一人暮らしで初めての自炊。
すると誰でも戸惑うのが「米は何キロ買ったらいいか?」ということ。
自分一人で1ヶ月にどれくらいの量を食べるかなんて、パッとすぐ分かる人はいないはず……。
実家ではコメは母親が買っていたから仕方ないです。
スーパーに並ぶ米の袋には、「2キロ・5キロ・10キロ入り」といろんな量があって、どれを買ったらいいか迷いますよね?
そこで当記事では
- 一人暮らしで1ヶ月に必要な米のキロ数
- 最もお得に買えるキロ数
- 米選びのポイントや保存方法
などなど、一人暮らし歴20年以上で米にはちょっとうるさい管理人がご紹介していきます。
一人暮らしは米を何キロ買うのがちょうど良い?
一人暮らしの人にとって、何キロ数のお米がちょうど良いか、その目安がこちら。
- 自炊の回数が少ない人や少食な人⇒2キロ
- 食事量が標準的な人⇒5キロ
- 米を1日2合以上食べる人や大食いな人⇒10キロ
一般的なスーパーに並ぶ米の容量(重さ)は、2キロ・5キロ・10キロの3種類。
男性でも女性でも大半の人が「5キロ入りの米」を買えば、1ヶ月食べ続けても少し余るくらいでちょうど良いですよ。
私自身、いつも5キロを買うのが普通です。
ただ、米を食べる量は「自炊する回数」や「一回に何杯食べるか?」によって変わってきます。
自分にあった1ヶ月に必要なキロ数を確認してみてください。
1日にお茶碗○杯食べたら△キロの米は何日もつか?計算してみた!
1ヶ月に必要な米のキロ数は、1日に食べる米の量によって変わるのは当然ですね。
1日にお茶碗1杯しか食べない人もいるでしょうし、朝昼晩で合計6杯も食べる人もいるでしょう。
お茶碗1杯分の米の重さは「75g」になります。
この数値をもとに、米のキロ数ごとの「何日分に相当するか?」を割り出したのがコチラ。
2キロの場合 | 5キロの場合 | 10キロの場合 | |
1日にお茶碗1杯(0.5合/75g) | 26.7日分 | 66.7日分 | 133.3日分 |
1日にお茶碗2杯(1合/150g) | 13.3日分 | 33.3日分 | 66.7日分 |
1日にお茶碗3杯(1.5合/225g) | 8.9日分 | 22.2日分 | 44.4日分 |
1日にお茶碗4杯(2合/300g) | 6.7日分 | 16.7日分 | 33.3日分 |
1日にお茶碗5杯(2.5合/375g) | 5.3日分 | 13.3日分 | 26.7日分 |
1日にお茶碗6杯(3合/450g) | 4.4日分 | 11.1日分 | 22.2日分 |
2キロだと、すぐ無くなるのがよく分かりますね。
たとえば、自炊するのは夕飯だけで、その際に「お茶碗2杯(米1合)」を食べる生活を続けたとします。
すると、5キロのお米で1ヶ月は余裕で持つ計算に。
しかし、朝食にご飯1杯・夕食にご飯2杯(合計3杯)を食べると、5キロの米では22.2日分しかもちません。
リアルな話をすると、友達と夕飯を外食したり、出前やコンビニ弁当を買ってきて済ませる日が月に数回あるとしたら、上記の日数よりは若干長くもちます。
ただ、1日5杯分以上食べる人は10キロの米を買っても1ヶ月もちません……。
そんな事情を踏まえて、ご自分の食生活に合わせて買うお米のキロ数を調節してみましょう。
お米の基本データまとめ
今後長く自炊していくうえで知っておきたい「お米の基本データ」を一覧にしてまとめておきます。
- 米1キロ(約6.7合)=お茶碗16杯分
