- 一人暮らしのトイレ掃除の頻度は?
- 【A】平均で週一回です。
気づいたらトイレが超キタナイ……
なんてことが私もよくありました。
一人暮らしを始めるとトイレも自分で掃除しないといけませんが、ついついサボりがちの人が多いのでは?
そこで、ここでは
- 一人暮らしのトイレ掃除の常識的な頻度
- トイレ掃除のポイントと手順
- トイレ掃除を楽に済ますコツ
などを紹介しますので、参考にしてくださいね。
掃除と片付けが大嫌い!一人暮らしで賢く手を抜くコツまとめ
トイレ掃除の頻度【一人暮らし】の場合
世間の常識はこうなっています。
一人暮らしのトイレ掃除の頻度は週に1回。ですから1ヶ月で合計4回ですね。
一人暮らしを始めて20年以上になる私自身も週1回ペースですし、世間の大半の人が週1回が普通なんですよ。
私の友人・知人に聞いてみても「週1回」という声が多かったので「何回掃除したらいいんだろう?」と迷っている方は、とりあえず週1ペースをお勧めしますよ。
生活スタイルで違う掃除の頻度
「週1回」ペースでトイレ掃除をする人が一番多いのは事実ですが、実は人によって頻度はけっこうバラバラなんですよね。
- 毎日やる
- 月1回にやる
- 2~3ヶ月に1回やる
- 気になったらやる(不定期)
こんなふうに人それぞれ自分のペースがあるんです。
私のように平日は仕事で家にいないため、トイレを使うのは朝晩だけという人は、週1回で全然だいじょうぶです(私の経験上)。
ちなみに私のトイレの使用回数は、平日は5回くらい(大便含む)、土日は8~10回くらいです(やや頻尿ぎみ)。
週一回の頻度では汚れてしまう人
- 家で仕事をしている自営業の人
- リモートワークが中心の人
- 休職中や無職の人
などは「24時間ほぼ在宅」なので、週1回の頻度では汚れてしまうでしょう。
また、家によく客が来る人、急な来客が多い人も週1回だとトイレの汚れが気になるはず。
つまり、在宅時間の長さや来客の多さなどでトイレ掃除の頻度はそれぞれ調節したほうがいいというわけですね。
トイレ掃除を頻繁にしたほうが良い理由
私の友人(男)で不精な人間がいるんです。
その彼はトイレ掃除を半年以上もしなかったらしく、遊びに行ったときにトイレを借りたら超汚かったですよ……。
臭いもキツイし、便器の中は黒ずみと尿石がこびりついて大惨事!
ただ不潔なだけでなく、トイレ掃除は頻繁にやったほうが良い理由は3つあります。
- 一回の掃除時間を短縮できる
- 引越しの時、元の状態に戻すのが大変
- 客はトイレのキレイさをチェックする
では、ひとつずつ解説しますね。
(1)一回の掃除時間を短縮できるから
トイレ掃除って一人暮らしを始めて初めて経験する人がほとんどですよね?
実家では母親が知らない間にやってくれていたので知らなかったものの、実際やってみると超面倒くさい!
