コンバットとブラックキャップ、効果が高いのはどっちか実験

コンバットとブラックキャップ、効果が高いのはどっちか実験

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コンバットVSブラックキャップ、ゴキブリ退治の効果が高いのはどっち?

私はゴキブリを目にするだけでゾゾッ……とトリハダが立つくらい重度な恐怖症。

なので、殺虫剤を吹きかけたり棒で叩いて殺すことはしたくありません。(というか、頼まれてもできません)。

西門カジカ
西門カジカ

かといって一人暮らしなので、誰かがやってくれるわけでもなく……。

そこで私が手を伸ばしたのが「コンバット」と「ゴキブリキャップ」の毒エサタイプの駆除剤。

この2つは有名ですが、どっちが効果が高いのか気になりますよね?

そこで、ここでは

  • 私が実感した効果の差
  • コンバットとブラックキャップの違い
  • より効果が高い薬剤がある事実

などをご紹介していきますね。

※【お知らせ】この記事ではゴキブリの写真は掲載していませんが、動画内には映っていますので再生される際はご注意ください。
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コンバットVSブラックキャップ、どっちがゴキブリ退治の効果が高い?

まず結論から言っちゃいましょう。

コンバット(通常版)とブラックキャップなら、ブラックキャップのほうが効果が高いですよ。

その効果の違いを検証した動画がこちら。

【視聴注意】動いているゴキブリが映っています。

私はさすがにゴキブリを捕まえて実験することはできないので、勇気ある方が試した様子です。

結果を知りたいからといって、動いているゴキブリを眺めるのはキツイですね……。

そんな「動画を見たいけど、気持ち悪くてダメ」という人に検証結果を私が代わりにご説明しましょう。

実験した条件がこうです。

  1. 虫かごを2つ用意し、クロゴキブリをそれぞれの虫かごに投入
  2. 虫かごAには、コンバットのケースから取り出した毒のエサを入れる
  3. 虫かごBには、ブラックキャップのケースから取り出した毒のエサを入れる
※クロゴキブリとは、家によく出るタイプの真っ黒いゴキブリのこと。

こうして様子を観察しました。

そして約8時間後…………

コンバットを入れた虫かごのゴキブリは、様子が変わらず元気でした。

しかし、ブラックキャップを入れた虫かごのゴキブリは、全部がひっくり返って虫の息(ご臨終寸前の状態)。

コンバットを入れた方はその後、3日も生きていたそうです。

というわけで、即効性が高いのは圧倒的にブラックキャップという結果になりました。

効果の差は「毒の種類」が違うため

毒

ではなぜ同じような毒エサ剤なのに、こうも効果に差があるのでしょうか?

その秘密は使われている「毒の成分」の種類にありました。

コンバット(通常版)とブラックキャップではエサに入れられている毒の種類がまったく違うんですね。

  • コンバット⇒ヒドラメチルノン
  • ブラックキャップ⇒フィプロニル

ただ、素人がこの成分を見たところで「何がなんだか」分からないですよね?

そこでウィキペディアでそれぞれの毒の強さの説明をチェックしてみました。

ヒドラメチルノンの毒の強さ

経口投与試験での半数致死量は、ラットで1,100-1,300mg/kg、イヌで28,000mg/kg以上とほ乳類に対する毒性は低い。魚毒性があり、96時間の半数致死濃度はニジマスで0.16mg/l、ナマズで0.10mg/l、ブルーギルで1.70mg/lである。

出典:ウィキペディア

フィプロニルの毒の強さ

経口摂取による半数致死量であるLD50は、ラットで92mg/kg、マウスで49mg/kgである。ヒトの中毒は、0.14mgの経口摂取による軽度意識障害が報告されている。

出典:ウィキペディア

ブラックキャップの毒はコンバットの約10倍の強さ

ラット

食べたら半数のラット(ねずみ)が死んでしまう量だけを抜き出して比較すると、こうなります。

  • ヒドラメチルノン(コンバット)・・・1,100-1,300mg/kg
  • フィプロニル(ブラックキャップ)・・・92mg/kg

これだけの差があるんですね。

つまりブラックキャップの毒成分(フィプロニル)は、コンバットの毒成分(ヒドラメチルノン)の約10倍強いということ。

ブラックキャップを食べたゴキブリが8時間も経てば死んでしまうのも納得!

