ゴキブリって油でテカテカ光ってるので、もし触ったらベタベタしてそう……。
あんな脂ぎった虫にガムテープはくっつくの?
でも、ゴキブリホイホイは粘着力でゴキブリを捕まえる仕組みだから、うまくやればキャッチできそうです。
そこで、ここでは
- ガムテープにゴキブリはくっつく?
- ガムテープでゴキブリを捕らえる方法
- ガムテープで封印したゴキブリの末路
- ゴキブリが侵入する隙間をガムテープで塞ぐアイデア
などなど、ガムテープ×ゴキブリ退治で知っておきたいアレコレを一挙に公開しますね。
ゴキブリはガムテープにくっつく?
答えを先に言うと、ゴキブリはガムテープにくっつきます!
これは私も試したことがあるし、ネット上でも体験談がゴロゴロ転がっているので間違いありません。
ただし、それはガムテープの「種類」によります。
その種類とは?
くっつくガムテープは「布製」が最適
ガムテープには主に2種類あることは常識ですよね?
- 紙テープ(クラフトテープ)
- 布テープ
という2種類です。
普通に使われているのが紙テープで、ダンボールの封をしたり、ブルーシートが破れたときの補修に使われるのがこれ。
正式名称を「クラフトテープ」といいます。
「ガムテープ」と言えばこの紙テープを指すことが多く、値段が安いため、遠慮なくガンガン使うことができます。
ただ、重ね張りができなかったり、手で切ることができなかったりなど不便な点も多々あります。
で、ゴキブリ対策に使うのが布テープのほう。
紙テープよりも値段が高いですが
- 重ね張りができる
- 手で簡単に切れる
- 油性ペンで字が書ける
など紙テープには無い特長があります。
もうひとつ忘れてはいけない大事な特長が、紙テープよりも粘着力が強いこと!
だからゴキブリをくっつけるには布テープが最適で、また重ね張りできる点も大事なポイントなんです。
そのわけは後で説明しますね。
ゴキブリは脂ぎってるからくっつきにくい
ご存知のようにゴキブリは、体の全体を油でコーティングしています。
ゴキブリ自身が脂分を分泌して、それで全身をベタッと油脂で覆っているんですね。
何日もお風呂に入らない人の髪の毛や体がベタベタになるのと基本的には一緒です。
なぜかそんなに油で体を覆っているかというと、細菌や水から自分の体を守るため(だからゴキブリは汚い場所でも生きられるし、水に落ちても溺れません)。
そんな強力な油をまとっているために、ちょっとやそっとの粘着力のテープではくっつかないんですね。
セロテープはまず無理でしょうし、絶縁テープも絶対に無理。
だからこそ粘着力が弱い紙テープ(クラフトテープ)は適さないというわけ。
ゴキブリをガムテープで退治するメリット・デメリット
ゴキブリをガムテープでくっつけて、退治&廃棄するときのメリットとデメリットを挙げます。
実践するかどうかの判断基準にしてください。
3つのメリット
部屋が臭くならない点
普通に殺虫スプレーでゴキブリを退治しようとすると、いや~な匂いが部屋に撒き散らされて深いですし、あとで飛び散ったところを拭かないと気持ちが悪いです。
その点、ガムテープなら部屋の空気を汚すことは一切ありません。
死骸が飛び散る可能性が低い点
ハエたたきや丸めた新聞紙でゴキブリを仕留めると、グチャっと潰れて体液や内臓が飛び出したり、体の一部が取れて床に散乱したりして大変……。
床にカーペットを敷いてあったら、絶対にその上では潰したくないですよね?
その点、ガムテープでピタッとくっつけることに成功すれば、ゴキブリ本体を潰す危険性はゼロ!
暴れまわることもないので部屋の汚れが最小限で済みます。
材料費がほぼ0円な点
ハエたたきはともかく、殺虫スプレーはどれも1000円近くする商品ばかり。
もしゴキブリがふらっと年に一回くらいしか現れない家だったら、そのためにお金を出して殺虫剤を用意するのは負担になります。
その点、ガムテープならだいたいどの家にも常備されていますよね。
もし今、家にガムテープがなかったら、他の用途にも使えますから買っておくのは無駄になりません。
新たに購入する際は布テープを選びましょう。
距離を詰めなくていい点
殺虫スプレーもハエたたきも射程距離は短く、かなりゴキブリに近寄らないと失敗します(届きません)。
その点、ガムテープを使ったゴキブリを捕まえる道具(通称「ガムテープ棒」があれば、ゴキブリに近づかなくても捕獲できるんです。
ガムテープ棒については後で説明します。
2つのデメリット
元気なゴキブリをくっつけるのが難しい点
ここまで読むとガムテープは最強のゴキブリ捕獲アイテムに思えてしまいますが、実はデメリット(弱点)もあるんです。
その最たるものが、元気なゴキブリをくっつけるのが難しい点。
恐ろしいスピードで走り回るゴキブリをさっとガムテープでくっつけるのは、至難の業なんですね……。
もちろん、あとでご紹介する「ガムテープ棒」の作り方を工夫すれば、ある程度はこの弱点をカバーできますが。
殺虫剤をかけた後は難しい点
元気なゴキブリをガムテープにくっつけるのは難しいけど
殺虫スプレーで弱らせてからなら楽勝では?
