夢に見た一人暮らしだけど、現実は厳しい……。
その原因はやっぱり「お金」。
私もちょっと他人には言えないくらいの貧乏で、毎月ギリギリのラインで生活しています。
そこでここでは
- 管理人の1ヶ月11万円の生活費の内訳
- 一人暮らしが貧乏生活を抜け出すポイント
- 貧乏になりやすい人の性格や生活パターン
こんな点について、生活コストを下げながらも楽しく生きている管理人が紹介していきますね。
一人暮らしが辛い?孤独・退屈・貧乏の3大ボスを倒す攻略法
1ヶ月の生活費を11万円以内に抑えている私の実例
一人暮らしを始めて20年、アラフォー男性の現在の生活費の内訳がこちら。
項目 | 費用 |
家賃 | 5万5,000円 |
食費 | 3万円 |
水道・光熱費 | 6,000円 |
通信費 | 2,500円 |
交通費 | 5,000円 |
交際費 | 4,000円 |
日用品雑費 | 1,000円 |
保険・医療費 | 3,000円 |
娯楽費 | 1,000円 |
美容/被服費 | 2,000円 |
合計で10万9,500円。
1ヶ月の生活費を11万円以下に抑えられています。
たまに11万円を越えることはありますが、オーバーしても5,000円以内。
それもこれもムダな出費を減らして、あらゆる節約術を身に着けて実践してきた結果です。
では、各費用の内訳をくわしく説明していきましょう。
家賃(住居費)・・・5万5,000円
やはり生活費の半分を占めるほどのウェイトがあるのが家賃。
できれば5万円以下の賃貸に住みたいと思いつつ、駅への近さなど環境面を考慮した結果、この値段で妥協しています。
参考までに現在住んでいる物件のスペックがこちら。
- 関東圏内の賃貸マンション
- 駅まで徒歩7分
- 築21年
- 1K(約25平米)
- 4階建ての2階部分
駅周辺にはスーパーや商店街があり、マンション周辺は駅から少し離れているため静かな環境なので気に入ってます。
一人暮らしの生活のベースである「賃貸アパート・マンション」選びで、見栄をはっていい部屋を借りるところから貧乏生活に突入……。
一人なんですから広さは1Kで十分ですし、室内が清潔なら築20~30年くらい経過した古めの物件で我慢するべきですね。
食費・・・3万円
食事をコンビニや外食ばかりに頼っていると、一人暮らしでもあっという間に月5万円をオーバー。
それが食費の怖さ!
節約生活をするなら「自炊」は必須ですよ。
私の場合、「朝食と夕食」は基本的に自炊をし、「昼食」だけ社食や安い定食屋で食べるようにして、月3万円以内に抑えています。
外食や出前を取るのは月にせいぜい1~2回ですね。
一人暮らしの貧乏飯レシピ7選!1日500円の食事メニュー
水道・光熱費・・・6,000円
水道代と光熱費の内訳がこちら。
- 電気代・・・2,000円
- ガス代(都市ガス)・・・2,500円
- 水道代・・・1,500円
電気代は夏になるとエアコンを使うのでもうちょっと高くなりますが、一年を平均するとこれくらい。
水道代は基本的にシャワー派なので、かなり節約できているみたいです。
ガス代は自炊をするので、その分けっこうかかるのは仕方ないですね。
通信費・・・2,500円
世間のほとんどの人が通信費を月に1万円以上かけているはず。
でも、私は数年前、ガクンとコストダウンに成功!その秘密がこれ。
- 大手キャリアから格安スマホに変更
- インターネットの固定回線を解約
格安スマホに買えてから月々の携帯電話料金が半額以下。
パソコンのインターネットはスマホのテザリングで接続するので、固定回線は不要に。
交通費・・・5,000円
自動車を持っていない人間にとって、毎月の固定費として避けられないのが交通費。
休日にどこかに出かけたり、実家に帰るときなど、なんだかんだ毎月けっこうかかってます。
ただ、遊びに行く際には「ひと駅分の距離」を歩いたりして、節約に励んでいますよ。
貧乏生活を避けるなら帰宅が遅くなっても絶対にタクシーなんて使ってはダメですね。
交際費・・・4,000円
なるべく断るようにしても、全部断ると「付き合いが悪い」と言われるのが飲み会のたぐい。
私はせいぜい月に2回程度にセーブするようにしています。
毎週、誘いに応じて出かけていたら、月1万円なんてすぐに飛んでいってしまいますよ。
早く「飲みニケーション」なんて言葉が死語になればいいんですが、まだまだそれは先。
節約生活のためには、上手な誘いの断り方をマスターしましょう。
日用雑貨費・・・1,000円
