ゴキブリを殺したあと、リビングの床に残された無残な死骸……。
なんとか勇気を振り絞って退治したのはいいけれど、それをどうやって処理したらいいか途方に暮れていませんか?
あんな汚くて気持ち悪いものを少しでも触るなんて、ゾッとします……。
広がった羽、潰れて飛び出た内臓、ちぎれて落ちたギザギザの足……。
今こうして想像して書くだけで鳥肌がゾワゾワっ!
結婚している女性なら、旦那さんが帰ってくるまでそのまま放置しておけばいいですが、その旦那さんまでゴキブリが超苦手だったりします。
最近の若い男性は、そういう人が増えているような……。
そこで、ここでは
- ゴキブリを殺したあとに触れないで処理する方法
- ゴキブリの死骸を処理する時の注意点
- ゴキブリの死骸はどこに捨てればいいか?
など駆除したあとの後始末の方法をまとめていきましょう!
PICK UP
ゴキブリが一人暮らしの部屋に!虫嫌いな女子向け対処法5選
ゴキブリを殺したあと触れないで処理する方法11選
ゴキブリを殺したあと、リビングなどの床に転がっているゴキブリの死骸。
これをいかにさわらないで、なるべく体から遠ざけた状態で、安全確実に処理する方法がこちらの11種類。
- ガムテープ←おすすめ
- 虫取り網
- ゴミトング
- ドライヤー
- 掃除機
- ホウキとチリトリ
- ペットボトル
- ティッシュとビニール袋
- 新聞紙や広告チラシ
- 割り箸
- 虫虫ゲッター←おすすめ
では、それぞれくわしくご紹介していきましょう。
ガムテープ
私が自信をもってお勧めする方法が「ガムテープ」にゴキブリの死骸をくっつけて捨てる方法です。
これが私のイチオシ!
「えー、あんな薄いものでゴキブリを捨てるなんて……」と抵抗感を持つ人も多いかもしれません。
そう、ただ切ったガムテープを手に持ってゴキブリの死骸に接近するのは、さすがにムリです。
私がやっているのは、こうです。
丸めた新聞紙の棒に、ぐるっとガムテープ(接着面を外に向けて両面テープのような形にしたもの)をくっつけて、それでゴキブリの死骸を貼り付ける方法。
こうすれば、棒の長さだけゴキブリの死骸と距離を保てますし、手や指にゴキブリの感触が伝わることがありません!
家の中にある手近な棒といえば、ホウキが挙げられますが、今の人ってあまり家に置いてないかもしれませんね。
そんなときは新聞紙を丸めて棒状にしたり、ダンボールを細長く切って丸めたりして、その先にガムテープをつければOKですよ!
虫取り網
小学生以下の子供がいる家庭ならたいていは置いてある「虫取り網」。
これもゴキブリの死骸を移動させるのに手を触れないで済ませる便利グッズになります。
殺虫スプレーをかけて退治したゴキブリの上から虫取り網をかぶせます。
そしてそのままズルズルと床を引きずって、玄関から外へと運び出してしまいましょう。
うまくすくい取って網の中に入れれば、ゴミ箱に投入することだって出来ますよ。
私も何度かやったことがありますが、手を汚さず、それに加えてゴキブリの死骸から「離れた状態」で出来ました。
だから、恐怖感を感じずに処理が可能です。
ゴキブリが超苦手な人でも怖くないですよ。
なるべくならトンボなどを捕まえる普通の虫取り網が適してます。
ザリガニなどを水中の生き物を捕まえるための虫取り網だと、ちょっとやりにくいでしょう。
網は使った後、よく洗っておけば、使い捨てにする必要もありません。
ゴミトング
もし家にあればの話ですが、家の周りに落ちた空き缶などのゴミを拾うための「ゴミトング」はいいですよ。
街頭で空き缶拾いをしている人を見たことがありませんか?あの作業で使っているでっかいトングのことです。
もともと通行人が捨てたような汚れて触りたくないゴミや、素手で触ると危険な割れたガラス瓶など安全に掴むための道具。
長さもモノによりますが、30cm~75cmほどありますから、体から遠ざけてゴキブリを掴んで処理が可能です。
ドライヤー
物理的に接触したくない!道具を介して触るのだってムリ!
