以前、一人暮らしをする友だちの部屋でトイレを借りたら、なんとスリッパがありません。
「マジか……」と潔癖ぎみの私は躊躇したんですが、尿意には勝てず素足のまま小便をすることに。
あとで友だちに訊いてみると、実家でもトイレにスリッパは置いてなかったから、一人暮らしでも
置くことを考えたことがなかった
って言うんですね。
これにはビックリ!!!
でも、他の人に訊いてみると、意外とスリッパを置かない派が多いようなんです。
そこで、ここでは
- 一人暮らしのトイレにスリッパは必要?
- トイレにスリッパを置いている人の割合
- スリッパを置くべき理由
など個人的な意見も交えながら、スリッパ事情をくわしくご紹介していきましょう。
一人暮らしのトイレにスリッパは絶対必要!(※個人的な意見です)
私はかれこれ20年以上も一人暮らしをしてますが、トイレにスリッパは絶対に必要だと思っています。
今までスリッパを置かなかった期間は、1分1秒もありません!
それはなぜかというと、やっぱりトイレの中は汚いから。
トイレは汚れる場所なんですよ。
私は男性で立って小便をするっていう習慣(悪癖?)のせいかもしれませんが、どうしても小便は床に多少でも垂れることがあります。
それを素足で踏みつけるのって、どう考えたって不衛生だと思いません?
その汚れた足で、食事をするリビングを歩いたり、ベッドの中に入ると思うと不潔で不潔で……。
スリッパを履いていれば、たとえそれを踏んづけても汚れるのはスリッパの裏だけ。
スリッパを定期的に掃除すればいいだけなんですから。
【根拠】スリッパはトイレの汚れ拡散防止になる
スリッパを履くおかげで、トイレの汚れが他の部屋に拡散するのを防止してくれるのは、ちゃんと根拠があることなんです。
それがライオンが提供する情報サイトに掲載されていました。
それによると、トイレの「汚れの正体」がこちら。
- 男性が立って用を足すと1日で2300滴も床や壁に尿が飛び散る
- その飛び散りのせいで半径1mの範囲に汚れが菌が広がる
- スリッパを履かないと足の裏と靴下で尿汚れと菌をトイレの外に広げる
- トイレでは服の繊維や髪の毛・トイレットペーパーの繊維クズが落ちやすい
- このホコリが菌のすみかになり、これもトイレの汚れのひとつになる
トイレでは用を足すためにズボンやスカート、下着を上げ下げするので、繊維が落ちやすく、トイレペーパーからも繊維クズが落ちるんですね。
これが「雑菌のすみか」となって足の裏についてしまわけです。
ですから、なにも「立って小便」をする一人暮らしの男性だけの問題ではなく、女性にもあてはまること。
さらにこの記事では、スリッパを使っている家と使っていない家の「トイレの入口前」の床の汚れを調べる実験をしています。
その結果はなんと、スリッパを使っていない家は約10倍汚れていることが分かりました。
つまりスリッパを履かないと無意識のうちに、トイレの中の汚れを「トイレの外」に連れ出しているわけですね。
トイレにスリッパを置いている人の割合
最近ではトイレにスリッパを置かない人が増えているそうですが、実際のところはどうなのか、私が独自に調べた結果がこちらです。
※某サイトのアンケート結果を独自に集計
やはりまだまだ「スリッパを置く人」のほうが多いですが、「置かない人」との差はほんのわずか。
「置かない派」がこんなに世の中にいるなんて衝撃的。
人それぞれマイルールがあり「キレイ/不潔」の判断基準はバラバラなのは理解できますが、トイレに入った足で寝床に入るのってやっぱり不潔だと思うんですけどね……。
一人暮らしのトイレにスリッパを置く理由・置かない理由
私が生まれ育った実家のトイレにはスリッパがあるのが当たり前。
だから一人暮らしをしても「スリッパを置くのが当然」と思っている私からすると、「スリッパを置かないのが普通」という人の価値観が理解できません……。
とはいえ、置く人/置かない人それぞれにちゃんとした理由があるでしょうから、それをここでいくつかピックアップしてみました。
トイレにスリッパを置く人の理由
- 尿の飛び散りが気になるから
- トイレの床は汚れるものだから当然
- 履くのが当たり前だと思っているので
- トイレの床に「毛」が落ちているから
- お客さんが来たときのために置いている
- 風水的にスリッパを置いたほうがいいと聞いたから
- 居間とトイレは別空間だから
そうそう、トイレの床って頻繁に「毛」が落ちているんですよね。
一人暮らしなら自分の毛って分かりますが、それでも足の裏にそれがくっつくのはイヤですねぇ。
トイレにスリッパを置かない人の理由
- トイレが狭いから
- マットが敷いてあるから不要
- 履くのが面倒くさいから
- 床を清潔にしていれば不要だから
- 男だけど座って用を足すから
- スリッパをいつも清潔に保つ自信がないから
- スリッパがないほうが掃除がしやすい
- リビングや廊下で履くスリッパのままトイレに入るから
スリッパを置かない人の理由を読むと、それなりに理解できますが、目に見えない汚れが靴下とかに付いているんだよって教えたくなりますね。
トイレにマットを敷けばスリッパは要らない?
