わりに宅配便で実家に贈る人もいます。
ビデオ通話する
50~60代はもちろん、70代の方もスマホやタブレット等の端末を持つ率が高まっています。
昔はSFの世界だったビデオ通話も今は当たり前の存在。
年賀状に頼らず、お互いの顔を見ながら会話をしてみましょう。
顔を見て話せるんだから……とわざわざ帰省をしない言い訳にもできます。
まとめ
- 新年の挨拶として一人暮らしも実家に年賀状を出すべき
- 帰省したり電話(メール)をする予定なら不要
- 年賀状は出す側と貰う側の双方にメリットがある
もちろん、帰省して顔を見せるか、電話をして声を聴かせるのがベストです。
でもそれが出来ない場合には、新年の挨拶という形を借りて、近況報告と親への気遣いの言葉を送ったほうがいいですね。
ちなみに私も毎年、70代後半の両親に年賀状を出していますよ。
そんな年賀状の作成にはプリンターがあると便利ですが、これも買うかどうか悩みますよね?
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