一人で外食できない人って、意外と多いんですよ。
私も20代の前半まで無理で、だんだんと慣れていったタイプ。
今では平気だけど、昔は抵抗あったなぁ……
だから飲食店に一人で入れない人の心理は、よ~く分かります。
そこで、ここでは
- 一人で外食できない男女の隠された心理
- 一人で外食ができるようになる3ステップ
もともと外でメシを食べるくらいなら、コンビニの弁当を家で食べたほうが気が楽だった自分。
そんな人間だからこそ分かる「一人外食」という高い壁をぶち破るお手伝いをしていきましょう。
一人で外食できない男女の隠れた心理状態×7
私のまわりの一人で外食できない派の人たちに聞くと、その理由はだいたいこんな風に自己分析しています。
- 一緒に食事をする人がいない「寂しい人」だと思われる
- 一人だと注目を浴びて恥ずかしい
- 食べている姿を見られたくない
- リラックスして食事ができない(無防備になる)
- 料理が来るまで手持ち無沙汰になる
- 一人で席を専有することに罪悪感がある
- 店員に自分一人で対応するのが気が重い
おおまかに分けて全部で7つ。
そういえば、以前の私も周りの目が気になって緊張するから外食をしなかったですね。
というわけで、あなた自身はどんな点に引っかかって一人で外食できないのか、確認してみてください。
隠れた心理状態が分かると、対処の仕方も明確になりますから。
一緒に食事をする人がいない「寂しい人」だと思われる
一人で食事ができない人のほとんどが、孤独な人だと思われるのが嫌で避けるんですね。
簡単にいうと
自己評価より他人の評価を重視する
こういうタイプの人が当てはまります。
会社や自宅近くで一人外食している現場を、知り合いに見られるのを極度に恐れるような……。
会社員だったら同僚に、主婦だったらママ友に。
たぶん、学生時代も「ぼっち飯」しているのを見られたくなくて、使ってない教室や屋上の出入り口、はたまたトイレで弁当を食べていたのでは?
一人だと注目を浴びて恥ずかしい
2人や3人で食事をしていれば、他人からはグループとして視線は分散します。
しかし一人で外食すると、テーブルに座るあなただけに視線は集中します。
この周りの目が自分に集まる状態が嫌で、外食できない人も多いですね。
ただ、この心理状態を簡単に表現すると
いわゆる自意識過剰
というやつです。
食べている姿を見られたくない
汚い食べ方をしていないかな?
ナイフとフォークの使い方は合っているかな?
こんな「食べ方や作法」にコンプレックスがあり、自信がない人も多いですよね。
一人で外食すると、他人との会話もないので意識がそれだけに集中して、より意識してしまうみたいです。
人間の三大欲求のうち「食欲」だけは、なんで他人の目に晒しても平気なのって考えたら変でしょ……?
とか考えると、ますます外食が嫌になっていくような。
リラックスして食事ができない(無防備になる)
他人からの視線を感じたり、テーブルマナーを頭のなかで確認したり、あれこれ考えていると肩に力が入って緊張状態に……。
友達でもいれば会話で気分が紛れますが、一人で外食だとそうもいきません。
それに食事という無防備な行為を赤の他人の前で行うことに、防衛本能が働いて食事が喉に通らないという繊細な人もいるみたいです。
料理が来るまで手持ち無沙汰になる
料理を注文して、それが運ばれてくるまでは手持ち無沙汰。
その間、一体何をして時間を潰したらいいのか……
それを考えただけで憂鬱になる……。
スマホとか本があっても、一人で時間を潰すのが極端に苦手な人もいるんですね。
友達や家族と一緒なら、会話をしていれば短い時間でも、一人で待つ時間って特別長く感じるのは事実ですから。
一人で席を専有することに罪悪感がある
郊外にあるファミレスみたいな飲食店は、グループ(家族・友達・カップル)での利用を第一に考えられて設計されています。
そのため、「おひとりさま」が4人掛けのテーブルにつくケースも……。
自分以外は不在で、まるまる3人分の席が空席になるのは、見ているだけで心が軽く痛みます。
お店側にも申し訳ない気持ちもあるので、一人で足を運ぶのは気が引けるのは当然でしょう。
店員に自分一人で対応するのが気が重い
飲食店の店員に注文するのが苦手な人っていませんか?
