以前こんなことがありました。
お風呂に入ろうと、浴室のドアを開けたら「ギャーーーー!」
そうです……あの黒くて気持ち悪いゴキブリがお風呂の壁や床をうろつきまわっているサイアクな状況……。
私が住む賃貸アパートでは、そんなことが頻繁にあって、入浴できないまま寝てしまったことも。
しかし、冷静に落ち着いて対処すれば、案外あっさりと退治できてしまうものなんですよ。
しかも普段からゴキブリ対策をしていれば、風呂場でばったり遭遇なんて事態も防げるんです。
ゴキブリが超苦手な私でも出来る方法ばかり!
そこでここでは
- ゴキブリがいてお風呂に入れないときの対処法
- 風呂場にゴキブリが出ないようにする対策
- 家全体をゴキブリが嫌う環境にするヒント
などなどお役立ち情報をご紹介していきましょう!
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ゴキブリがいてお風呂に入れないときの7つの対処法
女性の一人暮らしで、ユニットバスの風呂場の壁や床にゴキブリが出現!
とてもじゃないですが、髪や体を洗ったりなんてできないですよね?
かといって夜遅いからスーパー銭湯などに出かけて外で入浴することもムリ……。
彼氏や男友達など頼れる人もいない……。
そんなときはこんな方法でゴキブリをやっつけてみましょう。
- お湯に溶かしたシャンプーをかける
- シャワーで熱湯をかける
- ドライヤーの熱風を当てる
- 掃除機で吸い込む
- 食器用洗剤をかける
- 殺虫スプレーを噴射する
- お母さんを呼ぶ(奥の手)
では、くわしく説明していきますね。
お湯に溶かしたシャンプーをかける
私が一番オススメしたい撃退方法がこれ。
お風呂場に必ずあるといって間違いないシャンプー(またはボディーソープ)を使う方法です。
まず桶や洗面器に少量のお湯を張って、そこにシャンプーを多めに投入し、よくかき混ぜます。
お湯全体にシャンプーが溶けたら、桶(洗面器)をつかんで思い切りゴキブリに浴びせかけてやりましょう!!!
ゴキブリの全身にシャンプーの溶かし湯がかかれば、奴らはジタバタともがいてお亡くなりになりますよ。
シャンプーには「界面活性剤」が含まれている製品が多く、この成分はゴキブリにとっては致命的。
界面活性剤のおかげでゴキブリは窒息しちゃうんです。
しかもこの方法ならお風呂の壁や床にシャンプーが飛び散るだけなので、後片付けはそれほど大変ではありません。
ゴキブリの死骸はそのまま排水口にシャワーで流してしまえば手を汚さず、一切触れないで済みます。
だから、半径1m以内に近づきたくない私でも心理的に抵抗感なくできるやり方なんですよ。
実話体験談【シャンプーで撃退に成功!】
もう5年以上も前の話です。
当時、住んでいたアパートは妙に小さいゴキブリが頻繁に出現したんですね。
その日も何気なく風呂で頭を洗っていたら、排水口から小さな赤いゴキブリ(赤ちゃん?)がノソノソと這い上がってきて……。
黒くてでかいゴキブリになると、もう怖くて逃げ出すところですが、これくらいのサイズならさすがの私でも対処可能。
たまたま友達から聞いていた
シャンプーをかけるとゴキブリは死ぬよ
という話を思い出し、シャンプーボトルのポンプを2~3回プッシュ。
手の平に受け止めたシャンプーを練って泡立てて、ゴキブリの上からかけたところ、泡にまみれて身動きが取れなくなり、数分後には絶命してました!
やっぱりちゃんと効くんですよ、シャンプーって。
至近距離で狙えるなら、お湯に溶かすのでなく原液をそのままかけたほうが効き目は当然高いと思います。
シャワーで熱湯をかける
この方法はわりと勇気のある方向けになります。
まずお風呂場に入ったら浴槽内の排水溝の蓋と洗い場の排水溝のネットを外します。
そしてシャワーヘッドをつかんだら思いっきりゴキブリにブシャーっとお湯を浴びせてやってください。
奴らは慌てふためいてバタバタし、勢いのあるお湯に流されて、やがては排水溝の穴へと滑り落ちていくでしょう。
排水溝の穴へとゴキブリが飲み込まれた後もしばらくはそのままお湯を流し続けて、できるだけ遠くまで流してしまいます。
あとは排水溝の蓋を閉めればOK!