という重度のゴキブリ恐怖症の人は、こうなったらもう「ドライヤー」に頼るしかありません。
ドライヤーをコンセントに差し、スイッチを入れて、最強レベルにした風(熱風でも冷風でも)をゴキブリの死骸に当ててください。
この方法の弱点は、ただ風力だけでゴキブリを押すことしか出来ない点……。
物がたくさん置いてある部屋だと難しいかも……。
ゴミ箱やビニール袋に入れるのは実質的に不可能ですから、そのまま風の力で玄関へ押していき、そのまま外へ送りだすしかありません。
アパートやマンションだと共有の廊下になるので、そこに死骸を置き去りにするのはちょっと迷惑かもしれませんね。
掃除機
どこの家でもある家電製品のひとつ「掃除機」。
この吸引力に頼って、ゴキブリの死骸を吸い込んでしまい、人目のつかないところに隠してしまうのもひとつの手です。
ただし、問題もいくつかあります。
吸い込んだ掃除機のゴミパックを処理するときに気持ちが悪いですし、卵をかかえたメスのゴキブリだった場合、なかでゴキブリが孵ってしまう危険性が……。
個人的には絶対にこの方法は試したくありません。
どうしても掃除機でしかムリという人は、ゴキブリを吸い込んだ後のゴミパックは、なるべく速く捨てるようにしたほうがいいでしょう。
ホウキとチリトリ
ゴキブリを殺したあと、家のなかに点々と散らばったゴキブリの死骸を一つ残らずかき集めるには「ホウキとチリトリ」が一番。
ゴキブリを新聞紙などで叩き潰した後ってどうしても、羽だったり、足だったり、あるいは頭などがモゲしまい、あちこちに散乱してしまいます。
これらを手を触らずパーフェクトに捨てるなら、ホウキが適役です。
チリトリですくい上げれば、そのまま死骸をゴミ箱にザザーっと投下できるので手に触れる危険性もゼロですね!
ペットボトル
各所でお勧めされているのが「ペットボトル」で拾うという方法。
「あんなものでどうやって?」といまいちピンときませんが、真ん中から半分に切ったペットボトルで死んだゴキブリをすくあげて捨てるんです。
ただ、ペットボトルは円形ですし、透明でなおかつ薄いので、ゴキブリ嫌いの人にはかなりハードルが高い方法と言わざるを得ません。
私にはちょっと無理ですね。
ティッシュとビニール袋
それほどゴキブリに抵抗感がない人向けの方法が「ティッシュとビニール袋」を使うやり方。
死んだ後のゴキブリは床に転がっていると思いますが、この上からティッシュを重ねて数枚(5~10枚くらい)かぶせます。
上からティッシュをかぶせてゴキブリの姿を見えなくした状態で、ビニール袋を手にかぶして、ぐっとティッシュごとゴキブリの死骸をつかみます。
そして、そのままゴミ箱へGO!
ティッシュを多めに重ねればゴキブリの感触はほぼ感じなくなるので、その点でも賢い方法かなって思います。
ゴム手袋があるといいかも?
新聞紙や広告チラシ
いまでは新聞を取っている家庭は少なくなりました。
でも、「古新聞」や「折り込みの広告チラシ」があると重宝しますよ。
新聞紙を何枚か抜き出してクシャクシャにシワをいれて、それでグワシとゴキブリの死骸をつかんだり、ゴキブリの死骸と床の間に新聞紙を滑り込ませてすくい上げてゴミ箱に運ぶ方法がそれ。
どうせ捨てるものなので、何枚ムダにしようが懐は痛みません。
しかも新聞紙ってかなり分厚くしっかりとしているので、ゴキブリの感触を感じないで済むという利点もあります。
割り箸
キッチンの引き出しにお弁当を買ったときに付いてきた「割り箸」はありませんか?