日用品雑費とは、生活上、どうしても必要な日用品を買うための費用のこと。
たとえば、こんな消耗品がそうですね。
- 洗剤やシャンプー類
- ティッシュやトイレットペーパー
- 掃除機のパックやクイックルワイパー
主に掃除・洗濯用品とペーパー類ですが、これらは一人暮らしだとそうそう使わないので、あえて意識しないでも節約が可能です。
また、風呂掃除にはボディソープで済ませるなど、工夫すると代用も可能ですよ。
保険・医療費・・・3,000円
まだ若くて健康なら、月々の医療費は0円という人のほうが多いハズ。
かかってもたまに風邪になって病院に行くか、歯医者に通うくらいでしょう。
でも人生には落とし穴のように突然病気になったり、怪我をする可能性も……。
そんな突発的な事態に備えて、毎月3,000円くらいは貯金をしておくと安心です。
私は付き合いで月3,000円の医療保険に入っていますが、こうした積み立てを自分でやるか他人に任してやってもらうかの違いだけですね。
娯楽費・・・1,000円
私は趣味がいくつかあるものの、ほぼお金を使わない趣味ばかりです。
映画や海外ドラマが好きなのでたまにレンタル店でブルーレイを借りるくらい。それが月に1,000円いくかどうか。
映画は好きですけどチケット(1,800円)が高いので、もうずいぶん映画館には足を踏み入れていません。
それにゲームも最近やらなくなったので、ほとんど買ってませんね……。
美容/被服費・・・2,000円
女性は化粧品代が毎月かかりますが、男性の私はそれがゼロ!
スキンケアなんて無縁のおじさんなので……。
美容院に通っていたのは30代半ばくらいまでで、今は1,000円カットの床屋で済ませています。
衣料品も夏物と冬物を年に数回まとめて買うだけにしてから、大幅にカットできるようになりました。
衣料品店って足を踏み入れると「あれもほしい・これもほしい」となるので、滅多な事では入ってはいけません!
ユニクロやGUは安いですが、それでも安いからと言って不要なものを必ず買ってしまうので、なるべく行かないのがコツ。
服は全部ネットショッピングに切り替えて、必要なものだけを買うようにしていますよ。
一人暮らしで貧乏生活から脱出するための5つのポイント
では、もっと具体的にどうやったら毎月の生活費を抑えて、貧乏生活から脱出できるのか、その方法をレクチャーしていきます。
ポイントはこの5つです。
- 家賃は収入(手取り額)の30%以内に抑える
- 1日の食費の上限を決める
- 大手キャリアの携帯電話を格安スマホに切り替える
- お金のかかる趣味をやめる
- 付き合いをなるべく断る
ではでは、ひとつずつ見ていきましょう。
(1)家賃は収入(手取り額)の30%以内に抑える
「家賃は収入の30%以内に抑える」が生活コストを抑える鉄則。
最近では更に下限を下げて「25%以内」に抑えるのがベストだとする意見も多くなっています。
家賃を収入に合わせるのは「身の丈の合った生活」を送るために大切なことながら、ちゃんと守っていない人が多いんですね。
しかも「月収」の額面の金額ではなく、月収から税金や保険料を差し引いた「手取り」の金額に合わせるのを忘れてはいけません。
では、手取りの収入に適正な家賃はどれくらいになるのか、一覧にしてまとめてみます。
月収(手取り) | 適正な家賃 |
10万円 | 3万円 |
11万円 | 3万3,000円 |
12万円 | 3万6,000円 |
13万円 | 3万9,000円 |
14万円 | 4万2,000円 |
15万円 | 4万5,000円 |
16万円 | 4万8,000円 |
17万円 | 5万1,000円 |
18万円 | 5万4,000円 |
バイトをフルにやっても、1ヶ月の収入が10万円以下の人もいっぱいいます。
そういった低収入の方は3万円以下の「風呂なし・共同トイレ」みたいな安アパートが適正になるんですよ。
私の昔の知り合いには月収が15万円くらいなのに、家賃が10万円の新築マンションに住んでいた世間知らずも……。
もし思い当たるなら、すぐにでも物件探しを始めましょう。
(2)1日の食費の上限を決める
毎日欠かさずお金を使う分野といえば食費。
食費をルーズにしちゃうと貧乏生活まっしぐらです。
食費を抑えるコツは、ズバリ「1日に使える食費の上限」をあらかじめ決めてしまうこと。
私の場合、1日の食費は1,000円までと厳格に決めています。
どうやって1,000円に抑えられているかは、次の項目で。
食費を抑えるコツ