トイレにスリッパを置かない人に訊くと
マットを敷いているから不要だと思う
という意見もありますね。
マット自体で汚れをキャッチしてくれるので、足が汚れないという理屈なんでしょう。
トイレマットは、尿ハネやウォシュレットの水流の飛び散りを吸収し、汚れを目立たなくしてくれるので、それ自体にはまったく問題はありません。
マットを定期的に洗って清潔さを保っていればの話ですが。
しかし、トイレマットの上を裸足(または靴下)で歩けば、その汚れが足の裏について外に持ち出すことになるので、スリッパの代わりにはならないんですよ。
マットが汚れを吸収してくれるので、マットがない床を踏むよりは汚れの付き具合は減ると思いますが、「マットがあればスリッパは不要」と考えるのは間違いです。
一人暮らしの人はトイレにどんなスリッパを置いている?
世の中の人達はトイレにどんなスリッパを置いているのか、インスタグラムの投稿からいくつかご紹介します。
そう、トイレのスリッパって1日のうち5~10分未満しか履かないので、1年使っても2年使っても劣化しません。
なので飽きない限り捨てることってないんですよね。
だから少し高くても気に入ったデザインを選んだほうがいいかもしれません。
スリッパの色を含め全体的な統一感が素敵なトイレ。
便座カバーやマットとのセットだと選ぶのは楽ですね。
一人暮らし向けのトイレのスリッパ紹介
一人暮らしで部屋に誰も遊びにこない人や、男性であんまりインテリアに凝らない人なら、トイレのスリッパなんてなんでもいいのではないでしょうか。
私なんて何年も100均(ダイソー)の薄くてペラペラのスリッパを使っていますよ。
なかには100均のスリッパみたいな安い商品を何足かまとめ買いしておいて、1ヶ月使ったら捨てる(使い捨て)人もいるとか。
洗うのが面倒だったり、洗濯機で洗うのが抵抗がある人にはピッタリの方法でしょう。
ビニール製のスリッパを選ぶと、ハネた尿や水道の水を吸い込まないので、汚れにくいと思います。
ただ、安い旅館に泊まったような侘しい雰囲気を醸し出すので、その点は要注意。
無難に洗っても乾きやすいシンプルなタイプがベスト。
指先が開いているタイプだと特に乾きが早いのでお勧めです。
目に見えない汚れを気にするなら「抗菌」タイプのスリッパがいいかと。
まとめ
一人暮らしのトイレにスリッパは必要かというと、私の意見では「絶対に必要」だと声を大にしていいたいですね。
なにも潔癖だからスリッパを履くわけではなく、実験の結果、スリッパを履かないとトイレの汚れ(尿ハネ・ホコリ)をトイレの外まで運び出してしまうと分かっていますので。
ただ、現在では半数近くの人がスリッパを置かない生活を続けているので、スリッパを履かないからといって健康を害するような直接的な影響は出ないのかもしれません。
トイレを掃除を面倒がらず頻繁に行えば、スリッパも(あるいはマットも)不要なくらい清潔に保てますし……。
そんな「置かない派」も一人暮らしの部屋に色んな人が遊びに来るようなら、来客用のスリッパは置いていたほうがいいでしょう。
私のようなスリッパがないとトイレに入るのが抵抗感がある人もなかにはいるので(笑)
トイレ掃除の頻度は一人暮らしだと月に何回が世間の常識?
コメント
日本の常識は世界の非常識。欧米では洗面所、トイレ、バスルームが同室。日本でも公共施設やスーパーでは下足のまま使用する。何が問題なのですか。
世界や他人の常識は別として、衛生面から考えてトイレにスリッパは必要だなというのが私の考えです。
私のように立ったまま小便をすると、便器の外に飛び散ります。
もし素足だとそれを踏んづけて、部屋の外に持ち出してしまいますから。
飼育さま、貴重なご意見をありがとうございました。
さらに座るともっといいかもしれませんね。
匿名さん、コメントありがとうございます。
たしかに座るとオシッコの飛び跳ねはほとんど防げるっていいますね。
でも、私はどうしても座るのは抵抗あるんですよね……。
潔癖の癖に立って小便するのは理解ができませんね。
匿名さん、コメントありがとうございます。
言われてみればそうですね……長年の習慣なのでなかなか治せません。