- 米2キロ(約12.4合)=お茶碗32杯分
- 米5キロ(約33.3合)=お茶碗75.5杯分
- 米10キロ(約66.6合)=お茶碗150杯分
- 米1合(150g)=お茶碗2杯分
- 米0.5合(75g)=お茶碗1杯分
- 炊いた1合のご飯=330g
- お茶碗1杯の標準=165g
- 男性のお茶碗1杯の量=180g
- 女性のお茶碗1杯の量=150g
- 弁当のご飯の量=250g
米5キロと10キロの合数や茶碗何杯分になるか?などのくわしい情報はこちらの記事をご覧ください。
お米のキロ数ごとの値段相場
お米のキロ数ごとの値段相場がコチラ。
- 2キロ 1,000円前後
- 5キロ 1,500~2,500円
- 10キロ 3,000~4,000円
2キロのお米は高級な米の「お試し少量パック」的な扱いで置かれていることもあり、なかには2,000円以上する商品もあります。
私が価格と値段のバランスが良いと感じて買っているのは、5キロで1,800円くらいの米。
5キロ1,500円くらいで売られている米はさすがに「安かろう悪かろう」な残念な味がしますね。
最高級米と称される「魚沼産コシヒカリ」は5キロで3,000円以上します……。
お米の1キロ当りの値段
どのキロ数のお米を買うのが得なのか、「1キロ当たり」の値段を計算して比較してみます。
1キロ当りの値段 | |
2キロ | 500円 |
5キロ | 300円~500円 |
10キロ | 300円~400円 |
やはり2キロで買うのは割高で、5キロ以上まとめて買ったほうが割安になります。
もし「そこそこ良いブランド」の10キロの米がスーパーの特売商品として2,980円で販売されていたら、それはかなり得ですよ。
味もよく1キロ当たり300円になりますから。
ただ、車のない一人暮らしだと10キロのお米を自力で持って帰るのはかなり辛いですね……。
自転車の前カゴに乗せるのもフラフラして危ない……。
それに開封したお米は長時間保存するほど味は落ちていくので、よっぽど大量に消費する人以外は10キロを買うのは止めたほうがベター。
一人暮らしが米を買うならネット通販かネットスーパー
男性の場合、5キロのお米なら駅前のスーパーで買って、一人暮らしのアパートまで持って帰るのは大変ではありません。
でも女性だと5キロでもちょっと辛いですよね?
10キロになると絶対ムリでしょう……。
私はアマゾンで買い物をするときについでに米も合わせて買ったり、楽天市場で送料無料になるショップで買うこともありますよ。
最近だと「ネットスーパー」といって
- イオン
- イトーヨーカドー
- 西友
などの大型スーパーが家まで配達してくれるサービスもあるので、女性はそちらで頼んでも便利ですね。
値段はネット通販と「どっこいどっこい」です。
その他に昔ながらのコープや生協でも配達してくれるので、定期的に食材を頼みたい場合はそちらも検討してみましょう。
一人暮らしは普通米?無洗米?どちらを選べばいい?
すっかり定番商品となった無洗米。
普通米は玄米を精米して作るのですが、さらに時間をかけて念入りに精米をすると無洗米になります。
無洗米が研がなくていいのは、すでに精米段階でよく研がれているからなんですね。
ですから、こんな2つのメリットがあります。
- 研ぐ手間が不要である
- 水の節約になる
普通のお米は研ぐと水が白くなりますが、無洗米は水を入れて研いでもほとんど水が濁りません。
時間がないとき、ラクなのは確か!
