コンビニ弁当を温めないで食べようとしたことはありませんか?
朝のうちに昼食用としてコンビニ弁当を買うと、電子レンジがない学校や会社だと冷たいまま食べることに……。
でも、いつも温かい状態で食べているので、ちょっとだけ不安になるのも当然ですね。
お腹を壊さないかな?……気持ち悪くならないかな?……
そこで当記事では
- コンビニ弁当は温めないで食べても平気?
- 温めないで食べるとダイエットになる?
- 「コンビニ弁当温めない派」の生の声
などなど、コンビニ弁当を食べ続けて30年以上になる管理人がお答えしていきます!
コンビニ弁当は温めないで食べても平気?
まず結論からお答えします。
コンビニ弁当は温めないで食べても平気ですよ!
私は一人暮らしなので月に1回くらいは食べていますが、あえて温めないで食べることも。
それでもお腹を壊したり、気持ちが悪くなったことは一度もありません。
ただ、コンビニに並んでいる弁当がすべて温めないでいいかというと、そうではなくて…………。
温めないと食べられないのはチルド弁当
コンビニ弁当の一部には温めないと食べられない商品もあるんですよ。
それが「チルド弁当」という特殊な種類。
- 「この棚の商品は必ず温めてください」と商品の棚に注意書きがある商品
- パッケージに「必ず温めてください」と指示がある商品
以上の2つは、基本的に温めないと食べられないタイプのチルド弁当です。
チルド弁当のご飯は温めないと、レトルトパックのご飯のように硬くてポロポロ……。
また、おかずのソース部分(中華丼のあん・カツ丼のタレなど)がゼリー状に固まっているため、温めないと食べるのは無理です。
つまり、温める前提で作られているため、温めないと「まずい」し、「消化に悪い」ので絶対にレンジでチンが必須なんですね。
チルド弁当とは?
チルド弁当とは、0℃~5℃の温度で保存されている特殊なお弁当のこと。
通常のお弁当は20℃の温度で保存されるため、生野菜や半熟卵は使えません。
しかし、冷蔵状態で輸送・陳列されるチルド弁当なら腐る恐れがないため自由に使えます。
そんな優れた特徴があるため、いままでになかった料理が楽しめるんですね。
現在、チルド弁当として売られているのが、こんな種類。
- 中華丼
- 親子丼
- 牛丼
- カレーライス
- オムライス
- ロコモコ丼
- ホイコーロー丼
- 焼き肉ビビンバ丼
- 生姜焼き弁当
ほとんどが丼ぶり系で、ご飯とおかず(具)が別々の容器になっているタイプもあります。
チルド弁当の良い点は、冷蔵保存するために添加物の使用を減らせたり、あるいはまったく使われない商品もあるところ。
賞味期限も普通のお弁当より長いため、廃棄する量が減らせるのでお店にとってはありがたい存在。
私たち買う側にとっても、買ってスグ食べないで、しばらく冷蔵庫で保存しておけるメリットがあります。
温めなくても食べられるけど温めたほうが美味しいコンビニ弁当
コンビニ弁当のバリエーションは日々広がっていて、いまでは「弁当」のカテゴリーに収まらない商品も多数あります。
たとえば、こんな食べ物。
- スパゲティ(パスタ系)
- シチュー系(ビーフシチュー等)
- グラタン
- ドリア
- 炒飯
- ピラフ
これらでチルド弁当の範囲外の商品なら温めないでも食べられます。
しかし、「もともと熱い状態で食べる料理」なので温めないと美味しくありません……。
家で作ったカレーやシチューを翌日、火を入れないで食べると想像したら、かなり抵抗感ありますよね。
コンビニ弁当を温めないとダイエットになる?