ちょっと怖いですがこれでゴキブリの姿は視界の遥か外へ消えてしまいますよ。
ドライヤーの熱風を当てる
ゴキブリという生物は体温調節ができないため、高温には弱い性質があります。
シャワーの熱湯をかけるのもゴキブリにとってはダメージですが、それだけではあまり効きません。
そこで出番になるのが、洗面台には必ずある髪を乾かすためのドライヤー!
ドライヤーをつかんで電源コードを差し込んだら、温度を最強レベルに上げてゴキブリに向けて熱風を吹き当てててください。
かなり近寄らないと効果が出ませんので、勇気がある人のみの方法になりますが、これだけでゴキブリはかなり弱ってしまいますよ。
こうして弱ったゴキブリなら、以下の掃除機で吸い込む方法だってかなり楽になるはず。
掃除機で吸い込む
一人暮らしの部屋にも必ずあるものといえば掃除機。
掃除機は吸い込んだゴミを逆流させないための弁がついているため、ゴキブリだって一度吸い込んでしまえば二度と出てこれません。
手を汚さず、ゴキブリそのものにあまり近づかないで退治する方法としてはかなり有効。
ただ、ゴキブリはかなりすばしっこいため小さな掃除機のゴミ吸い込み口ではキャッチできないかもしれません。
そんなときは上記のドライヤーを使う方法でちょっと動きを弱らせてからだと、かなり楽になるでしょう。
食器用洗剤をかける
女性でも男性でも一人暮らしの家に必ずあるのが食器用洗剤(JOYやママレモンなどですね)。
ほとんどの食器用洗剤にも「界面活性剤」が含まれています。
ゴキブリは別名「アブラムシ」とも呼ばれるように油でベタベタ(気持ち悪い!)。
この油のおかげで少々の水をかけたところで、窒息しないようにできているんですね。
ところが界面活性剤を含んだ食器用洗剤をかけると、その油が分解され落ちて窒息してしまうんです。
ようするに食器の油汚れが落ちて、防御力がゼロになり、水分で溺れてしまうわけ。
シャンプーをかけて撃退するのと原理は一緒です。
風呂場の高い壁にいたら食器用洗剤を振りかけるのは難しいですが、低い壁や床を徘徊しているゴキブリにならかなり有効な方法ですよ。
殺虫スプレーを噴射する
「手元にあれば」の話になりますが、やっぱりゴキブリ駆除には専門家である殺虫剤(殺虫スプレー)がよく効きます。
お風呂場の中ならリビングや台所などと違って、派手に殺虫スプレーを吹きかけまくってもOK!
あとですべて水で洗い流せるので、遠慮せずガンガン使えるというメリットもあるんですね。
以前、私が風呂場でゴキブリを発見したのは夜10時過ぎ。
近所の深夜12時まで営業しているドラッグストアに駆け込んでゴキジェットを買ってきたことがありました。
風呂なら扉をしめておけばゴキブリは外に飛び出さないので、時間をおいてゆっくりと対策を練ることができます。
ただ女性の場合は深夜に外に買い物に出るのは危険なので、できれば普段から殺虫スプレーのひとつを常備しておくのがベストですね。
私が実際に使ってみて効き目が強いと感じたのはアース製薬の「凍らすジェット ゴキブリ秒殺」。
名前通りに-85℃の冷たいスプレーが出て、ゴキブリの動きを素早く足止めしてしまいます!
化学合成殺虫成分を使っていない点も安心して使える理由のひとつ。
お母さんを呼ぶ(奥の手)
一人暮らしの部屋から実家まですぐ行けるくらいの近さなら、ここは救援を呼ぶのが安心確実。
もちろん、お父さんでもいいですが、年配の人ほどゴキブリに対する耐性は強かったりします。
最近の男性は30~40代の人でもニガテな人が多いですからね……。
年配の人は昔は殺虫剤など無かった時代に生きていました。
昔の人はスゴイなぁ……。
だから家に殺虫剤がなくても「新聞紙」を丸めた棒で「スパーン!」と叩いて仕留めるというスゴ技を繰り出してくれるでしょう。
風呂場でグチャッとゴキブリの死骸が潰れるのは気持ち悪いですが、水場なのでシャワーや石鹸でゴシゴシと洗い流せるので心配は無用です。
一人暮らしで近くにそんな便利で強い人がいないときは、まったく参考にならない情報ですが……。
お風呂場にゴキブリが出る理由
そもそもなぜお風呂場にゴキブリが出やすいのか、不思議ではありませんか?