ただ、そうやってサボりが続くと汚れが酷くなるので、掃除にかかる時間も長くなります。
こまめに掃除して一回あたりの手間を減らすのがベストですよ。
(2)引越しの際に元の状態に戻すのが大変だから
トイレの汚れは一回の使用ごとに蓄積していきます。
10回使った後より50回使った後のほうが汚れてるのは当然で、しかも汚れの「強度」まで上がってしまうんですね。
便器の黒ずみや黄ばみが根付いたり、尿石のこびりつきがガンコになったり……。
トイレの汚れがどうやっても自分で落とせないほどこびりついたら、お金を払って専門業者にやってもらうしかなくなりますよ。
アパートやマンションで一人暮らしをしていたら、引越しも数年に一度は訪れます。
「そのとき」の苦労や金銭的負担を考えて、トイレ掃除をサボるのはやめたほうがいいですね。
(3)客はトイレのキレイさをチェックしているから
他人の家に行ったとき70%以上の人が「トイレの綺麗さ」をチェックしているそうです。
ある調査結果による確かな事実。
私はトイレが近いほうなので、他人の家にお呼ばれしたときは必ずトイレを借ります。
その際、どれくらい清潔か、どんな芳香剤を使っているか、便座カバーやマットの趣味はどうか?などを無意識にチェックしていますね。
それでその人の几帳面さや清潔感が丸わかりになるので。
思わぬところで他人からの評価を落とさないように、トイレはピカピカに保ちたいものです。
一人暮らしのトイレ掃除のポイント
では実際にトイレを掃除するときのポイントをご紹介していきます。
必ず掃除したい6つの箇所
トイレ掃除をするときに必ず掃除したい箇所がこちらの6箇所です。
- 便器
- 便座の蓋
- 便座(表と裏)
- タンク(手を洗う場所も)
- 左右と正面の壁
- 床
便器は意外と中だけしか掃除しない人が多いですが、外側も尿がたれたりして汚れがちな箇所。
トイレの壁は男性は特に尿が飛び散って悪臭の原因になるので外せません。
忘れがちな6つの箇所
次につい忘れてしまう箇所をピックアップしました。
- ウォシュレットのノズル
- ウォシュレットの操作パネル
- トイレットペーパーのホルダー
- タオルホルダー(タオル掛け)
- 換気扇
- トイレのドア(内側)
これらは必ず毎回掃除しないといけないわけではありませんが、月1回くらいやると決めておきましょう。
また、手拭きとして掛けてあるタオルもついつい続けて使いがちなので、定期的に取り替えるのをお忘れなく。
トイレ掃除に必要な道具
一人暮らしを始めてトイレ掃除の道具がまだ揃っていない方は、以下の道具をドラッグストアやホームセンターで買い揃えてください。
- トイレ用掃除シート(トイレクイックル等)
- トイレ用洗剤(トイレマジックリン等)
- トイレ用ブラシ
トイレ用掃除シートとは、洗浄液が染み込んでいる紙で、便座・便器・タンク、床や壁などすべてを拭き取ることができる超便利なトイレ用品。
なんといっても使った後、トイレにジャーっと流せるので楽なんですよ。
雑巾で拭くのももちろんOKなんですが、それだと後で水洗いをしないといけないので、私はいつもこのトイレ用掃除シートを使ってます。
この他にビニール手袋があると手が汚れませんし、床掃除にはクイックルワイパーや掃除機があると便利(無くても別に大丈夫です)。
一人暮らしのトイレ掃除のやり方
道具を揃えたらトイレ掃除を始めていきましょう。
手順はこの通りです。
- 便器の中にトイレ用洗剤を噴射しトイレブラシで磨く
- トイレ用掃除シートでタンクを拭く
- トイレ用掃除シートで便座の蓋・便座のオモテとウラを拭く
- トイレ用掃除シートで便器の外側をぐるっと拭く
- トイレ用掃除シートで壁と床のホコリと汚れを拭き取る(ホコリが多いときは掃除機で吸う)
- 使ったトイレ用掃除シートを便器に入れて水を流す
この順番で進めていくと使い終わったトイレ用掃除シートを、どんどん便器の中に捨てていけるので楽なんですよ。
便器をトイレブラシで磨く際は、便器のフチの裏(クルッと巻き込んでいる部分)もお忘れなく。
掃除のついでに便座カバーとトイレマットを洗濯する
今ではあまり使っている方がかなり少なくなりましたが、便座にカバーをつけている場合は週に1回のトイレ掃除の際に洗濯に出しましょう。
トイレマットを敷いている方も新しいのと取替え、使ったものは洗濯へ。
トイレットペーパーホルダーに布製のカバーを付けている方は、それもときどきは洗濯したほうがいいですね。
こうしたトイレ掃除に合わせて、トイレットペーパーの補充やトイレットペーパーの芯を捨てます。
芯ってついトイレの床に置きっぱなしにしてしまうんですよね……。
こすっても落ちない黒ずみや尿石をとる方法
2~3ヶ月もトイレ掃除をサボってしまうと、黒ずみや尿石がガンコにこびりついてしまいます。
そんなときのそれぞれの対処法がこちら。
黒ずみには「さぼったリング」
トイレ掃除をサボると出やすいのが、便器の水が溜まる場所がライン状に黒くなる汚れ。
これも長引くと少々トイレブラシでこすったくらいでは落ちません……。
そこで試したいのが小林製薬の「さぼったリング」(←商品名です)。
これを夜寝る前にトイレに入れておくと、泡がシュワッと出て、朝には黒ずみが落ちているんです。
忙しくて掃除する時間が取れないときにも便利ですよ。
尿石には「サンポール」の浸け置き洗い
便器の中の水が溜まった部分にザラザラとした尿石がこびりついてしまったとき。
こうなると、ただトイレブラシでガシガシこすっても落ちません……。
こういうときはまずバケツ半分ほどの水を便器にザパァ~と流して、便器内の水位を下げます。
それから尿石の上にかぶさるようにトイレットペーパーを敷いて、そのうえから「サンポール」をかけて、たっぷりとペーパーに染み込ませます。
そして、そのまま30分ほど放置したあと、トイレットペーパーごとトイレブラシでゴシゴシとこすれば尿石はあらかた取れますよ。
トイレ掃除にかかる時間は約10分
トイレ掃除はやるまでは面倒ですが、いざやってみると時間はあまりかかりません。
私の場合、床や壁、便器をすべて掃除してトイレマットの交換までやっても、トータルで10分くらい。
週に1回欠かさず掃除していれば、それくらいで済んでしまうので意外と時間は取られませんよ!
