一人暮らしを始めてビックリしたのが、水道水のマズさ!
地方から東京や大阪に出てきた人は、特にそう感じるのでは?
私もそのひとりで
ちょっと水道水は飲めないな……
と感じ、それからいろんな選択肢を試してきました。
そして、辿り着いた結論は「ブリタ(ポット型浄水器)」。
ここでは、一人暮らしは飲み水をどうしてるか?他人の事情が気になる人に
- 飲み水を確保する8つの選択肢の紹介
- 私が選んだブリタの良い点
など、私の個人的な主張を押し付けるだけでなく、他の選択肢も紹介しながら比較してもらいたいと思います。
一人暮らしの飲み水を確保する8つの選択肢
世間の一人暮らしの人は「水」をどうしてるんだろう?
と、ふと気になって、友達と会社の同僚に聞いてみたことがあります。
その結果、水道水に不満がある人は、こんな方法で飲み水を確保しているそうです。
- 水道水を煮沸して飲む
- ペットボトルの水を購入
- 蛇口直結型浄水器を設置する
- ウォーターサーバーを契約する
- スーパーで無料の蒸留水を貰ってくる
- 備長炭で水を浄水する
- 水道水をお茶(麦茶・烏龍茶・緑茶)にして飲む
- ブリタ(ポット型浄水器)を使う
みんなやり方はバラバラ(笑)。
これらの選択肢のメリット・デメリットを検証していきましょう。
水道水を煮沸して飲む
水道水のカルキ臭さの原因は、水に含まれる塩素。
水道水の塩素を取り除くには、ヤカンや鍋で10分ほど煮沸させるだけ。
冷まして飲めば、カルキ臭さは抜けていますよ。
水道水を煮沸するメリット
- 特別な道具が必要ない
- 継続しても買い足すものがない
煮沸させるには家にあるヤカンや鍋のどちらかがあればOKなので、あえて特別な道具を買う必要がありません。
また、水道水は無限に出てきますし、消耗品もないので買い足す道具もありません。
いつでも好きなだけ美味しい?飲み水が確保できる唯一の方法でしょう。
水道水を煮沸するデメリット
- 時間がかかる
- ガス代がかかる
- 冷蔵庫で保存しないといけない
- 正直、味は変わらない
煮沸させるのは10分以上かかりますし、冷たい水を飲むには更に時間が必要。
ガス代は当然かかりますし、塩素を抜いた水は腐りやすくなるので必ず冷蔵庫で保存する必要があります。
ここまで手をかけるわりには、煮沸前と後で味に変化が感じられないのは正直なところ……。
ペットボトルの水を購入
一人暮らしの人で水にこだわる人は、だいたいがペットボトルの水を購入しています。
私がよく行くスーパーでも若い男性(20代でサラリーマン風)が、箱で「サントリーの天然水」や「クリスタルガイザー」を購入する姿を見かけます。
ペットボトルの水のメリット
- 非常時の備蓄水になる
- いろんな味を楽しめる
災害に見舞われ水道がストップしても、ペットボトルの水を大量にストックしてあれば、とりあえず安心ですね。
そのときの気分によって銘柄を変えれば、色んな味を楽しめるのも利点。
他の手段だとそうはいきませんから。
ペットボトルの水のデメリット
- ゴミが大量に出る
- 重たくて持ち帰るのが大変
- 部屋のスペースが狭くなる
2リットルでも500mlでも、空のペットボトルは溜めてしまうとかなりかさばります。
ネット通販で買えば持ち帰る大変さからは解放されますが、箱でまとめ買いをすると部屋のスペースを占領するはず。
一人暮らしの狭いワンルームだと、まとめ買いしたペットボトルケースはけっこう圧迫感があります……。
それにアパートの上階だと毎回、配達員の人に「重いのに申し訳ない」気持ちに襲われるのが嫌だな~って。
蛇口直結型浄水器を設置する
「蛇口直結型」とは、水道の蛇口の先に取り付けるタイプの浄水器のこと。
交換式のカートリッジが付いていて、それを定期的に交換する仕組みです。
蛇口直結型浄水器のメリット
- 場所を取らない
- 浄水する手間がかからない
本体が小さく蛇口の先に接続するため、置き場所を取りません。
また、浄水するのもただ蛇口をひねって水を出すだけなので、ワンクッション・ツークッションおくような手間が必要ありません。
蛇口直結型浄水器のデメリット
- 取り付けが面倒くさい
- 取り付けられない蛇口もある
取り付けにはちょっとしたDIY作業なので、面倒といえば面倒。
こういった作業が苦手な方な女性は、ひとりでは出来ないかも?