コンバットがどうしてあまり強くない毒成分を採用しているかというと、あくまで私の推測ですが、発売されたのが「かなり昔」だから。

当時のゴキブリには効果があったものの、現在の進化したゴキブリには効きにくくなっているのではないでしょうか。

余談ですが毎年5月10日は「コンバットの日」として日本記念日協会に制定されています。(笑)

コンバットハンターとブラックキャップならどっちが効果が強い?

ここまではコンバット(通常版)についての比較でした。

「え?通常版?、コンバットハンターって新商品?」とびっくりされる方も多いハズ。

実は今ってコンバットと一口に言っても全部で5種類あるんですね。

先ほどの動画で実験に使われていたのは、コンバット(通常版)であり、私たちがイメージするコンバットといえばこれでした。

コンバットは5種類(バージョン)ある

現在、ドラッグストアの店頭やアマゾンなどのショッピングサイトに並んでいるコンバットには5種類あるってご存知でしたか?

その5種類がこちら。

  • 「コンバット」(通常版/元祖)
  • 「コンバット」ハンター
  • 「コンバット」ブラックハンター1年用
  • 「コンバット」スマートタイプ1年用
  • 「コンバット」お外用

コンバット(通常版)は大型容器に入っていて、パッケージには4個しか入っていないタイプ(これが元祖コンバット)。

それに対して、より容器を小さくして、毒の成分を変えたのが「コンバットハンター」。

コンバットハンターの有効期限を1年に伸ばしたタイプが「コンバットブラックハンター1年用」。

コンバットブラックハンターをより小さく、狭いところに置けるような容器にいれたのが「コンバットスマートタイプ1年用」。

そして最後が屋外に置いて外のゴキブリ駆除に対応させた「コンバットお外用」です。

こちらがコンバットハンターです。


コンバットハンターとブラックキャップの効果は一緒

従来のコンバット(通常版)と新しい商品群(ハンター・ブラックハンター・スマートタイプ・お外用)の最大の違いとは?

西門カジカ
西門カジカ

それは「エサの毒成分」にあります。

従来のコンバット(通常版)はやや毒性の弱いヒドラメチルノンを使用していましたが、新しい商品群はすべてフィプロニルを採用しています。

ですから、新しいコンバットはブラックキャップで使われているのと同じ毒成分になったわけですね。

これがブラックキャップを意識して行った変更なのか、製造元に聞かないと分かりません。

ただ、これでコンバットハンター・コンバットブラックハンター・コンバットスマートタイプ・お外用は、ブラックキャップと効果の効き目は一緒になったといえるでしょう。

細かく言えば、エサの誘引力や、容器のデザインによるエサの食べやすさなどは微妙に違うかもしれません。

ただ、エサを食べたあとの死ぬまでの時間には差がないと言えますね。

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コンバットとブラックキャップの4つの違い

そうなると、結局コンバットの各商品とブラックキャップのどちらを買ったらいいか迷ってしまうはず。

そこでもっと詳しく両者を比較したい人向けに、その違いを表にしてみました。

有効成分(毒の種類)の違い

コンバット(通常版) ヒドラメチルノン
ブラックキャップ フィプロニル
コンバットハンター フィプロニル
コンバットブラックハンター フィプロニル
コンバットスマートタイプ フィプロニル

コンバット(通常版)のみヒドラメチルノンで、他はすべてフィプロニルを使っています。

有効期限の違い

コンバット(通常版) 約6ヶ月
ブラックキャップ 約1年間
コンバットハンター 約6ヶ月
コンバットブラックハンター 約1年間
コンバットスマートタイプ 約1年間

設置してから「どれだけ効果が持続するか」という使用できる期間の違いです。

メーカーが推奨する設置数の違い

コンバット(通常版) 1~2個
ブラックキャップ 1~2個
コンバットハンター 2~4個
コンバットブラックハンター 2~4個
コンバットスマートタイプ 2~4個
※すべて10㎡当たりの設置数(10㎡は約6畳ほどの広さ)

生産国(原産国)の違い

日韓の国旗

コンバット(通常版) 韓国
ブラックキャップ 日本
コンバットハンター 韓国
コンバットブラックハンター 韓国
コンバットスマートタイプ 韓国

どこの国で作られているかという違いでは、ブラックキャップは日本製、コンバットは全種類すべて韓国製であることが分かりました。

ブラックキャップはアース製薬が日本で製造しています。

しかしコンバットはKINCHOが販売元ながら、すべて韓国ヘンケルホームケア有限会社が韓国で製造しています。

コンバットとブラックキャップは併用してもOK?