トイレを掃除するベストなタイミングは休日の午前中
トイレを掃除するベストなタイミングは、私にとっては休日(土日のどちらか)の午前中です。
土日のどちらかの午前中にやると決めてしまえば、怠けることはまずありません。
ただ、私の友達には平日の朝起きてすぐやる人や、夜シャワーを浴びる前にやる人など千差万別。
トイレと風呂が一体になったユニットバスの部屋に住んでいる方は、入浴したときにトイレ掃除を一緒にやってしまう人もいますね。
衛生面でどうなの?
って、私などは抵抗を感じてしまいますが……。
一人暮らしのトイレ掃除を楽に済ませる7つのコツ
意外とトイレ掃除って簡単ですが、それを更に楽に済ませるコツがあります。
それがこちらの7つ。
- 「小」でも腰掛けて用をする(男性の場合)
- 使うたびに便器を拭く
- 便がついたらすぐブラシでこする
- トイレマットを敷く
- ブルーレットおくだけを使う
- トイレスタンプを使う
- 便座カバーをやめる
一人暮らしなら他の人の「トイレ使用習慣」に振り回されることはありません。
完全に自分だけでコントロールできるので、ぜひ取り入れてみてください。
(1)「小」でも腰掛けて用をする(男性の場合)
トイレの悪臭の主な原因は「小便の飛び散り(尿はね)」というのは、もう有名ですよね?
なんでも男性が立っておしっこをすると、便器の周りに最大で約7500滴も飛び散っているとか……。
この尿はねが床や壁に残って、そのせいでツーンとしたアンモニア臭が鼻を刺激するんですね。
ですから、床や壁を丁寧に拭き掃除するのが嫌だという男性は、これから自宅では便座に座ってするようにしましょう。
……といいつつ、私はそれに抵抗があって未だに立ってしていますが。
(2)使うたびに便器を拭く
実は座って小便をしても便座の裏にすこし尿が飛ぶんです。
ですから、これは男性だけの問題ではなく女性も一緒。
そんな尿ハネが時間が経つと黄ばみに変化して、ニオイの原因に。
また、立って小便をしても便器のフチのところに必ず一滴、二滴と尿が垂れます。
これを後に残さないために、小便をするたびに便座の裏と便器のフチをトイレットペーパーで拭くようにしましょう。
私はこれを欠かさず実践しているので、便器の黄ばみをかなり抑えることが出来ていますよ。
(3)便がついたらすぐブラシでこする
便器の中の汚れがどうして付くかといえば、単純に大便が流れずに残ってしまうため。
私はやや軟便ぎみなので、水を流した後も便器の水が溜まる部分に便がこびりついて残ってしまいます
恥ずかしい話ながら。
これが汚れの原因になるので、その場でトイレブラシを持ち出しゴシゴシとこすって必ず取るようにしています。
また、なるべく便器につかないように大便をするまえに便器の水が貯まる部分を覆うようにトイレットペッパーを何枚か重ねて敷くようにしています。
こうすると便器に便が付くのを防ぐ効果アリ!(100%ではありませんが)。
(4)トイレマットを敷く
立って小便をする男性の場合、便器の前の床にも小便が必ずといっていいほど数滴垂れてしまいます。
あんまり同じ部分に尿が垂れるのが続くと変色する恐れもあるので、そこにトイレマットを敷くようにしましょう。
トイレマットがあれば垂れてもガードできますし、床の汚れ全般を防げるので必須アイテムですよ。
余談ですが、お店や駅のトイレなどに「一歩前に進んでください」と書かれているのは、この垂れてしまう小便を防ぎたいからなんですね。
(5)「ブルーレットおくだけ」を使う
昔、実家で使っていませんでしたか?