ただし、こんなデメリットもあります。
- 割高になる
- 美味しさや香りが劣る
- 米が硬い
普通の米と同じ品種(ブランド)・同じキロ数でも無洗米のほうが100円ほど割高に……。
また、同じ品種の米でも普通米よりも無洗米のほうが「味」が落ちるし、同じように炊いても硬く炊きあがります。
個人的な感想ですが、これが無洗米の最大のデメリットだと思います。
なので私としては、一人暮らしで米を研ぐのが面倒だったり、上手に研ぐ自信がない人でも無洗米より「普通の米」をお勧めしたいですね。
お米の研ぎ方は意外と難しいんですが、ちゃんとしたやり方を学んでコツを掴めば、すぐに上達しますよ。
お米を美味しく研ぐポイントはこの3つ。
- 最初の水はスグ捨てる
- 強く研がない(かきまぜるくらいの強さで良い)
- 水が透明になるまで何度もすすぐ必要はない
最近は精米技術が上がってるので、昔のようにゴシゴシ研ぐ必要はないんですよ。
一人暮らしの米の保存方法はペットボトルに入れて冷蔵庫へ
買ってきたお米をほとんどの人が、台所のどこかにそのまま袋ごと置いているはず。
でも、お米って意外とデリケートで
- 乾燥
- 湿気
- 移り香
に弱いんですね。この3つで確実に米は劣化の道へ……。
乾燥するとひび割れるし、ニオイが強い物のそばに置いておくと、そのニオイが移ってしまうんですよ。
それに一番怖いのは「虫が湧く」こと。こうなるともう気持ち悪くて食べられません。
そんな3つの悪条件から米を守るには、「密封容器」に入れて冷蔵庫で保存すること!
冷蔵庫の中は低温で湿度も低いので、虫も湧かないし劣化のスピードを抑えられる最高の環境。
生のコメは冷蔵庫で保存するのが理想的なんですよ!
保存容器は蓋がカッチリ閉まるタッパー類がベストですが、その代用としてペットボトルでもOKです。
ペットボトルは蓋がきっちりしまるので、実は米の保存に向いているし、米の計量も楽なんですよ。
今家でやってるお米の保存方法
虫が入ってこないからいいとのこと
これで3合らしい(母親曰く) pic.twitter.com/srxbg8H2tc— ゼシム=シン (@SiN9727) August 25, 2019
上記のように500mlでもいいですが、2リットル入りだとベスト。
ペットボトルに米を入れたら、1合分の高さごとにマジックで印を付けておくと、毎回計量する必要がなく米を炊く手間が減ります。
なお、ペットボトルに米を入れる際は「じょうご」があると、回りにポロポロこぼれません。
米の保存期間は夏は1ヶ月、冬は3ヶ月程度
お米には基本的に賞味期限と消費期限は記載されておらず、ただ「精米年月日」のみが記載されています。
精米年月日とは「精米をした日付」のことです。
常温で保存した場合の食べ切るまでの期間の目安がこちら。
- 夏は精米日から1ヶ月以内
- 冬は精米日から3ヶ月以内
ただ、私の経験上、夏でも冬でも精米日から時間が経つごとに確実に味は落ちていきます。
ですから、たとえ冷蔵庫で保存していても「最低1ヶ月以内」に食べきるのが理想ですよ。
まとめ
今回の記事の要点をまとめましょう。
- 普通の人は5キロのお米がちょうどよい
- 一合当りの金額で比較すると5キロのお米がお得
- お米は保存容器に入れて冷蔵庫で保存
- 季節に関係なく精米日から1ヶ月以内に食べきるのがベスト
一人暮らしで米は何キロが適当かというと、1日にお茶碗2杯くらい食べる人なら5キロがちょうどよい量になります。
2キロはよっぽどの少食の人に限られます。
かといって10キロは1日3食ご飯を炊いて食べる人限定のビッグサイズで、普通の一人暮らしの人には多すぎるでしょう。
金額的にも5キロの安いお米を買うのが節約になりますね。
2キロを食べ切るごとに月に2~3回買うのは、不経済ですからご注意を。
女性で5キロのお米をスーパーで買うのは大変な場合は、ネット通販かネットスーパーで。
そして、最後まで美味しく食べるなら、ペットボトル等の密封容器に入れて冷蔵庫での保存がベストですよ。
ご飯が日持ちする日数|冷凍・冷蔵庫・常温で最も長いのは?
コメント