と思うかもしれません。
しかし、ちょっとでも殺虫スプレーの成分がかかってゴキブリが濡れてしまうと、ガムテープの粘着力が一気に弱まってしまうんですね。
だから、ガムテープを使うときは、そういった他の道具の補助が逆効果になるんですよ。
殺虫スプレーはもちろん、熱湯や食器用洗剤をかけてしまっても粘着力は格段に落ちてしまうのでご注意を。
ガムテープでゴキブリを退治する方法
ガムテープでゴキブリを退治する方法は2通りあります。
私が推奨するのは「ガムテープ棒」を自作する方法。
手の込んだ物を自作する余裕がないときは「ガムテープトラップ」も有効なので合わせてやり方を解説していきましょう。
ガムテープトラップを仕掛ける
「ガムテープトラップ」とは、簡単に言えば手作りのゴキブリホイホイみたいなもの。
床に並べたガムテープの上にゴキブリを誘導して、そこで捕まえてしまおうという方法です。
ガムテープトラップのやり方
ガムテープでしかけ作って
ゴキブリくるした。
ここのゴキブリちっちゃいけど
しにじーぐるー笑 pic.twitter.com/yWxLw2zfff— 金城 翔也 (@G630PVO84w4GVCF) July 28, 2019
※視聴注意:本物のゴキブリが映っています。
- 布テープを20~30cmの長さに切る
- これを5~10個くらい用意する
- 床に切った布テープを並べる
- ゴキブリを脅して布テープトラップへ誘導する
- ゴキブリがかかったら上から布テープを貼り付け封印
- そのまま丸めてゴミ箱へ捨てる
上手にゴキブリを誘導しないとまったく効果はありませんので、確実性は低いですね。
ただ、逃げられてしまった際はこのガムテープトラップの上にお菓子などゴキブリのエサになりそうなものを置いておけば、簡易ゴキブリホイホイになります。
翌日の朝に確認したらゴキブリが捕まっているかもしれませんよ。
ガムテープ棒を自作してゴキブリを捕らえる
今回のメインとも言える対策がこの「ガムテープ棒」の自作。
簡単にいえば長い棒の先にガムテープを付け、それでゴキブリをくっつけてしまおうというやり方です。
ガムテープ棒の作り方
- 新聞紙を丸めて棒状にする
- 棒の両端をぐるっと布テープで巻いて解けないようにする
- 棒の先端に布テープの「粘着面が表にくる」ように巻きつける
たったこれだけ完成!女性でも楽に作れますよ。
イメージとしては「とりもち棒」に近いですね。
更に粘着性を高めるなら、棒の先端がT字になるように短めの新聞紙を丸めた棒をくっつけるとGOOD(イメージとしてはT字カミソリみたいな形状)。
そしてそのT字の広いスペースに縦横幅広く布テープをつけると、ゴキブリを捕まえやすくなります。
もし新聞を購読していない場合は、棒状のものならなんでも構いません。
- ダンボール(丸める)
- クイックルワイパー
- 掃除用のコロコロ
- サランラップの芯
- ほうき
こんな種類の柄の長い棒が適しています。
コロコロはそれ自体に粘着力があるから、そのままゴキブリをくっつけるのに使えそうですが、表面が丸くて粘着力がそれほど高くないので不可能です。
小さなゴキブリや赤ちゃんゴキブリならギリギリ可能。
ゴキブリをガムテープに封印したら?
ゴキブリをガムテープにくっつけたけれど、そこから気持ち悪くて捨てることもできず、そのまま放置している……。
こうなったらゴキブリはどうなるのでしょうか?
一説ではゴキブリは、何も食べず、水も飲まない状態で40日生きられるとか。
ということは、ガムテープの中で窒息したり潰れたりしなければ40日間は生存する可能性があります。
そんなゴキブリとの共同生活はゾッとしますね。
誰かに頼むなり、自分で勇気を出すなりしてゴミに捨てることをお勧めします。
ゴキブリはガムテープを食べる?
ゴキブリなんでも食べる雑食性として有名。
だったらガムテープも食べてしまうのでは?
と心配する人もいるかもしれません。
ゴキブリをガムテープで封印したり、ゴキブリが出没するあたりにガムテープが置いてあったら食べてしまう恐れだってありますよね。
でも、私の経験上、家に置いてあるガムテープがかじられた形跡を見たことはありませんね。
もちろん、なにも食べ物がない状態に追い詰められれば、食べる可能性もあるかもしれませんが……。
ガムテープで隙間から入るゴキブリを防ごう!
ガムテープは何もゴキブリを直接やっつけるだけじゃありません。
これから家に侵入してきそうな隙間を塞ぐことだって出来ますよ。
恒久的な措置とはいえませんが、業者に頼んで本格的に補修してもらうまえの一時的な対処としては有効といえるでしょう。
エアコンのホースと外壁の隙間をガムテープでガード
家の中にゴキブリが入る侵入経路として有力なのがエアコンのホースと外壁の間にできた隙間。
エアコンの設置当初は業者がちゃんとパテで隙間を埋めてくれますが、時間が経つと経年劣化で剥がれてしまうこともあります。
ここをガムテープでビッタリ止めてガードしましょう。
この場合も布テープがベスト。
排水溝から来るゴキブリをガムテープでガード
台所のシンクの下の扉を開けると排水管が床下へと伸びているでしょう。
この排水管とシンク下の収納との間に空いたわずかな隙間もゴキブリの侵入口。
ここもガッチリと排水溝をぐるっと巻くように、隙間をガムテープで塞いでおきましょう。
まとめ
ゴキブリはガムテープにくっつくのか、どうやったら逃さないで捕まえることができるのか紹介してきました。
要点を振り返りますね。
- ゴキブリはガムテープにくっつく!
- 紙テープより布テープの方がくっつきやすい
- くっつきにくいのはゴキブリが脂性だから
- ガムテープトラップとガムテープ棒を作ると良い
普通のガムテ(紙製)だと心もとないですが、布製のガムテなら強力なので、一度ベタッとくっつければ逃げられませんよ。
ペットや子供がいて殺虫剤を使いたくないご家庭にはピッタリの方法ですね!
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