使った後は洗剤で洗わないで仕舞うのが鉄フライパンのルール。
夜中にゴキブリが寄ってこないか、心配ですよね?
残念な事実ですが、鉄のフライパンにはゴキブリがたかります。
しかし、ある対策を実践すれば、それを防ぐことは簡単なんですよ。
そこで、ここでは
- 鉄のフライパンにゴキブリが寄ってくる理由
- 鉄のフライパンにゴキブリを近づけない対策
などなど
ゴキブリが大の苦手!
それでも鉄フライパンを愛用する私が安心して使う方法をご紹介しましょう。
鉄のフライパンにはゴキブリが確実に来る!
いわゆる「正しい鉄フライパンの使い方」をすると、確実にゴキブリはやってきますよ。
正しい鉄フライパンの使い方とは、以下の2つの鉄則。
- 使用後に洗剤で洗ってはいけない
- 洗った後には必ず薄く油を塗る
このルールは、ほとんどすべての鉄のフライパンで常識です。
つまり、鉄のフライパンは仕舞っているときも、表面には「常に油が付着している」わけですね。
油はゴキブリの好物
ゴキブリは鉄フライパンの表面にある油を目当てに寄ってきます。
なぜかというと、油はゴキブリの大好物なため。
私たち人間には考えられませんが、ゴキブリは油を直接ペロペロ舐めて食料にするんですね。
なんでも油一滴で5日間も生きられるとか……(ぞぞっっ!)
巷のウワサによると、中華料理店や焼肉屋、とんかつ屋など油を多く使う飲食店ほどゴキブリが多いそうですよ。
「鉄フライパンを育てる=汚い」のは当たり前
こんなフレーズを聞きませんか?
鉄のフライパンは育てて使うもの!
この「育てる」の意味とは、鉄フライパンに油膜を作って、錆びたり焦げ付きにくくする過程のこと。
1~2日で済む作業ではなく、半年~1年以上かけてじっくり取り組むのが正しいとされています。
この「油膜を作る」ために欠かせないのが、鉄フライパンを絶対に洗剤で洗わないというルール。
これを守るために、油でギトギトに汚れたあとでも、タワシとお湯だけで洗浄しなければなりません……。
ですから言うまでもなく、油汚れは完全には落ちませんから、人によっては「汚い」状態をずっとキープしてるのと一緒ですね。
もちろん、そのためにゴキブリも近寄ってきます。
鉄フライパンにゴキブリを寄せ付けない対策5選
鉄フライパンの特性上、ゴキブリを寄せ付けないのは、不可能に思えてきます。
ゴキブリ恐怖症の人は、鉄フライパンを使うのは絶望的?
いいえ、ご安心ください、ちゃんと対策はありますよ。
それがこの5つ。
- ビニール袋やダンボールに入れて保管する
- フライパンの蓋をかぶせておく
- フライパンケースを購入して使う
- 洗剤で洗って乾かしてから仕舞う
- 錆びにくい鉄フライパンを買って毎回洗剤で洗う
では、ひとつずつ確認していきましょう。
ビニール袋やダンボールに入れて保管する
鉄のフライパンの油を舐めたくて寄ってくるゴキブリからガードするには、シンプルに袋に入れておけばOK。
スーパーのビニール袋がちょうど良いでしょう。
フライパンの頭にビニール袋をかぶせ、柄の部分で輪ゴムで縛っておけば、ゴキブリの接近を完全にシャットアウトできます。
また、鉄フライパンを購入したときに入っていた段ボール箱に入れておいてもOKですよ。
フライパンの蓋をかぶせておく
鉄のフライパンには通常、蓋は附属していません。
でも、蒸し焼きにするときなど蓋はあったほうが便利ですし、ゴキブリよけにも実は大活躍するんですよ。
ガス台やシンクの下に鉄フライパンをしまうときに、蓋をかぶせておけば、食材を炒める面にはゴキブリは近寄れませんから。
フライパンのサイドや裏側は無防備なので、歩き回られる可能性はありますが、それさえ目をつぶれば有効な対策でしょう。
フライパンケースを購入して使う