それに今住んでいる部屋の蛇口の形状によっては、取り付けられない場合もあります。
ウォーターサーバーを契約する
ウォーターサーバーは本体(サーバー)を借りて、水だけを購入する仕組み。
一度設置してしまえば、あとは水は定期的に業者が家まで配達してくれます。
ウォーターサーバーのメリット
- 様々なおいしい水が飲める
- いつでも簡単に冷たい水が飲める
- 熱湯も使える
ウォーターサーバーは、数種類ある水の中から好みにあった水を自由に選べます。
そんな美味しい水を冷やしてくれるのはもちろん、熱湯としても使うことができます。
インスタントコーヒーやカップ麺を作るときには便利ですね。
ウォーターサーバーのデメリット
- 本体が大きくて場所を取る
- ストックの水タンクを置く場所が必要
- 本体のレンタル料や水自体の値段が高い
ウォーターサーバーの本体は、どのメーカーでも場所を取るので、狭い1Kに住んでいる一人暮らしには邪魔です。
本体だけじゃなく予備のストックの水のタンクも場所を取りますし……。
正直、贅沢品なのでコスト的に負担が重く、生活費を切り詰めて生活している人には高嶺の花でしょう。
スーパーで無料の蒸留水を貰ってくる
最近のスーパーはイオンを始めとして、無料の蒸留水がもらえるサービスをしています。
最初に専用のボトルを購入する必要はありますが、それ以降は何度でも無料で美味しい水が貰えますよ。
スーパーの無料の蒸留水のメリット
- なんといってもタダ
- 買い物のついでに貰ってこられる
一銭のお金も使わずに水道水以外を飲みたい方は、「タダ」であることが最大のメリットでしょう。
自宅では飲料水用の水を使わなくて済むので、水道代の節約にもなります。
しかも普段の買い物のついでにもらえるので、余計な時間を使う必要もありません。
スーパーの無料の蒸留水のデメリット
- 一度にまとめて貰えない
- 毎回貰いに行くのが面倒
- 自然なミネラルウォーターではない
タダであるために、一度に貰える水の量に制限がある場合がほとんど。
ですから、使い切るまでが早く、お店に足を運ぶ頻度は高くなります。
お店側としては、そうやって来店の頻度を上げるのが目的のひとつでしょうから仕方ありませんね……。
また、せっかく苦労して貰ってきた水はミネラルウォーターではなく、あくまで水道水を微細なフィルターで濾過した「ただの水」。
ミネラルや味を求めても肩透かしを食うかもしれません。
備長炭で水を浄水する
備長炭は消臭やお米を炊くときに使われます。
実は浄水にも効果があり、ただ水道水を汲んだピッチャーに入れておくだけで、ミネラルを含んだ水になるんですよ。
備長炭で水を浄化するメリット
- 繰り返し何度も使える
- ミネラルが溶け出すので簡易的なミネラルウォーターに
備長炭にはカルシウムやマグネシウムなどミネラルを含んでいるため、水に浸けるとそれが溶け出します。
つまり、簡易的なミネラルウォーターになるんですね。
しかも数ヶ月はくり返し使えるため、経済的です。
備長炭で水を浄化するデメリット
- 使う前に準備が必要
- ミネラル分が溶け出すのは最初だけ
- 炭を頻繁に洗ったり煮沸消毒しないければならない
自然で化学的なゴミが出ない方法であるがゆえに、手間はけっこうかかります。
使う前には煮沸消毒が必要ですし、使っていくうえで定期的に水洗いや煮沸消毒をしないといけません。
また、ミネラルが溶け出すのは最初だけで、あとは普通の浄水効果のみになります。
水道水をお茶(麦茶・烏龍茶・緑茶)にして飲む
私の友達の中には「水道水は飲めない」という理由から、飲み水をすべてお茶にしている人がいました。
のどが渇いても「真水」じゃなくていい、どっちかといえば「味がついたお茶がいい」という人にはピッタリの手段でしょう。
水道水をお茶にして飲むメリット
- 水道水のカルキ臭さ・衛生臭さを感じない
- そのまま会社や大学に持っていける
- 食事に合う
水道水をお茶にすれば、もう嫌なニオイや味は気にならなくなります。
それに作ったお茶を水筒に詰めれば、会社や大学に持っていって、外での余計なお金を使うのを節約できますね。
水道水をお茶にして飲むデメリット
- 緑茶や烏龍茶は水分補給にならない
- 作るのが面倒くさい
緑茶や烏龍茶はカフェインを含み利尿作用があるため、水分補給には適していないとされています。
そもそも、ただ一杯の水を飲むためにお茶を作るのが面倒に感じる人も多いでしょう。
一人暮らしのお茶は作る・買う?どっち?コストや手間を比較
一人暮らしの飲み水はブリタ(ポット型浄水器)がベストな理由
私はすでに一人暮らしを始めて20年ほど経ちますが、5~6年まえにブリタを買って以来、飲み水はすべてこれに頼りっきりです。
ブリタ(ポット型浄水器)とは?