そこには、ゴキブリの「好み」が影響しているんです。
ゴキブリが好きな場所の条件がこちら。
- 暗くて狭いスペース
- 温かいところ
- ジメジメと湿度が高いところ
お風呂場はご存知のように、お湯を使えば温度がグーンと高くなります。
それに水滴が壁や床にいつまでも残っていると、他の部屋よりも湿度が高い状態が長時間キープされます。
くわえて、入浴する時間以外は人間が訪れず、お風呂場の電気はつけないので真っ暗闇。
風呂場はゴキブリにとっては最高に「住み心地のよい天国」なんですね。
他の部屋には出ないのに、なぜかお風呂場には出るというのも納得できる理由です。
風呂場にゴキブリが出ないようする6つの対策方法
お風呂に入ろうとしたら、黒々したゴキブリを見つけた最悪な夜……。
そんな状況を避けるため、普段の生活からできる対策があります。
私が住む部屋ではゴキブリへの予防対策を講じたため、ここ数年は風呂場はおろか、他の部屋でも見かけることがほぼ無くなっていますよ。
その対策は全部で6つ。
- 侵入口を塞ぐ
- お風呂の排水溝パイプをキレイにする
- 脱衣所にバポナを貼る
- ホウ酸団子やブラックキャップを置く
- 湿度と気温を低く保つ
- ゴキブリワンプッシュを定期的に使う
ひとつひとつ解説していきますね。
【1】侵入口を塞ぐ
ゴキブリは当たり前ですが「家の外」から侵入してきます。
新築の家やアパートでは、建ててから数年間はゴキブリの姿は見えません。
しかし、やがて何かのキッカケでゴキブリは、あなたの家へと足を踏み入れるもの……。
その侵入口は大まかに分けて、以下の7つが考えられます。
- お風呂の排水口
- 玄関
- 窓・ベランダ
- トイレ・洗面所・台所の排水口
- 換気扇の排気口・部屋の給気口・エアコンのドレンホース
- ダンボール
- 観葉植物・プランター
お風呂の排水口
お風呂の排水口はS字型になっており、いつもそこには水が溜まっています。
そのため、風呂の排水口からはゴキブリは上がってこれません。
しかし、やけに風呂場にだけゴキブリが出現する頻度が高いときは、なんらかの理由で下水から上ってきて排水口から侵入している可能性があります。
そんなときは網目が1.5mm以下のネットを張って防御するようにしましょう。
1.5mm以下の細い目なら、ゴマ粒のように小さいゴキブリの赤ちゃんもシャットアウト可!
玄関
玄関は外の世界と家の中をつなぐ最も大きな「窓」。
特に夏はいくら暑いからといって、ドアを開けておくのは厳禁です。
マンションやアパートの廊下(通路)はよくゴキブリが徘徊する場所ですから、扉を開けておくとスルッと侵入するのは確実。
冬でも出来るだけ長い時間、開けっ放しにしないようにします。
また、出入りするときはサッと時間をかけずスムーズに行い、一緒にゴキブリがついて入っていないか足元をチラっとでいいので確認するクセをつけましょう。
立て付けが悪いせいで、ドアの下に隙間がないか要チェック!
玄関は日が当たらずジメジメしている家も多いので、ゴキブリにとっては天国。
基本は玄関のたたきに足の踏み場もないほど靴を出しておくのはやめて、下駄箱にしまうようにすること。
くわえて下駄箱のなかもぎっしり詰めこまないで余裕を持っておくようにします
玄関ドアの「ドアポスト」に要注意
アパートやマンションに多く見られる郵便受けが付いた扉も要注意!