コンバットを買ったけど、効き目に疑問をもってブラックキャップも買ってしまった!

こんな風に、メーカーも種類もバラバラの商品が手元に揃っていませんか?

でも、大丈夫!コンバットとブラックキャップは併用してもまったく問題ありません。

洗剤には混ぜて使ってはいけない商品もありますが、こういった毒エサ剤については、むしろ併用したほうがいいくらいなんですよ。

併用しても良い理由

甘い匂いに誘われるゴキブリ

それはなぜかというと、それぞれの商品でゴキブリを誘引するエサの香料や味などが違うため。

つまりいろんな種類を使ったほうがゴキブリ駆除の効果がアップするわけなんです!

コンバットにはハチミツやピーナッツの香料、ブラックキャップには水飴や液糖が含まれています。

ゴキブリの種類や個体によっては好き嫌いが、きっとあるでしょう。

ですから、ゴキブリAはコンバットのエサは好きだけど、ブラックキャップのエサは嫌い。

逆にゴキブリBはコンバットのエサは嫌いだけど、ブラックキャップのエサは好きでよく食べる……なんてケースがきっとあるはず。

西門カジカ
西門カジカ

だから家の中にいろんな毒餌剤があったほうがいいに決まっています!

コンバットとブラックキャップを交互に使うと効果的

コンバットとブラックキャップを併用して使うのも有効策ですが、両方を買ってしまうと数が余ってしまう場合も……。

そういうときは、今年はコンバットを使うので、来年はブラックキャップを使う。

そうやって交互に一年ごとに切り替えるのもひとつの手。

また、一年中ゴキブリが出やすい家なら、半年ごとに交互に使うのもグッドアイデアでしょう。

コンバットやブラックキャップより効果が高いホウ酸団子

ホウ酸団子

私はいま一人暮らしですが、その前はずっと実家ぐらし。

その実家は築30年以上のボロボロの家だったので、しょっちゅうゴキブリが出ていました。

それを見かねた母親がコンバット(通常版)を買ってきて、家に仕掛けたんです。

……しかし、あまりゴキブリの数は減らず、効果は実感できませんでした。

当時からゴキブリが大嫌いで見るのも嫌だった私は、新聞で紹介されていた「ホウ酸団子」を作ってみたんですね。

ホウ酸団子とは、ゴキブリにとって毒になるホウ酸を入れた小麦粉を練って作るお団子のこと。

たしかゴキブリを惹き寄せるために、好物の「玉ねぎ」をみじん切りにして、たくさん入れて作った記憶があります。

それを半信半疑で家中に設置してみたところ、その効果は絶大!