知らず知らずのうちにけっこうストックされるものなので、2~3膳はあるのではないでしょうか。
この割り箸で、ゴキブリの死骸をつまんで捨てる人もけっこういるようです。
私の周りにも割り箸を使う人がいます。
ただし、割り箸はけっこう短いものなので手を接近させないといけなくて、しかも剥き出しの状態でゴキブリの死骸を運ぶのは勇気が要ります。
割り箸でつかむときはゴミ箱をすぐそばに寄せて、さっとつかんで、さっと手を離すようにしたいですね。
割り箸自体も汚いので、そのままゴミ箱へ投下です。
虫虫ゲッター
ティッシュや新聞紙で包むのはイヤ、掃除機で吸うものイヤ、ホウキは家にない……。
そんな方はゴキブリが多発するシーズンのまえに、ゴキブリ処理グッズをご用意してはどうでしょうか?
なにもゴキブリグッズは退治用だけではなく「死んだ後の処理用」もあるんです。
その代表的な商品が「虫虫ゲッター」。
【虫虫ゲッターの紹介動画】
この虫虫ゲッターは、先端に360℃開閉するブラシのようなものが付いたスティックで、手元のトリガーを押すとそれが開閉します。
つまり体からゴキブリの死骸を遠ざけた状態で、死骸をガッチリキャッチし、そのままゴミ箱やトイレにポイッと捨てられるわけですね。
さすが死骸処理専用に作られているだけあって、作りはしっかりしていますし、クモやカメムシ、ムカデなど他の害虫処理にも使えます。
絶対に触りたくない、そもそも近寄りたくないという人はこういう便利グッズをご用意してはどうでしょうか?
▼実際に使って試してみたレビュー記事がこちら▼
ゴキブリの死骸を処理する前の注意点
叩いて潰したり、殺虫スプレーで息の根を止めたと思って、ゴキブリの死骸処理に移ろうとしたら、急に元気よく動き出した……。
もう~、腰を抜かしてしまいますよね?
私にはそんなビックリ仰天した経験が過去に一度あります。
もう~~心臓が止まるかと思った!
頭が潰れているから死んだと確信していたのに、ヒョコヒョコ動き出したらホラー!
そんなゴキブリの死骸を片付ける前の注意点をおさらいしましょう。
死んだふりをしていないか?
ゴキブリが意図的に死んだフリをしているかは定かではありませんが、奴らはかなり生命力の強い虫。
なんでも頭を潰されてもそこには脳みそがないため、しばらくは生き続けるとか……。ゾッとします。
だからこそ、しっかり「完全に死んでいるか?」、それを確かめる必要があるんですね。
死んでいるか確認する見分け方
遠目でもいいのでまず確認すべきは、ゴキブリが「うつ伏せ」なのか「仰向け」なのかという体勢。
ゴキブリは生きている間はうつ伏せで行動しますが、死んでしまうと足が内側に折りたたまれ、その結果として仰向けの体勢になってしまうのです。
夏の終りに路上に転がって死んでいるセミもみんな仰向けになっていますよね?
いわゆる「セミファイナル」状態。
あれと同じ状態が大半の虫にとって「死んでいる」というサイン。
ですから、単純にゴキブリが仰向けになっていたら死んでいる、うつ伏せならまだ生きていると判断。
即、殺虫スプレーなどを更に吹きかけて、完全に息の根を止めてしまいましょう。
また、ゴキブリの長い触覚もひとつの目安。
生きているゴキブリは始終、あの長い触覚をちょこちょこと動かしていますので、触覚の動きが完全に静止しているかもしっかりチェックしてみてください。
ゴキブリの死骸はどこに捨てる?
