一人暮らしを始めるにあたって、自転車を買うかどうか?迷う人が多いですよね。
実家で使っていた自転車を引越しの際に持っていくか、それとも置いていくか迷ってる人もいるでしょう。
ネットで調べると
自転車なんて必要ないって!
買わなきゃよかった……後悔してる
なんて声もちらほらありますから……。
そこで、ここでは
- 一人暮らしで自転車がいらない人の条件
- 都内一人暮らしの人が自転車を持つメリット
- 一人暮らしにお勧めの自転車
など、自転車を愛用する一人暮らしの管理人がお伝えします。
これさえ読めば、あなた自身が必要か不要か一発で分かりますよ。
一人暮らしで自転車がいらない人の5つの条件
一人暮らしをする人で「こんな人は自転車がいらないな」と私が思う条件が、この5つ。
- 徒歩5分以内の近さに利用する駅や店がある
- 徒歩40分以上の遠い場所に利用する駅や店がある
- 駅前に駐輪スペースがない(あっても駐輪料金が高い)
- アパートに屋根付きの駐輪場がない
- 行動的な性格じゃない
一人暮らしと言っても、人それぞれ暮らす環境(地域)は違います。
あなたが新生活を始める場所では、当てはまるのか、ひとつずつチェックしてみてください。
徒歩5分以内の近さに利用する駅や店がある
- 通勤・通学で使う駅がアパートから徒歩5分以内
- よく利用するコンビニやスーパーが徒歩5分以内
この条件に当てはまる人は、自転車は必要ありません。
それくらいの距離なら、パパっと歩いたほうが早いですし、自転車はかえって足手まといになりますよ。
徒歩40分以上の遠い場所に利用する駅や店がある
逆に徒歩で40分以上はかかる場所に、よく利用する駅や店がある場合も、自転車は必要ありません。
なぜかというと、あまりに遠すぎると自転車に乗る気にはならないため。
徒歩40分というと、自転車では15分ほどの距離。
もちろん、15分くらいなら体力的に自転車が漕げる人なら問題なし。
でもほとんどの人は、それくらいの距離になると電車やバスでの移動を選んでしまうものですよ。
駅前に駐輪スペースがない(あっても駐輪料金が高い)
自転車に乗るメインの用途は最寄り駅への往復だと思います。
ただ、最近では駅前の違法駐輪に対して監視の目がきつくなり、自由に停めるのは無理になってきました……。
その代わりに市町村が運営する駐輪場は充実しています。
月極めで契約すれば停められますが、意外とこの駐車料金がバカになりません。
駅までバスで通っていて、その交通費が駐輪料金を下回っていればいいですが、それ以上の金額だとさすがにちょっと……。
わざわざ自転車を漕いでいるのに、負担が増えたらもったいないですよ。
アパートに屋根付きの駐輪場がない
自転車は野ざらしにしておくと雨に打たれ、錆びていきます。
直射日光に晒されるのも、ハンドルやサドルの劣化を早める原因に。
もし賃貸アパートやマンションに屋根付きの駐輪場がないと、耐久面で心配なので所有しないほうがいいでしょう。
雨除けカバーを掛ければ防げますが、自転車に乗る際にカバーを部屋まで持ち帰る必要があって面倒。
部屋の玄関に自転車を持ち込む手もあるものの、部屋が汚れたり、部屋から外への持ち運びが大変なのでお勧めできません。
行動的な性格じゃない
自転車があればサイクリングに出かける楽しみも生まれます。
でも、週末は部屋に引きこもって出かけないインドア派の人には、まったくもって魅力的には映りませんよね。
自転車を「遊び」に活用したい人はともかく、ただ「生活の足」にしか使わない人にとっては利用価値は半減するでしょう。
一人暮らしが「自転車なんていらない」と思う5つの瞬間
私は長い一人暮らし生活を続けるうえで、ほとんどの期間を自転車とともに過ごしてきました。
いつもは「生活のパートナー」として大事にしていますが、ときには
自転車なんて、いらないなぁ……
と思うことも。
それがこんな5つの瞬間です。
- 置いた自転車が盗まれないか心配なとき
- タイヤの空気が抜けていたとき
- 自転車にいたずらされていたとき
- 髪型が乱れたとき
- 急な雨が降ってずぶ濡れになったとき
置いた自転車が盗まれないか心配なとき
ゴチャゴチャした繁華街の商店や、駅から離れた場所にある無料駐輪場などに自転車を停めたときは正直不安です。
安物の自転車ですが、最近は自転車泥棒も多いと聞きます。
こんなとき「わざわざ自転車で来るんじゃなかった」と後悔することも。
タイヤの空気が抜けていたとき
自転車のタイヤって意外とすぐに空気が抜けるんですよね。
急いでいる朝に自転車にまたがったら空気が抜けていた……なんて経験を何度したことか。
実家暮らしなら家族の誰かと共有するので、勝手に空気を入れてくれていました。
でも、一人暮らしでは自分しかメンテナンスする人はいませんので。
自転車にいたずらされていたとき
人通りの多い商店街に自転車をしばらく停めたら、カゴにゴミを入れられたり、倒されたりなどイタズラされた経験があります。