私がどうやって食費を抑えているのか、それはこんな6つのルールを守っているため。
- 1日の2食分は自炊で済ます
- コンビニの利用は計画的に
- 計画を立てて廃棄を減らす
- 食材はまとめ買いをする
- 夜のスーパーの半額セールを利用する
- 外食は特別ボーナス
1日の2食分は自炊で済ます
私が1日の食費を1,000円で抑えられているのは、3食の内、2食は自炊をしているため。
お金の節約のために1日2食しか食べないなど、無理な食事制限をしているわけではありません。
具体的な1日の食費の内訳がこちら。
- 朝食(自炊):200円以内
- 昼食(社食等):500円以内
- 夕食(自炊):300円以内
朝食は食パンとコーヒーと果物(バナナ1本)くらいなので、実質200円もかかっていません。
夕食も一汁一菜くらいの粗食なので、余裕で300円以下ですね。
一人暮らしは自炊しない方が節約になる?外食・中食と比較
コンビニの利用は計画的に
会社の同僚などとたまにコンビニに行きますが、彼らの買い物を見ていると驚きます。
缶コーヒー、お菓子、お弁当、スイーツ、雑誌などをカゴにたくさん入れて、会計は1,000円以上になるのが普通……。
私もたまにはコンビニでホットスナックやサンドイッチ、チルドパックのコーヒーなどを買ったりしますが、まず500円を越えることはありません!
コンビニの食料品ってスーパーより割高なので、まとめ買いをする店じゃないと思いますよ。
計画を立てて廃棄を減らす
食材を食べきる前に腐ったから捨ててしまう……
料理を作りすぎて腐らせてしまう……
こんな「食料品のロス」はお財布に負担をかけます。
そのためには食事の計画を立てることが大切ですよ。
- 一週間分のメニューを決める
- 今日食べる分と冷凍保存できる量を予測して作る
以上の2つを意識して自炊するとムダな廃棄をゼロにできます。
食材はまとめ買いをする
食料品は野菜でも肉でも魚でも、少ない量をこまめに買うより「まとめ買い」したほうが安くなります。
そのために食料品を買う際は
- 腐る前に消費できる量
- 冷凍できる食材
こんな条件に当てはまるなら、なるべくまとめ買いをして購入費を安く抑えましょう。
夜のスーパーの半額セールを利用する
コンビニは基本的にお弁当やおにぎり、お惣菜類がいくら賞味期限が迫っても値引き販売はしません。
その点、スーパーなら夜7時以降になると、閉店前に売り切ってしまうために半額セールが始まります。
最初は20~30%引きからスタートし、閉店時間の間際になると半額(50%引き)になるので、タイミングを見計らって買いに出かけましょう。
ただ、見極めが難しく、あんまり遅いと全部売り切れていることも……。
外食は特別ボーナス
私は1日1,000円を目安にしていますが、だいたい800円くらいで収まっています。
その余ったお金は奮発して、外食や出前にまわすのがマイルール。
外食や出前は前もって計画するのではなく、あくまで節約を達成できたときのボーナス的存在なんです。
普段、自炊で我慢しているので、月に1~2回の外食や出前は特別おいしく感じられますよ。
安くてお腹いっぱいになる外食店11選【500円以下限定】
(3)お金のかかる趣味をやめる
そのときの収入に合わせて趣味にかけられる予算が変わるのは当然です。
もし現在の趣味が生活費も圧迫しているなら、一旦その趣味はストップして、別の趣味を探してみては?
お金のかかる趣味といえば、こんなものですね。
- コレクション系
- 車やバイク
- ギャンブル
- 課金要素があるゲーム
- 食べ歩き
逆にお金がかからない趣味の例がこちら。
- 読書
- ランニング(ジョギング)
- 絵画
- ダンス
お金をかけない趣味の方がじつは有益な時間の使い方に思えません?
「体を動かす系の趣味」は基本的に最初に道具さえ揃えてしまえば、続ける上でほとんどお金はかかりません。
それに健康的になるので一石二鳥!
私は読書が好きですが、本は滅多に買わないで図書館で新刊本を予約して読んでいます。
これも節約術のひとつ。
(4)大手キャリアの携帯電話を格安スマホに切り替える
携帯電話(スマホ)といえば、ドコモ・au・ソフトバンクの3大キャリアのどれかで契約している人がほとんどでしょう。
私の周りの人も100%そうで、月々の携帯代は1万円前後が普通。
私もずっとauでガラケー⇒スマホと使い続けていましたが、2年ほどまえに思い切って「格安スマホ」に切り替えました。
それによって、月1万円前後の携帯代が月2,500円までダウン!