ゴキブリを殺したあと、困るのが「その死骸をどこに捨てるか」という問題。
生理的に家の中にずっと置いておくのは、抵抗感がある人も多いでしょう。
たとえ目の届くところになくてもイヤだなぁ。
そんなゴキブリの死骸の捨て場所は、大きく分けて3つになります。
ゴミ箱(ビニール袋)
目の届くところに無いなら家の中に置くのもかまわないという人は、普通にビニール袋を入れたゴミ箱に捨てればOK。
ただし、無造作にゴミ箱に捨てるのはちょっと危険です。
ゴキブリのメスは卵を産んだ後、その卵をしばらくお腹に付けたまま行動する生き物。
もしそんな卵を持ったメスのゴキブリを仕留めたとしたら、卵だけは生きているので、そのままゴミ箱で長く放置するのはキケン。
ゴミ箱の中で卵から孵ってしまう恐れがあるので……。
ゴキブリの卵(卵鞘)は殻に包まれているため、殺虫剤を噴霧しても効果がありません。
そんな映画「エイリアン」みたいな状況にならないための予防として、ゴキブリの死骸を捨てたゴミ袋は速やかに密閉(密封)し、家の外に出してしまいましょう。
そして、次のゴミ回収の日には忘れず出してしまうのがベストです。
家の外
ゴキブリが死んだ後、家の外までドライヤーの風で吹き飛ばしたり、ホウキで掃き出す。
または、虫取り網で捕まえて、そのまま「家の外へ放り出してしまう」のも有効な手段です。
家の外に追い出すのが一番安心です!
住んでいる場所や家の形態によりますが、私が実家に住んでいたころはそうやって家の外に追いやったゴキブリの死骸も翌日にはアリが群がって掃除をしてくれていましたよ。
さすがにマンションやアパートの廊下だと共有部分なので、他人の迷惑になるため、ちょっと無理な方法にはなりますが……。
トイレ
トングや割り箸、虫虫ゲッターなどのゴキブリをつかんで処理をする場合なら、そのままトイレへと運んで便器の中へ投下。
そのまま「大」のスイッチを押して、ジャーっと流してしまいましょう。
排泄物や臭いが逆流してこないように、まず100%ゴキブリが戻ってくることはありません!
最初からトイレで流すことを想定して、トイレットペーパーで死骸をくるんでしまうのもいいですね。
便器の水が溜まっている場所へゴキブリを落とすときは、便座など周辺部に触れないようにご注意ください。
ゴキブリを殺したあとの掃除
ゴキブリは汚いもので気持ち悪いというイメージは誰でも持っていますよね?
でも、それは先入観や思い込みではなく「事実」。
ゴキブリは大腸菌・サルモネラ菌・腸炎ビブリオなどの食中毒になる病原菌を保有しています。
また、ゴキブリのフンは喘息やアレルギーの原因にもなるとか。
ですから、ゴキブリの死骸を処理したあとは、しっかりと清掃と除菌をする必要があるんですね。
仕留めた場所や通り道を掃除する方法
ゴキブリを殺したあとは死骸を捨てるだけでは、現場に「汚れ」が残ったままです。
ゴキブリはアブラムシとも呼びますが、だからといって這い回った跡が油っぽくなったりはしませんし、特別な臭いがつくわけではありません。
でも、目には見えない菌がいっぱい……。
できれば使い捨てのビニール手袋をつけて、拭き掃除をしましょう。
そのときの手順がコチラ。
(1)除菌用アルコールで拭き掃除
ゴキブリは菌を保有しているため、普段よく出没するエリアはもちろん、殺したあとの床はしっかりと除菌をしておく必要があります。
気分的にもグチャッと潰した跡や、殺虫スプレーがついた床をそのまま放置するのはよくありません。
ペットや小さい子供がいたら徹底掃除が必須!