いわゆる「ドアポスト」という奴です。
厚手の郵便物や新聞が郵便受けに刺さった状態だと、そこに隙間が生まれて、そこからゴキブリが侵入することも……。
できればその郵便受けは封鎖して、玄関脇に独立した郵便ポストを置いておくといいですね。
アロマ(ハーブのスプレー)を使う
玄関ではこれらの対策に加えて、アロマ(ハーブスプレー)を使うのも効果的。
ハーブにはゴキブリ退治の効果はありませんが、ハーブの成分はゴキブリにとっては不快でその場に留まることを嫌がります。
そんなゴキブリが嫌がるハーブの種類は
- ミント
- ローズマリー
- レモングラス
- ナツメグ
- ユーカリ
などが定番。
これらのハーブのアロマオイルを購入し、スプレー容器に水と割って入れて玄関に噴霧しておくといいでしょう。
窓・ベランダ
ゴキブリの侵入口として、玄関の次に危険なスポットが窓とベランダ。
ゴキブリはなにも壁を伝って窓やベランダにたどりつくだけではなく、空を飛んできて侵入するケースもあり得ます。
意外と知られていませんがゴキブリは空を飛ぶことが出来て、その高さは建物の4~5階まで達するとか……。
全身が黒いクロゴキブリは空を飛ぶそうです……。
私の家ではベランダに通じる掃き出し窓の網戸が壊れて、ちゃんとぴったりしまっていなかっため、ゴキブリの侵入を許しました。
夏は窓を開けて網戸だけにしている時間が長いですから、網戸がちゃんと窓枠に対して隙間なく閉まっているか、網戸が破けて大きな穴が空いていないか確かめてみてください。
ベランダに植物の鉢を置いていると、ゴキブリはその裏に隠れていたりします。
洗濯物を出したり、夕方に日が暮れて取り込むときは、一緒にゴキブリが入ってこないよう注意して素早く行うのをお忘れなく。
トイレ・洗面所・台所の排水口
風呂場と同様にトイレ・洗面台・台所などの「水回り」もゴキブリとよく遭遇しやすいスポット。
これらの場所もやはり侵入経路は排水口だと考えられます。
そこで洗面台や台所の排水口には、風呂場と同様の「ネット」を張って侵入を未然に防ぐ手立てを整えてみましょう。
さすがにトイレの便器内には、ネットを張ることは出来ません……。
トイレについてはゴキブリキャップ(ホウ酸団子系)の薬剤を置いて、その場で仕留める対策がベスト。
換気扇の排気口・部屋の給気口・エアコンのドレンホース
台所や風呂場にある換気扇もゴキブリにとっては格好の侵入経路。
特に昔ながらの大きなファンが回るような換気扇は、外の開口部から室内へ続く壁までに隙間があることが多く危険です。
新しいタイプの換気扇に変えるのは費用がかかりますが、長い目で見ればゴキブリの脅威から家を守ることになりますよ。
その他にエアコンの使用時に出る水を屋外に排水するための「ドレンホース」も要注意!
この細い管を伝って、小型のゴキブリや赤ちゃんゴキブリが侵入しているケースも……。。
このドレンホースの先端には何もついていないノーガード状態なので、ホームセンター等で防虫網などを購入してかぶせておきます。
ダンボール
ゴキブリは変な生き物で、なんとダンボールが大好き!
ダンボールは防寒にもなるので、荷物を入れた隙間に入り込んで越冬したりします。
そんなダンボールを新居に持ち込むと、ゴキブリにとってもお引越しになってしまいますね(笑)
引っ越し作業をするときは荷物を出したらすぐにダンボールは廃棄し、荷物を出さないまま部屋や押入れに置いておくのは絶対にNG!
また、ベランダなどに長くダンボールを置いておくのもゴキブリにとっては格好のねぐらに……。
不要になったらさっさと捨てるようにします。
観葉植物・プランター
ゴキブリは湿り気のある物が大好き。
だから、定期的に水やりをして、いつも土が湿っている観葉植物の鉢やプランターを住処にしているケースも……。
春から夏の間、外に置いていた鉢植えの植物を、冬になって室内に取り入れるときは
- 鉢の裏
- 受け皿
この2点をよくチェックし、ゴキブリが隠れて潜んでいないか確認しましょう。
ナメクジが裏にくっついている場合も多いので、よくご確認を!
また、ホームセンターや園芸店で買ってきた鉢植えも念の為、家に持ち込む前によく調べると安全です。
ゴキブリ以外にもナメクジやダンゴムシも隠れている場合があるので、要チェック。
私はベランダでブーゲンビリアやシンビジュームなどを育てているのですが、室内に取り入れる前には必ず水をいっぱいに張った受け皿に鉢を漬けて虫の有無をチェックします。
こうすると鉢底の見えない内側に隠れている虫たちも水で窒息しそうになるので、必ず外に這い出てきます。
そこを捕まえて退治するのがポイント!