ビニール袋や段ボール箱は、見た目的にちょっと……という方は「フライパンケース」がお勧めです。
フライパンケースとは、キャンプにフライパンを持参する際に使う布製のカバーのこと。
要するに移動時にフライパンが傷ついたり汚れたりするのを防ぐ目的で使うキャンプ用品。
普段、家でもこれに入れておけば、完全にガードされるのでゴキブリはもちろん、ホコリなど汚れからも守ることができます。
蓋と違って裏面までガードできるので、潔癖な人はこちらが向いていますね。
洗剤で洗って乾かしてから仕舞う
フライパンを育てることよりも、ゴキブリから守ることを優先したい方は、使用後には洗剤でガンガン洗ってしまいましょう。
鉄のフライパンは錆びやすいと言われます。
しかし、洗った後に水滴をざっとフキンで拭き取り、軽く火にかけて水分を飛ばせば、まず錆びることはありませんよ。
もちろん、乾燥させたあとも薄く油を塗ることもしません。
【デメリット】毎回、油慣らしが必要
しかし、ひとつデメリットがあります。
それが、毎回使う前に「油慣らし」が必要なところ。
使用後にゴシゴシと洗剤で洗ってしまうと、フライパン表面の油がすべて洗い流されてしまうため、それを補充しないといけないわけですね。
やり方の手順がこちら。
- 鉄のフライパンを火にかける
- 煙が出るまで空焚きする
- サラダ油を多めにフライパンに入れる
- 煙が出るまでサラダ油を温める
- お皿に余計なサラダ油を戻して完了
- 食材を入れて調理を開始する
以上の工程を使うたびに行う必要があります。
ちょっと面倒くさいですね……。
錆びにくい鉄フライパンを買って毎回洗剤で洗う
普通の鉄フライパンを毎回洗剤で洗うのは、錆びるのが気になって、神経質になるほど乾燥させないといけません。
これが毎回となるとストレスに感じるはず……。
それが嫌なので、私は値段が少し高い「錆びにくい鉄フライパン」を購入しました。
これなら毎回洗剤を付けたタワシでゴシゴシ洗って油が落としたあと、火にかけて乾燥させなくても錆びません。
当然ながら、油を100%落としてしまうため、ゴキブリが寄ってくるリスクもゼロ!
普通の鉄フライパンの値段と比べると、約2倍ほど高いですが、一生使うかもしれないとしたら、こっちを選んだほうがストレスがありませんよ。
ゴキブリが多い家は鉄フライパンはやめたほうがいい?
初夏から秋にかけて台所にはゴキブリが出没します。
やっぱり食べ物が多くて、ジメジメしてるから台所には出やすいんですよね……。
そんな環境に使っても洗わない鉄フライパンを置いたら、ゴキブリに狙われるのは当然。
だから、使うのを断念する人もいるかもしれませんが、それはもったいないですよ。
根本的な解決方法は、家(部屋)からゴキブリを一掃することです。
家からゴキブリがいなくなれば、そもそも脂ぎった鉄のフライパンをガスコンロの上に放置したところで何も問題はありませんから。
私は費用対効果の面から、一貫してブラックキャップの使用を推奨しています。
くわしくはこちらの記事をご覧ください。
ブラックキャップの置き場所【完全版ガイド】26か所を解説
まとめ
- 洗剤で洗わない鉄のフライパンにはゴキブリが寄って来る
- サラダ油はゴキブリにとってごちそうだから
- 鉄フライパンを育てるのは汚い状態をキープする行為
- 家(部屋)からゴキブリを一掃するのが最善策
鉄フライパンからゴキブリを守るには、使用後にこの5つの対策が有効です。
- ビニールやダンボールに入れて保管
- 蓋をかぶせて保管
- フライパンケースに入れて保管
- 洗剤で洗い完全に乾かしてから保管
- 錆びにくいフライパンを買って洗剤で洗う
ゴキブリの影に怯えて鉄フライパンの使用をやめた人、躊躇する人も多いと思いますが、対策次第でなんとかなりますよ。
コメント