トイレのレバーひねってジャーっと流すと、青い水が流れてくる「ブルーレットおくだけ」。
アレを置いておくと水を流した際に中の薬剤が流れ出して、水ぎわの黒ずみの発生を抑える効果があるんです。(流れる水の色は昔みたいに青じゃなく無色)
また、便がこびりつくのもガードしてくれるんですよ。
まぁ、100%抑えられるわけではありませんが、トイレ掃除の手間を少しでも減らしてくれると思えば置いておいて損はありません(商品自体、安いですし)。
(6)「トイレスタンプ」を使う
「ブルーレットおくだけ」と同じようにセットしておくだけで、汚れの付着を防ぐ商品があります。
それがジョンソンの「トイレスタンプ」。
最近よくテレビCMが流れているので、私もずっと気になってました。
この商品は便器内にジェル(薬剤)をピタッと貼り付けておく(スタンプしておく)と、水を流すたびに少しずつ流れ出して、洗浄や防汚効果が発揮される仕組み。
これもズボラ家事を目指す私にとっては願ってもない商品ですね。
(7)便座カバーをやめる
暖房便座がないトイレだと便座カバーを使っているかもしれません。
でも何かと便座カバーって汚れやすくて、洗うのも面倒じゃないですか?
便座が汚れるのを防いでくれますが、洗濯のたびに付けたり外したりが面倒だし、かといって長く使い続けていると雑菌の温床になって不潔……。
でもどうしてもカバーを付けたいという人は、貼るタイプの便座シートを試してみてください。
こちらの方が確実に手間が減りますし、使い捨てタイプもありますよ。
一人暮らしでトイレ掃除が面倒な人は専門業者に頼もう
忙しくてトイレ掃除をしない(できない)人は、やらないで過ごすのは後々大変なことになりますよ。
ガンコな黄ばみが付いたり、トイレの壁紙が変色したり、便器に尿石がガッチリこびりついたり……などなど。
そんな場合にはハウスクリーニング(ダスキン)や個人でやっているような家事代行サービスに頼むといいでしょう。
こういうサービスは徹底的にやってくれますから、2~3ヶ月に一度依頼すれば、そのたびにピカピカに仕上げてくれるます。
ビートたけし氏も実践?トイレ掃除で運気がアップする噂
一人暮らしだと誰も注意しないので、ついついトイレ掃除をサボりがち。
でも、汚れがこびりついて不潔になる以外にも「やったほうがいい理由」もあるんですよ。
それがトイレ掃除が風水的に運気がアップするというウワサ。
一流企業の創業者はその説を信じているせいか、偉くなった後でも続けている人が多いそうです。
たとえば松下電器(現パナソニック)の松下幸之助氏、ダスキンやイエローハットの創業者など。
芸能人ではビートたけしさんが有名ですね。
本当かどうかは不明ですが、ロケ先の公衆便所、隣の家のトイレなど自分の家以外でも掃除をしていたとか。
そのかいあってか、お笑い以外でも映画や小説でも大成功をおさめています。
やっぱり今日からトイレ掃除の頻度を「毎日」にしようかな?
まとめ
トイレ掃除が好きな人は少ないでしょう。私だってできればやりたくありません。
でも、世間では「週一回の頻度」でやるのが常識です。
そうすれば常にキレイな状態を保てますし、一回の掃除時間を短くできますから。
それに一人暮らしのアパートだと引っ越すときに、汚れ放題のトイレを使い続けていると元の状態(キレイさ)に戻すのに手間がかかるのは当然。
最悪、業者に頼んだり、原状復帰の代金を取られることも。
私はおしっこをしたら便器への尿はねを毎回拭き取りますし、大便をして便器についたらトイレブラシでこするようにしています。
こういう普段からのこまめな「ミニ掃除」をしておくと、週一回の掃除も10分以内で完了できますよ。
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