聞いた話では、もっと悪質ないたずらとして
- サドルを盗まれる
- タイヤの空気を抜かれる
- 鍵穴にガムを詰められる
こんなケースあるんだとか……。最悪ですね。
髪型が乱れたとき
せっかく家で髪を完璧にセットしたのに、全力で自転車を漕いだら髪型がグシャグシャになることも……。
台風で強風が吹くときに乗ると、髪がめちゃくちゃですよ
自転車通勤で交通費を節約しても、その代わりに余計な手間やストレスがかかるのが自転車という乗り物です。
急な雨が降ってずぶ濡れになったとき
天気予報では晴れるといっていたから自転車ででかけたら、急に天気がくずれて土砂降りに……。
最近だと予測がつかないゲリラ豪雨が増えています。
自転車に乗ってて一番ツライのが「悪天候」ですね。
都内で一人暮らしする人が自転車を持つ4つのメリット
私は以前、東京都内でしばらく一人暮らしをしていましたが、その期間は自転車に相当お世話になりました。
やっぱり田舎より都会のほうが自転車が役立つシーンが多い気がします。
そんな都内で自転車に乗るメリットがこちらの4つ。
- 一駅先の距離なら自転車で行ける
- 終電を気にしないで夜遊びができる
- 電車やバス移動では気づかない穴場を見つけられる
- 女性は夜でも徒歩よりは安全に移動できる
では、ひとつずつ見ていきましょう。
一駅先の距離なら自転車で行ける
都内を走る鉄道路線は、どれも駅同士の距離が短め。
- 山手線:0.5km~2.2km
- 中央線:0.7km~4.3km
- 地方の路線:3km~5km
地方の路線では駅と駅の間隔が離れていて、「隣の駅」まで行くのは電車かバス移動が基本。
しかし、都内ではラクに自転車で移動できる範囲内。
一駅先まで出かけるくらいなら、電車に乗るよりも自転車のほうが早い場合もあるくらいですから。
終電を気にしないで夜遊びができる
都内は縦横無尽に電車が走っているため、ちょっとした移動も電車に頼りがち。
ただ、さすがに終電時間は決まっているので、夜遅くまで遊ぶときは時間を気にする必要が……。
若い世代で一人暮らしをする人は、かといって気軽にタクシーに乗る経済的な余裕はありませんよね?
しか~し、そんなときでも、自転車があればまったく関係ありません。
電車やバス移動では気づかない穴場を見つけられる
東京って車が通れないような狭い路地が多く、とくに下町近辺はそんなエリアが広大にあります。
そんな場所へは何か目的がない限り、滅多に足を踏み入れることもありません。
でも、自転車があれば気ままにフラフラと探索できるので
え?こんなところに、こんなステキな店が!
みたいな発見があるはずですよ。
女性は夜でも徒歩よりは安全に移動できる
電車を降りて借りているアパートまでは、歩いて数分。
エリアによっては人気のない寂しい道も、東京にだってあちこちにあります。
女性の独り歩きはなにかと不安ですが、自転車なら徒歩に比べれば、いくらか安全です。
一人暮らしにお勧めの自転車はママチャリ
生活の足として使い倒す自転車で、一番重要なポイントはズバリ「鍵の開閉のしやすさ」だと個人的に思います。
折り畳み自転車やロードバイクなどは、自転車本体に鍵が付いていません。
そのため、チェーン状の鍵を駐輪場の鉄柵などに通してロックする必要があります。
この作業が毎日となると、なかなか面倒なんですよ。
その点、ママチャリなら鍵が付いているため、ロックが簡単。
そんな自転車ごとの優れた点・劣る点を表にしてまとめたのがこちら。
自転車の種類 | 鍵の開閉の手軽さ | 玄関への収納 | 値段 |
ママチャリ | ○ | × | ○ |
折り畳み自転車 | × | ○ | △ |
ロードバイク/マウンテンバイク | × | × | × |
ミニベロ(小型自転車) | × | △ | △ |
電動自転車 | ○ | × | × |
電動自転車は電動アシストなので運転は楽ですが、値段が高いので予算オーバー。
折り畳み自転車は玄関にしまって置ける安心さはあるものの、使うたびに組み立てるのはハッキリ言って面倒この上ない。
というわけで、消去法的に昔ながらのママチャリが一番のおすすめですね。
万が一、盗難にあっても安いので諦めがつきますし。
まとめ
一人暮らしで自転車がいらないのは、こんな条件に当てはまる人です。
- 徒歩5分以内に駅や店がある
- 徒歩30分以上の場所に駅や店がある
- 駅に駐輪場がない(または料金が高い)
- 賃貸に屋根付き駐輪場がない
- アクティブな性格ではない
自転車を買っても乗らなくなる最大の理由は、目的地が近すぎるか、遠すぎるかのどちらか。
これがもっとも大事なポイントです。
自転車を買う(または新居に持っていく)前に、自宅周辺の環境をよくチェックし、シミュレーションしてみるといいですね。
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