家の中や玄関の外で、ひっくり返って死んだゴキブリを何匹も見かけましたよ。

その後、数年間は家の中でゴキブリを見かけなかった気がします。

効き目はスゴイが作るのが面倒くさいホウ酸団子

私はここ数年、ブラックキャップを愛用してます。

しか~し、やはり効き目という意味では「手作りのホウ酸団子」に勝る毒エサ剤はないと思いますね。

ただ、仕事で忙しいのもあって自分ではホウ酸団子を作る時間がありません。

それにあれってニオイが強いし、手にベタベタつくので自分で作るのは気持ち悪くて気乗りしないんですよ……。

なのでもしブラックキャップやコンバットの効果に満足できないときは、市販のホウ酸を使った毒エサ剤を選びますね。

たとえばこの「ゴキちゃんストップ」。

12個入なのに値段は少々高めですが、業務用のゴキブリ駆除薬で、しかも医薬部外品なので効き目はかなり高いはず。

私も来年はこっちを使ってみようかと思っています。


毒餌剤を「何個設置するか?」が重要なポイント

どの毒エサ剤を選ぶかということは、もちろん大切。

ですが、私がもっとも大切だと考えるのが毒エサ剤を「何個設置するか?」なんです。

コンバットの通常版の効き目が弱いのは、毒の種類が原因だけじゃなくて、「数」に問題があると思うんですよね。

コンバット(通常版)は約500円するにも関わらず、個数は「4個」しか入っていません。

コンバットはひとつひとつが大型容器に入っていて、有効範囲が広めに作られている事情も理解できます。

でも、たった4個しか入っていないと各部屋に1個か2個しか置けず、ゴキブリに食べてもらうには数が少なすぎるんですね……。

奮発して2つまとめて買っても8個で、数が倍になるだけ。

ブラックキャップは12個、手作りホウ酸団子は30個

一方、ブラックキャップは12個入り。

もちろんブラックキャップは、容器が小さいので単純には比べられません。

ただ、12個もあれば、各部屋に3~4個は置けるので、それだけゴキブリに食べられる機会が増えるのは当然でしょう。

その点、ホウ酸団子を分量通り作ると、だいたい30個以上になります。

ホウ酸団子が効果の高さを実感しやすいのは「数の多さ」が少なからず影響しているはず!

それだけの数が出来ると、かなり贅沢な置き方ができるんですね。

各部屋に6個くらい置いても、ゴキブリが出やすい台所には10個くらい置ける余裕がありますから。

というわけで、毒エサ剤を選ぶときは内容量(入っている数)に注目してみてくださいね。

ゴキブリ退治の道具は用途によって使い分けよう

くん煙剤

ここまでコンバットやブラックキャップという2つの毒エサ剤ばかり取り上げてきました。

でも、ゴキブリ退治の道具は用途によって使い分けるのが大切。

コンバットやブラックキャップなどの毒エサ剤は、家中の隠れたゴキブリを一網打尽にするための道具。

一見すると最強に見えますが、ペットや赤ちゃんがいる家庭では使うのが難しいかもしれません。

そんなときはアースレッドやキンチョウジェットなどの「くん煙剤」がいいでしょう。

くん煙剤は煙で家中の害虫を駆除する薬剤で、使うときは家の外に避難しないといけませんが、効き目は確か。

いま目の前にゴキブリが出現したら、毒エサ剤やくん煙剤では間にありません。

そんなときはアースジェットやゴキジェットプロ、瞬間凍結させるスプレーが適役。

最近はこういう殺虫剤の威力もすさまじくレベルアップしているので、ちょっとスプレーが当たっただけで、ゴキブリはひっくり返って死んでしまいます。

それだけ使用には注意が必要なものの、目前にいるゴキブリを殺して、そのあと片付ける勇気がある人は、買い置きしておくと「いざ!」というとき役立ちますよ。

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まとめ

コンバットとブラックキャップはどっちが効果が高いのか、私の実体験をもとにお伝えしてきました。

内容をざっくりまとめると

  • コンバット(通常版)よりブラックキャップの方が効果が高い
  • コンバット(通常版)とブラックキャップの違いは毒の成分
  • コンバットハンター/コンバットブラックハンター/コンバットスリムタイプならブラックキャップと効果は同じ
  • コンバットとブラックキャップは併用しても大丈夫
  • もっとも効果が高いのが手作りのホウ酸団子
  • 効果を高めるポイントは毒エサ剤の設置数を増やすこと

このようになります。

私はコンバット(ハンター)より少し値段が安いので、最近ではブラックキャップをリピート購入しています。

あくまで個人的な意見ですが、日本製なので作りがしっかりしている気がしますね。(それも選んでいる理由のひとつ)

12個入りなので、一人暮らしのアパートなら1つ買えば、それで間に合うと思いますよ。

ただ、置き場所だけはしっかり選ぶ必要がありますが。

そのへんのブラックキャップの置き場所についてはこちらの記事でくわしく解説していますので、よろしければご覧ください。

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ブラックキャップの置き場所【完全版ガイド】26か所を解説

最近よく見かけるゴキファイタープロとの比較は、こちらをご覧ください。

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