そこで出番になるのが除菌用アルコール。 キッチン用のアルコール除菌スプレーとして売られているもので十分です。
これをゴキブリが通った道、ゴキブリを殺した現場にシュッシュッシュッと吹きかけて、使い捨てのキッチンペーパーなどでしっかりと拭き取ります。
除菌用アルコールスプレーは使ったあとの乾拭きは不要なものの、念の為、乾いた雑巾で拭き取っておくと安心ですね。
(2)ハッカ油のスプレーか酢のスプレーで予防策
ゴキブリはある種のハーブを嫌がると言われていますが、そのひとつがハッカ。
このハッカのアロマオイル(ハッカ油)を水に溶かしてスプレーをしておくと、忌避剤となってゴキブリの出現を防いでくれます。
「ハッカ油スプレー」の材料がこちら。
- ハッカ油・・・数滴
- 水・・・100ml
- 無水エタノール・・・10ml
これらをスプレー容器に入れてよくシェイクするだけ。
ハッカ油スプレーをゴキブリが現れた場所を重点的に吹きかけておきましょう。
また、酢を5倍の水で溶かしたスプレー液を噴射するのも忌避の効果があります。
ゴキブリの3つの特徴と習性
ゴキブリは人間の生活にもっとも身近な虫とも言えるので様々な噂が飛び交っています。
そのなかでゴキブリを退治するときに知っておいたほうがいい特徴と習性を3つご紹介しますね。
死ぬ前に卵を産むはウソ
ゴキブリは死ぬ前に「最後っ屁」のように卵を産む……。
特に叩いて潰そうとすると、あちこちに「卵を撒き散らす」から後々大変なことになる……。
そんな噂を聞いたことがないでしょうか?
しかし、それはまったくのウソ!
たしかに家の中で遭遇することが多いチャバネゴキブリは産んだ卵を抱えて行動をしています。
しかし、何も死ぬ直前に産むわけではありません。
もちろん、ずっとゴキブリを追いかけ回しているとその卵をどこかで落として、そこから子供が孵ってしまう危険性はあります。
死骸が仲間のエサになる
ゴキブリは死ぬと仲間がその死骸を食べてしまう……。←これは本当のことです。
ホウ酸団子やブラックキャップなどの毒入りのエサは、この習性を利用します。
だから死骸には「見せしめ効果」はないんですよ。
毒入りの餌を食べた本人と、その仲間たちを一網打尽にやっつける効果が見込めるんですね。
ゴキブリの死骸は見せしめになる?逆効果になる6つの理由
すべてのゴキブリが飛べるわけではない
ゴキブリを殺すとき「空を飛んでこちらへ向かってきたら……」と恐れる人が多いはず。
でも、家の中でよく見かけるチャバネゴキブリは飛ぶことができません。
飛べるのはクロゴキブリやヤマトゴキブリといった数種類に限られます。
どの種類のゴキブリが出現しやすいかは、住んでいる地域や環境によって違います。
やっぱり黒いゴキブリほど要注意ですね。
画像を見るのもイヤかもしれませんがインターネットで検索し、家の中にどの種類のゴキブリが出やすいか確認しておくと、あとあと対処がしやすいでしょう。
【付録】知っておきたいゴキブリの基本的な対処法
最後にゴキブリについて知っておきたい基本的な対処法を解説します。
ゴキブリを殺す方法と、生息させないための知識、なぜ退治してもいなくならないのか、その理由をコンパクトにまとめました。
ゴキブリを殺す方法4選
殺虫スプレー
ゴキブリを殺すにはやはりもっとも確実で手を汚さない方法が殺虫剤(スプレー)を使うやり方。
最近の商品は様々なバリエーションがあり、瞬間的に凍らせて動きを止めるものなどユニークなタイプも。
熱湯
いくら生命力が強いゴキブリとはいえ、熱々の熱湯をかければ、さすがに昇天します。
風呂や台所など水をかけても支障がない場所なら、電気ポットで100℃に沸かしたお湯をかけてみましょう。
その際は、やけどには十分にご注意を。
洗剤
食器を洗う中性洗剤のなかで「界面活性剤」が成分に入っているタイプなら、ゴキブリにドボドボかければ間違いなく殺すことができます。
これは何も洗剤に毒性があるわけではなく、ゴキブリがまとっている油を界面活性剤が溶かし、そのせいで窒息してしまうため。
蚊取りスプレー
蚊やハエなど空を飛んでいる虫を殺すスプレーもゴキブリには有効です。
手元にゴキブリ用の殺虫スプレーがないときは、とりあえずお試しあれ。
ゴキブリを生息させないコツや方法
ホウ酸団子(毒入りエサ剤)を置く
自分で作るホウ酸団子や市販されているコンバットやブラックキャップ。
「本当に効くのかな?」と効果を疑問視する人も多いでしょう。
でも、ほんとうによく効くんです!