コンビニ弁当を温めないで食べるとダイエットになるというウワサは、「冷ご飯ダイエット」から来ています。
冷ご飯ダイエットとは、冷えたご飯を食べてダイエットする手法。
コンビニ弁当を温めなければ、ご飯は冷たいままなので、ダイエットにはちょうど良いわけですね。
ご飯に含まれる炭水化物は冷えると「レジスタントスターチ」というデンプンの一種に変わり、これが体内で「食物繊維」に似た働きをするそうです。
このレジスタントスターチは、以下のような効果が期待できます。
- 腸内環境の改善から便通の促進
- 糖質や脂肪の吸収を阻害
- 血糖値の上昇を穏やかにし満腹感の持続
こんな効果を見込んで、なぜかいま「冷ご飯」に注目が集まってるんですね。
特に痩せたい女子を中心に。
また、冷ご飯は温かいご飯よりも硬いため、噛む回数が増えて満腹感を感じやすく、食べる量や間食を減らす効果も期待できますよ。
コンビニ弁当を温めない派の意見
冷ご飯のダイエット効果などは関係なく、単純に冷たい弁当が好きだから温めない人たちもいます。
いわゆる「コンビニ弁当温めない派」ですね。
遅めの事務所めし。
コンビニ弁当は絶対温めない派‼️‼️‼️ pic.twitter.com/BrTIvx1MSe— つくね‼️ (@tukune0410) October 2, 2021
この派閥の人たちがなぜ冷たい弁当が好きなのか、ちょっとだけ耳を傾けてみましょう。
- ご飯は冷えた状態のほうがもちもちして美味しい
- 冷えたご飯のほうが甘味が感じられて好き
- 冷えていたほうが味がしっかりと感じられる
- ポテトサラダと漬物が温まるのがイヤだから
- 弁当は冷たいまま食べるのが習慣だから
そういえば私も中学高校の6年間は母親が作った弁当を冷たいまま食べていましたっけ……。
それで不味いとも思わなかったし、ありがたく「おいしい!おいしい!」と思いながらペロリと完食してましたね。
コンビニ弁当を温めるのが普通になったワケ
学校や会社に持っていく弁当、電車で食べる駅弁。
どの弁当も昔は、冷たいまま食べるのが当たり前でした。
それがいつからか、弁当も温めたほうがいい風潮に変わってきましたね。
その発信源はコンビニ弁当にあると考えられ、コンビニに弁当が並んだ当初から温めるサービスはあったようです。
少なくとも私が子供だった1980年代後半にはすでにありました。
少しでも美味しい食事を提供したいコンビニの思惑もさることながら、私はコンビニにしかない特殊な電子レンジの存在が大きく影響したと考えています。
コンビニに置いてある「業務用電子レンジ」は200Vの電源に対応し、1500w~3000wもの高出力!
家庭用の電子レンジ(500w)だと1分50秒も加熱しないと温まらないコンビニ弁当も、コンビニの業務用電子レンジ(1500w)ならたった35秒で温まります。
この時間の短さもコンビニ弁当を温めるのが普通になった理由のひとつではないかと思うんですね。
漬物やポテサラは冷たいままコンビニ弁当が温められる時代へ……
コンビニ弁当を温めたくない理由のひとつに「漬物やポテトサラダまで温まる」点があります。
これは私も同感で、家でコンビニ弁当を温めるときは必ず取り出してから温めますね。ヌルいポテサラは気持ち悪いので……。
ただ、こんな悩みも近い将来、解決されるかもしません。
なんと、狙った部分だけをピンポイントで加熱できる電子レンジの試作品が完成したそうですよ。
つまり、お弁当の中の温めたいもの(ご飯・焼き魚・唐揚げ・煮物など)だけを温める。
そして、温めたくないもの(漬物・ポテトサラダ・うめぼし・フルーツなど)は冷たいまま「チ~ン!」が終了。
夢のような機械じゃないですか?家庭にも普及する日が待ち遠しいです!
「温めなくても美味しい」コンビニ弁当の登場とその後
セブンイレブンは定期的に目新しい商品を出してきますが、2018年に「温めなくても美味しい」弁当が颯爽と登場。
名前の通り、電子レンジでチンしなくても美味しく食べられるのが売り(もちろん温めても美味しいでしょうけれど)。
シリーズ物として3商品がラインナップ。
- 温めなくても美味しい!熟成銀鮭幕の内
- 温めなくても美味しい!鶏五目ごはん弁当
- 温めなくても美味しい!きのこごはん弁当
通常の弁当とどのへんが違うのか確かめたかったのですが、今(2021年現在)には店頭には並んでいません……。
セブンイレブンのウェブサイトの「お弁当」の一覧にも無いので、現在はもう発売されていないようです。
不評だったのか、それとも単に販売期間が終わっただけなのか不明ですが……。
まとめ
コンビニ弁当は温めないで食べても大丈夫です。
ただし「必ず温めてください」とパッケージに書いてあるチルド弁当だけは、温めないと食べられません。
ご飯が硬かったり、スープを固めてあるなど、温めて食べるように設計されているためです。
また、脂をたくさん使っているパスタ系・カレー系・スープ系も温めたほうがいいですね。
これらは温めなくても食べられますが、温めないと不味いので……。
当然ですが、冷やし中華や日本そばはそのまま食べられます。
おにぎりを買うとたまにコンビニ店員が「温めますか?」と聞いてきますが、おにぎりなんて温めるなんて……。
というか、おにぎりこそ冷たいほうが美味しいですよね?
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