雨でビショビショに濡れた傘って、置き場所に困りますねぇ……。
濡れたままマンションやアパートの玄関の収納には入れられないし、雑に立て掛けておくと、気づいたら倒れているし……。
濡れた傘をしまう前の「一時置き場」は、どこがいいのやら……。
しかし、一人暮らし生活を20年も続ける中で、ようやくその悩みに終止符が打たれました。
ということで、ここでは
- 一人暮らしは濡れた傘をどこに置く?
- 玄関の中に置いたアレが最適な理由とは?
- 一般的な傘立てのデメリット
などなど、くわしくお伝えしていきます。
濡れた傘の置き場は「玄関の中に置いたバケツ」が最適!
防犯と盗難対策のために、濡れた傘はアパート・マンションの外ではなく、室内に置くことをおすすめします。
ただ、そのまま置いたのでは、水がポタポタ垂れるし、安定感がないから倒れるだけ。
そこで、私がアレコレ試した結果、もっともしっくりきて「これだ!」と気に入ったのが、ただの「バケツ」です。
正確にいうと「縦長のバケツ」、それも100均ショップで買った安物。
なんで普通の傘立てじゃダメなの?という疑問が浮かぶと思いますが、そこにはこんな理由があるんですよ。
普通の傘立てに濡れた傘を置くのはどこがダメ?
私も一人暮らしを初めた最初の頃に、安物の傘立てを買ったんですね。
でも使っていくと
傘立ては意外と不便だな……
と思う場面が多くなり、何度目かの引越しのときに捨ててしまったんです。
濡れた傘用に、傘立てを買おうか迷ってる人は、もう一度考え直してください。
一般的な傘立ての2つの不満点
いわゆる一般的な「傘立て」を使ってみて、私が感じた不満点がこの2つ。
- 狭い玄関がより狭くなる
- 雨の日が続くと底に雨水が溜まる
狭い玄関がより狭くなる
一人暮らしが借りるような賃貸アパートの玄関って、狭いですよね?
それこそ靴を4~5足置くだけで、スペースがいっぱいになるくらい。
そんな狭い玄関には、コンパクトな傘立てを置くのはけっこう無理があります。
しかも、晴れの日だってどこかへしまうわけにもいきませんし……。
雨の日が続くと底に雨水が溜まる
おしゃれな傘立てほど「見た目優先」。
実用性をいちばんに考えた設計になっていません。
何日か雨の日が続くと、傘立ての底に雨水が溜まって溢れたり、ぶつかったときにこぼれたり……。
溜まった雨水を捨てるのも、持ち運びしにくい形状だとけっこう面倒だったりします。
珪藻土の傘立ての3つの不満点
最近よく見かける珪藻土の傘立ては、フラットで場所を取らず、雨水を吸水してくれるとあって人気です。
ただ、いざ使ってみると、不満点もチラホラ。
- 雨が連日続くと雨水の吸い取りが悪くなる
- 汚れると雨水を吸収しにくくなる
- 壁やドアが雨水で濡れる
雨が連日続くと雨水の吸い取りが悪くなる
珪藻土は吸収できる水分に限界があり、吸い込んだ水分が乾かないと次の雨に対応できません。
ですから、梅雨など連日のように雨が続く季節には、キャパを越えてしまうことも……。
汚れると雨水を吸収しにくくなる
泥などで汚れた傘を何度繰り返し置くと、だんだんと汚れが溜まっていきます。
やがて、それが雨水の吸水を妨げてしまうことに。
たまに洗えばいいのですが、それを怠る人がほとんどでは?