【2】お風呂の排水溝パイプをキレイにする
ゴキブリは性質的にキレイに掃除された場所よりも、汚く不潔な場所を好む生き物。
お風呂の排水溝は長年使い続けていれば、それだけ石鹸カスや人の垢などが溜まりに溜まって、不潔そのものに……。
ゴキブリに居心地の良い環境を提供しないように、定期的に「カビキラー」や「パイプユニッシュ」などを使ってキレイに掃除をしましょう。
【3】脱衣所にバポナを貼る
もともとゴキブリは湿った場所が大好きなので、自然と風呂に集まってくるのは防ぎようがありません。
そうしたゴキブリたちを一網打尽にするために、お風呂のわきの脱衣所に「バポナ」という殺虫成分のある薬剤を置くのも効果的。
このバポナは吊るしておくとしばらくの期間、殺虫成分が蒸散されるのでゴキブリを含め蚊やハエの駆除に役立ちます。
【4】ホウ酸団子やブラックキャップを置く
家中のゴキブリを一匹残らず駆逐するのに最も効果的だと個人的に思うのが、「ホウ酸団子やブラックキャップ」を置く方法。
私は手間暇をかけて自分でホウ酸団子を作り、それを家中に配置していたことがありますので、その効果は身を持って実感済み。
これを設置して数ヶ月経過すれば、風呂場はおろか家中でゴキブリの姿を見かけることはなくなりますよ。
ホウ酸団子を作るのはちょっと面倒くさい……
という人はそれの代替品となる「ブラックキャップ」や「コンバット」などの既製品を用意すればいいでしょう。
私は「ブラックキャップ」のヘビーユーザーです。
ホウ酸団子もブラックキャップもゴキブリへの作用は一緒。
毒入りの餌を食べさすことで、ゴキブリの群れ全体を死滅させる効果が期待できるんですね。
【5】湿度と気温を低く保つ
ゴキブリにとっては高温多湿な状態が「快適な環境」であり、人間とは真逆。
だから蒸し暑い真夏にもっとも活動が盛んになり、空気が乾燥する冬になると姿を見かけなくなるわけ。
そんなゴキブリにとって快適な高温多湿な状態から、「湿度が低く気温が低い状態」をあえて作り出すことでゴキブリの活動を弱めることができます。
それには
- お風呂場の窓を開けて換気する
- 風呂場の換気扇つけて浴室内の空気をなるべく乾燥させる
この2つが重要。
夏場はどうしてもジメジメしますので、風呂から上がったらしばらく窓を開けておくか、換気扇を回して湿気を外に逃がしましょう。
そして、ゴキブリの姿を見かけなくなる冬場には、あえて家中の窓を開けて換気扇を回し、人工的に低温・低湿度の状態を作り出します。
湿度を下げると風呂のカビ防止にもなりますよ。
こうすることで家の中に潜んでいるゴキブリが死滅し、あわせてゴキブリの卵まで孵化することなく朽ちさせることが出来るんですね。
冬なのでそんなことをするのは寒いですが、2~3時間そんな状態で家の中を換気させてみてください。
【6】ゴキブリワンプッシュを定期的に使う
「ゴキブリワンプッシュ」とは、隠れたゴキブリを退治できるスプレー式の駆除剤。
ゴキブリに直接噴霧して退治するのではなく、「隠れていそうな場所」にスプレーしておくタイプの商品です。
ここ数年ですっかり定着し、これのおかげ救われた人も多数います。
私のそのひとりです。
お風呂場にゴキブリが出ても、すぐ逃げて隠れてしまいますので、ゴキブリワンプッシュを定期的にスプレーして撃退しちゃいましょう。
お風呂場には浴槽(バスタブ)と床や壁との隙間がありますので、そのあたりにプシュッと撒いておくといいですよ。
ゴキブリの習性を知って先手を打とう!