格安スマホはデメリットもあって
- キャリアメールが使えない
- 通話料が高い
- 通信速度が遅い
などが挙げられます。
しかし、今ってメールはほとんどしないし(LINEが中心)、通話だって滅多にしません。
たしかに昼間や夕方はやや通信速度が遅くなることもありますが、個人的にはあんまり気になりませんね。
それに他人からは格安スマホを使っているとはわからないので、コソコソと使う必要もありません。
というわけで、貧乏生活から抜け出したいなら、すぐに格安スマホに切り替えましょう。
(5)付き合いをなるべく断る
一回の出費が数千円単位になるのが、付き合いでの飲み会や遊びに出かけること。
1ヶ月の交際費を「○千円まで」と決めたら、その上限に達した後はすべて断るようにします。
今月はお金がもうピンチで……
と正直に言えば、強引に誘う人はいないはず。
こういう自分のためにならない出費こそ、もっともムダなお金の使い方なので、「付き合いの悪いヤツ」と思われても気にしないように。
一人暮らしが貧乏生活になりやすい人の3つの性格的特徴
貧乏な生活をしている人は、安い給料で働いていることだけが原因ではありません。
自分の性格や生活パターンを振り返ってみて、こんな条件に当てはまらないでしょうか?
- 簡単な家計簿すらつけられない
- 生活が不規則
- 健康に気を遣っていない
まとめて一言でいうと「だらしがない」人になります。
一人暮らしをするなら簡単な家計簿をつけるのは必須作業ですが、それすらやらない人。
生活が不規則で、遅刻しそうになってムダな交通費を使ったり、帰りが遅くなって深夜料金を払うはめになったり。
また、健康に気を遣っていないと、しょっちゅう風邪を引いて薬代や病院代がかかったり、虫歯になりやすくて歯医者に通う治療費を払ったり、などなど……。
まず生活態度をあらためることが、貧乏生活から抜け出す第一歩ですよ。
貧乏生活を続けた場合の4つの変化
私の大学時代には遠くの田舎からでてきて、毎月わずかな仕送りとバイト代で生活している男がいました。
彼が借りていたアパートは「トキワ荘?」っていうくらいのボロアパート。
食事は一日に一食、それも食パンとかカップ麺とか、それはそれは貧しい生活で……。
そんな生活を続けるうちに、だんだん性格や物の見方が変化していったんですね。
- 卑屈になる
- お金を持っている人に攻撃的になる
- お金を稼ぐ行為に抵抗感を抱くようになる
- 怪しい儲け話にコロッとだまされる
思い返すと、こんなふうに悪い方へ人が変わっていってしまいました。
やっぱり人間にはある程度、お金の余裕は必要なんだなと思います。
極限まで生活費を抑えたいあなたへ悪魔の囁き
どうやっても今以上に収入は増やせないし、かといって生活費の切り詰めもほぼ限界まできてしまった。
そう自分では思ってるかもしれませんが、意外な盲点としてこんな部分を見直すと、月に数千円の節約になりますよ。
- ヘアカットを数ヶ月に一度まで回数を減らす
- テレビを捨てる(NHK受信料の節約)
- 食パンは買わないでパンの耳をただで貰う
美容院や床屋に行く回数を減らすと、かなりまとまった金額が節約可能。
女性ならロングヘアにすれば、半年に1回だけ通えばいいギリギリセーフ。
男性なら電動バリカンを買って自分で短髪かスキンヘッドにすれば、ヘアカット代をそっくりそのまま節約できますよ。
テレビをあまり観ないならNHKの受信料を払わなくて済むように、ハードオフなどで売るか、捨てるかしましょう。
朝食として食パンを食べているなら、パン屋さんでパンの耳をもらってきて、それで食いつなぎましょう。
私の昔の友人は実際にそうしてましたよ。
まとめ
え~と、やや乱暴ですが、貧乏な一人暮らし生活から脱するための5箇条を簡潔にまとめておきます。
- 手取りの30%以下の部屋に引っ越せ
- 格安スマホに変えろ
- 服は滅多に買うな
- 自炊しろ/外食の回数を減らせ
- 金がかかる趣味は封印しろ
若いときほど「お金で買える幸せ」に目が行きがち。
が、30代を過ぎると、精神的な豊かさにこそ価値があると気づきます。
少々不自由な思いをしても、それだけのリターン(貯金やお金がなくても生きる力)が得られるのは私が試してたので保証済み。
貧乏生活から節約生活へカジを切ってみてくださいね。
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