壁やドアが雨水で濡れる
床にペタっと置けるフラットタイプの珪藻土傘立てが人気ですね。
形状的に場所も取らないし、つかわない時は下駄箱にしまっておくことも可能です。
ただ、濡れた傘を置くと、どうしても壁やドアなどに立てかけることになり、傘の表面に付いた雨粒が壁やドアにべったりと移ってしまいます。
雨水に長く濡れた状態におくと
- 壁紙が剥がれたりシミができる
- 玄関ドアがサビつく
といった恐れがあり、退去する際に「原状回復」の費用を請求されるかもしれません。
バケツを一時的な置き場所にする7つのメリット
バケツを濡れた傘の一時置き場にするメリットが、こちらの7つ。
- 普通の傘も折りたたみ傘も両方置ける
- 雨水を完璧にガード
- 普段はしまっておける(ベランダに置くなど)
- 溜まった雨水を捨てるのが楽
- 洗うのも楽
- 他の用途にも使える
- 値段が安い
正直、見た目はおしゃれじゃないので、スタイリッシュな生活に憧れる人にはお勧めしません。
ミニマリストには、いいかもしれませんが……
というわけで、7つのメリットを解説します。
普通の傘も折りたたみ傘も両方置ける
バケツなら長い傘はもちろん、コンパクトで短い折りたたみ傘でも、どんな傘でも万能に対応できます。
珪藻土のフラットな傘立てだと、折りたたみ傘は安定が悪く、パタンと倒れることが……。
また、下駄箱の取っ手に引っ掛けておきたくても、折りたたみ傘はフックがないため、それも出来ません。
雨水を完璧にガード
普通の傘立ては、立て掛けても傘のヒダからポタッ……ポタッ……と雨水が落ちますよね。
その点、ある程度、縦長のバケツを用意すれば、傘の上部まで覆い隠してくれるため、外に一切の雨水が落ちません。
足の踏み場もなく靴が置いてある一人暮らしの狭い玄関では、これはかなり重要なポイントではないでしょうか。
普段はしまっておける(ベランダに置くなど)
普通の傘立ては使わないからといって、どこかにしまう人はまずいないはず。
でも、バケツならベランダに出しておいてもいいですし、洗面所の下の用具入れにしまっておいても変じゃありません。
溜まった雨水を捨てるのが楽
連日、大雨が続いて、そのたびに濡れた傘を入れておくと意外なほど雨水がたまるもの。
そんな雨水を捨てる際もバケツの取っ手を持って、軽々と玄関の外かベランダに流すだけでOKです。
凝ったデザインの重たい傘立てだと、こうはいきません。
洗うのも楽
傘の先端って、つい地面に付いて歩いたり、電車に乗れば自然と床に付けます
それにレストランでの食事中や電車に乗っているときに、目を離して地面に倒れることだってよくありますよね?
だから、意外と傘は汚れているんですよ!
そんな傘を差しておくんですから、傘立ても当然汚れます。
でも、バケツならジャーと水で洗い流せば、それでオシマイですよ。
他の用途にも使える
なにせ本来はただのバケツだから、いろんな用途に使い回せます。
室内を掃除するときに雑巾を洗うとか、玄関を洗い掃除するときに水を汲んでくるとか、いろいろ。
つまり一個あれば、何役もこなせる万能選手。
値段が安い
傘の置き場所として使うバケツは、百均(ダイソー・キャンドゥー・セリア等)の100円商品(正確には税込みで110円)で十分です。
横に広いタイプではなく、縦に長いタイプの方が安定感があってお勧め。
安いのでもし使わなくなっても損はたかが100円なので、気軽に試してほしいですね。
一人暮らしが濡れた傘を玄関の外に置く3つのリスク
まず断言しますが、一人暮らしは濡れた傘を玄関の外に置いてはいけません!
あなたもアパートやマンションにお住まいだと思いますが、濡れた傘を外に置いておくのは3つのリスクがあるんですよ。
濡れた傘を玄関ドアの横に立てかけておくのは、こんな3つのリスクがあります。
- 盗難に遭う
- 風で飛ばされてしまう
- 「女性の一人暮らし」をアピールしてしまう
盗難に遭う
コンビニで数百円で買えるビニール傘はともかく、良い傘って高いじゃないですか?
そのせいか、けっこう盗難の被害に遭うことは珍しくありません。
オートロックのマンションならまず平気ですが、通行人が平然と立ち入れる場所にあり、なおかつ一階部分に住んでいると、よりリスクは高まります。
風で飛ばされてしまう
傘は閉じた状態でもネームバンド(生地の広がりをまとめる部品)を留めていないと、風にあおられて意外なほど遠くへ運ばれます。
台風の季節で強風が吹いていたら、なおさらですよ……
そのまま行方不明になったり、道路に飛び出して車にひかれて破損する恐れも……。
「女性の一人暮らし」をアピールしてしまう
ただのビニール傘は例外として、自分で選んで買った傘って、男女で明らかに好みが違いますよね。
男性用と女性用では、色や柄に差があるのは当然。
となると、女性用の傘を玄関の外に置いておくと
この部屋は、女性の一人暮らしです!
という隠しておきたい事実がバレバレで、それを自ら大声でアピールするようなもの。
防犯対策として、絶対にやってはいけないことですね。
まとめ
- 一人暮らしは濡れた傘を「玄関の中」へ置こう
- 外に置くと「盗難・防犯上」のリスクがある
- 玄関内に設置する一時置き場は「100円のバケツ」がベスト
傘って壊れやすい消耗品ですが、それでも大事にすれば2~3年は余裕で使えます。
憂鬱な雨の日に濡れながら帰宅したら、アパートの共用廊下には置かず、玄関内のバケツにズボッと無造作にでもいいのでつっこんでおきましょう。
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