敵(ゴキブリ)をやっつけるには、敵の素性(習性)を知っておくと、なにかとムダがなくなるもの。
正直言ってゴキブリの生態なんて知りたくもないですが、ここは我慢してこれだけは知っておいてください。
好き嫌いなく何でも食べる
ゴキブリはグルメであるとか言われますが、実は好き嫌いはほとんどありません。
玉ねぎやバナナなどが好物として挙げられますが、食べるものがなければなんでも食べてしまう雑食性の性質を持つそうです。
だからこそ3億年もの間、絶滅せず生き残ってこれたのでしょう。
もちろん、好きな味(甘いものなど)と味のないエサを並べておくと、好きな味のエサに食いつきますが、非常事態になれば好き嫌いは言いません。
ですから、台所などに何も食べられそうなものがなければ、風呂場に落ちている髪の毛やフケ、石鹸カス、湯垢だって食べてしまいます。
奴らは水さえあれば1ヶ月は生きられるとか……。
お風呂にゴキブリが寄ってしまう原因は、そうした餌目当ての可能性が大。
ですから、やはりお風呂も普段から掃除を定期的に行うことが大切なんですね。
ニオイに誘われる虫
ゴキブリには好きなニオイと嫌いなニオイがあり、好きなニオイに惹かれて寄っていく性質があります。
たとえば、玉ねぎやにんにくなどネギ類のニオイが特に好きだと言われおり、逆にレモンやハッカなどハーブ系のニオイを嫌います。
外からゴキブリを寄せ付けないためにも、軒先に玉ねぎを吊るしておくようなことは避けたほうがいいですね。
農家の軒先でよく見かける光景ですが、あれは真似しちゃダメ。
また、生ゴミが腐ったときの腐敗臭やアンモニア臭も好むそうなので、やはり室内を清潔に保つのが何より重要な対策になります。
家全体をゴキブリが嫌う環境にする3つのポイント
ゴキブリの習性を知るとなんとなく分かってきますが、家全体を「ゴキブリが嫌う環境にする」のは、それほど難しいことではありません。
お風呂場に直接侵入しなくても、他の部屋からお風呂に集まってくる可能性もあるので、家全体で対策を立てるのがベストでしょう。
そんな家全体をゴキブリが嫌う環境にするポイントが、この3つ。
- 食べ物を出しっぱなしにしない
- キッチンをこまめに掃除する
- 部屋の湿度を低くする(ジメジメさせない)
ポイント1.食べ物を出しっぱなしにしない
まず大切なのが、無意識にゴキブリに食物を提供しないことです。
食べかけの料理、食べ終えた食器をそのままシンクに出して放置するなどすると、人の見ていないところでゴキブリのエサになっている可能性が!
食べ残した料理はすぐに冷蔵庫にしまい、食事の後の食器はすぐ洗うか、食洗機のなかへ入れておくことが大切です。
テーブルの上に出しっぱなしにしがちな調味料や砂糖や塩なども、食器棚の引き出しにしまうのをお忘れなく。
床に落ちたお菓子(ポテトチップスの破片など)も拾っておきましょう。
ゴミ箱に捨てたお菓子の袋にもわずかにカスが残っていて、これもゴキブリのエサに……。
生ゴミも同様に、食べ物関係を入れるゴミ箱は密閉式を用意すると鉄壁の防御態勢になりますよ。
ポイント2.キッチンをこまめに掃除する
キッチンの三角コーナーに野菜の切れ端や食べ残して捨てた料理を置いていませんか?
それって、みすみすゴキブリに「食べてください」と提供しているようなもの。
蓋付きの三角コーナーにするか、密閉できる生ゴミの置き場に移動するなどして長時間放置することはさけるべきですね。
私はステンレス製の蓋付き三角コーナーを買って使ってます。
また、排水溝についても油汚れを残しておくと、これまたゴキブリの格好のエサになります。
なるべくこまめに掃除して清潔な状態をキープしましょう。
ポイント3.部屋の湿度を低くする(ジメジメさせない)
何度も繰り返していますが、ゴキブリは高温多湿な環境が大好き。
ゴキブリの出現確率が大幅にアップする夏には、お風呂や台所などは特に換気をよくして湿度を低く保つようします。
それには換気扇の使い方がポイント。
換気扇のスイッチを入れてから「対角線上にある窓」を細く開けて空気の通り道を確保。
こうすると、スムーズに効率的に室内の「こもった湿気」を外に逃がすことが出来ますよ。
まとめ
お風呂にゴキブリがいて入れないときの対処法をお伝えしてきました。
普段の生活からゴキブリを家に「侵入させない・安住させない方法」を実践すれば、二度と見かけることはなくなるはずです。
しかし、それでもアパートやマンションなど共同住宅などにお住まいの場合は、自分の部屋だけゴキブリ対策をしても、他の部屋から侵入してくるリスクが高いままでしょう。
そんなときは引っ越す以外の方法はありません。
一人暮らしでアパート住まいをされている方は、こんな条件の物件を選べばゴキブリに出会う確率は減りますよ。
- 築浅の物件である
- 上階である(高ければ高いほど良い)
- ドアポストではない
- 木造ではない(鉄骨造が良い)
- 窓のそばに電柱や木がない
- 近くに樹木が多い公園などがない
- 階下に店舗がない
こんな物件なら、お風呂でゴキブリと遭遇するリスクはぐっと減ります。
そんな都合の良い物件が見つかればの話ですが……。
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