私も愛用者ですよ。
昔は自分でホウ酸団子を作って、家の各所に置いていたことがあり、それから数年は一匹も見かけることはなくなりました。
いまは作るのが面倒なので、市販の「ブラックキャップ」という製品を使っています。
バルサンを焚く
家のなかにいるゴキブリを全体を手っ取り早く駆除するには、昔ながらのバルサンが有効。
2~3時間は家から避難しないといけませんが、出かけるまえに設置しておくなどして工夫すればいいでしょう。
ゴキブリホイホイを設置する
昔はゴキブリ退治の代名詞だったゴキブリホイホイ。
いつもその場所にゴキブリが出現するなら、そこに仕掛ければ、かなりの高確率で捕らえることが可能です。
子供の頃はゴキブリ退治といえばコレでした。
ゴキブリホイホイのなかにゴキブリが大好きなピーナッツバターを入れておくと、より引き寄せる効果が高くなりますよ。
ハーブの匂いをつける
ゴキブリには嫌いなものがあり、そのひとつがハーブの匂い。
こうしたハーブを利用したハーブオイルを家のゴキブリが侵入しやすい場所にスプレーしておけば、ゴキブリは嫌がって回れ右をして去っていくでしょう。
水回りの掃除をする
ゴキブリは人間の食べ残しや生ゴミ、あるいは風呂場の石鹸カスや垢だって食べてしまいます。
台所の三角コーナーの生ゴミもヤツらの餌に……。
みすみすゴキブリに食料を提供しないために、生ゴミはこまめに捨てる、水回りの掃除を徹底する、これが大切です。
涼しく湿度が低い状態をキープ
ゴキブリは冬になると姿を消すように、本来は寒さに弱い虫。
逆に暖かくてジメジメとした場所が大好きです。
なので家の中を一年中そのような状態にはしないよう、冬場でもなるべく換気をし、ゴキブリが越冬できない環境作りを心がけてください。
ヤモリを放し飼いにする
生き物のなかにはムカデやクモなどゴキブリを捕食する人間に味方となる益虫もいます。
ただ、いくらゴキブリを食べてくれるからといって、そんな気持ちの悪い虫を家の中で飼うのはさすがに抵抗がありますよね?
しかし、それがヤモリならいくらか抵抗感がなく、見ようによっては可愛くさえ感じられます。
害虫を駆除する目的でヤモリを家の中で飼ってはいかがでしょうか。
ゴキブリがいなくならない5つの原因
様々な対策を講じても家の中からゴキブリがいなくならない場合。
その場合は、環境的に「根本的な原因」を抱えている可能性が高いです。
以下のような条件にあなたの家(一軒家・アパート・マンション)は該当しないでしょうか?
- 集合住宅全体でゴキブリの巣になっている
- 下の階が飲食店やコンビニになっている
- すぐ横にゴミ収集所がある
- 近くに飲食店やスーパーがある
- 下の階の部屋が空き家の状態が長い
これらの条件に当てはまる住居の場合、どれだけゴキブリを殺しても、家に出ない対策をしても、「いたちごっこ」のように終わりがありません。
室内で駆除しても、室外から続々と侵入してきますから。
そういった場合は、周りの環境を変えようと協力を求めるか、最終手段として引越しをするしかないですね……。
まとめ
ゴキブリを殺したあと、触らないで始末する方法についてお伝えしてきました。
その方法をあらためて、おさらいしましょう。
- ガムテープ
- 虫取り網
- ゴミトング
- ドライヤー
- 掃除機
- ペットボトル
- ティッシュとビニール袋
- 新聞紙や広告チラシ
- 割り箸
- ゴキブリ処理グッズ(虫虫ゲッター)
この11個のうち私が個人的に勧めるのがガムテープでくっつけて捨てる方法。
私はゴキブリを見るのもイヤ、半径1m以内に近づけないという超苦手な人間。
でも、この方法なら離れた場所から「ピタッ!」と棒の先につけて、そのまま捨てられるので、なんとか自分でもできます。
一人暮らしでだれも死骸を片付けてくれない、ご主人が帰るまでいつも放置しておくという女性の方はぜひ試してみてください。
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