私がそうで、今でもなるべく食券タイプの店に優先して行ってしまいます。
一人で外食すると、メニューの注文から、水のおかわり、お会計まで自分一人で対応しないといけません。
これはコミュ障気味の人にはけっこう気が重いわけです。
ただ、最近はタッチパネルで注文できるファミレスが増えていますね。
一人で外食する人に向けられる世間の目の真実
ハッキリ断言しますが、一人で外食する人をじっと観察する人なんていません!
「見られている」と感じるのは、完全にあなたの自意識過剰のせい。
あなた自身が友達や家族などでレストランに行ったとき、「おひとりさま」が食事をしていたとします。
でも、見るのは一瞬で、それ以上に注目するでしょうか?
あぁ、あの人、ひとりなんだな
と認識したら、それ以上は注意を払わないのが普通の反応ですよ。
一人で外食できない状態を克服する3ステップ
一人で外食できない原因が「気分的なもの」だと理解しても、「はい分かりました」と納得できないのが人間。
そこで、おすすめしたいのが低いハードルから順番にクリアしていく方法。
全部で以下の3ステップからなります。
- 公園で一人でお弁当を食べる
- ファストフードやフードコートで一人で食事をする
- レストランでリハーサルする
これをクリアして、最終的にはレストランで一人で食事できるレベルまでがんばりましょう。
私にできたんですから、アナタもきっとダイジョウブ。
【ステップ1】公園で一人でお弁当を食べる
「外」で「ひとり」で食事をすることに慣れるために、休日の公園に行って、お弁当を一人で食べてみましょう。
空いている公園なら、ときたま誰かが目の前を通り過ぎるだけ。
立ち止まって眺める人はいないはず。
少し混雑した公園でも、ベンチで平気でお弁当を食べられるくらいまで繰り返し練習してみてください。
【ステップ2】ファストフードやフードコートで一人で食事をする
公園での「一人弁当飯」に慣れたら、ファストフードやフードコートにレベルアップ。
どちらの飲食店も雑然としていて、しかも一人客が多いため、心理的な負担は少ないはず。
券売機で食券を買うタイプの飲食店(ラーメン店・牛丼店)でもいいかもしれません。
そのあたりは自分で「ハードルが低い」と感じる店を選んでください。
【ステップ3】レストランでリハーサルする
いよいよ最後は、レストランで実地練習の段階です。
友達に打ち明けて協力してもらうか、はずかしいなら友達には内緒でもかまいません。
ようは「レストラン」という外食の場所に慣れることが目的。
やり方は、こちら。
- 友達とレストランで食事をする約束をする
- 待ち合わせ時間よりも早く到着する
- コーヒーなどを注文して一人で飲む
- 友達の到着までリラックスして過ごす
一人でまずコーヒーを飲んでみて、たった30分だけでも「一人練習」をしてみます。
最初は他人の目が気になっても、だんだんと場に馴染んでくる感覚が芽生えてきますよ。
ここまで来たら、次はいよいよ一人でレストランに入り、注文をし、料理を食べて会計するところまでトライしてみましょう。
【付記】目線のやり場について
一人で外食する際に、料理を食べている最中の「目線のやり場に困る」という声も聞かれます。
テレビがつけっぱなしの中華料理屋なら、そんな心配も要りませんが普通のレストランだとそうもいきません。
そんなときは、ちょっと行儀が悪いですが
- スマホ
- タブレット
- 雑誌
などを持ち込んで、それを見ながら(視線を落として)食べるといいですね。
私は一人で外食する時はいつもタブレットを持参して、それで電子書籍とかウェブを見ながら食事をしています。
まとめ
一人で外食できないのは病気ではなく、こんな心理が邪魔をしているためです。
- 自意識過剰で他人の視線を意識しすぎ
- ひとりで待つ時間が間が持たない
- 店側に申し訳ない気持ちがある
- 店員とのコミュニケーションが面倒
でも、最近では生涯独身の人も増えてますし、これからもっと一人客は増えるのは確実。
若いうちに慣らしておかないと、歳をとってからだと余計に足が重くなりますよ。
女性が一人でも利用しやすい飲食店を別記事にまとめていますので、ぜひご覧ください。
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