「ブリタ」は、ドイツの浄水器メーカーが販売するポット型浄水器の商品名。
浄水用のフィルターをセットしたポットに水道水を注ぐと、数分で濾過(ろか)された水がポットの下部に溜まる仕組み。
ポット型浄水器は他のメーカーも販売していますが、知名度・シェアともブリタがトップブランドです。
ブリタ(ポット型浄水器)の4つのメリット
私がブリタにぞっこん(死語)なのは、こんな4つの点にメリットを感じているため。
- 水道水より明らかに美味しい
- 手間がかからない
- 冷蔵庫で冷やして保存できる
- 本体購入費とランニングコストが安い
水道水より明らかに美味しい
都会の水道水はカルキ臭いので、地方出身者にはそのままじゃ飲めないレベルの味。
これでも現在はずいぶんマシになったそうですが、それでもマズイですよね?
でも、ブリタで濾過すれば、明らかにカルキ臭さや鉄っぽい味が抜けて、澄んだ味に変ります。
最高レベルに良い水って「無味無臭」が到達地点だと思いますが、それにかなり近づくような。
飲んでも引っかかる点がなく、スーッと喉を通って体に染み込んでいく飲み心地ですよ。
手間がかからない
ブリタを使う上で、継続的にやらないといけないのは
- 1ヶ月に一度くらい本体を洗う
- 2ヶ月に一度、浄水フィルターを交換する
この2つのみです。
浄水フィルターは4個入をまとめて買えば、頻繁に買い換える手間もありません。
使い終えた浄水フィルターは冷蔵庫の脱臭剤として再利用できますし、燃えるゴミをとして簡単に捨てられます。
冷蔵庫で冷やして保存できる
ブリタの浄水ポットは、そのまま冷蔵庫に入れて保存できます。
水道水を注いでから冷蔵庫に入れておけば、いつでも冷たい水が飲めるんですね。
浄水ポットには、一度に1リットル~1.4リットルの水が溜められるので、一人暮らしには十分すぎる量でしょう。
本体購入費とランニングコストが安い
- ブリタの本体(ポット)は、2,000~4,000円ほど
- 浄水フィルター(カートリッジ)は、1個700円ほど
本体はプラスチック製なので落として割ったりしない限り、半永久的に使えます。
消耗品の浄水フィルターは、2ヶ月使えるので、年間で6個を消費します。
つまり年間コストはわずか4,200円しかかかりません。
ランニングコストが安いので、お米を炊くときや料理にもガンガン躊躇なく使えるのはうれしいですね。
一人暮らしの飲み水候補を表に並べて比較してみた!
では、客観的にどれの飲み水候補が優れているのか、比較してみましょう。
種類 | 1リットルあたりのコスト | 手入れの大変さ | 水の美味しさ |
ブリタ(ポット型浄水器) | 3.8円 | ○ | ○ |
ペットボトルの水 | 66.6円 | × | ◎ |
蛇口直結型浄水器 | 2.1円 | △ | ○ |
ウォーターサーバー | 125円 | ○ | ◎ |
コスト的には蛇口直結型がもっともハイパフォーマンス。
ウォーターサーバーはやっぱり圧倒的に最下位でしたね……。
私が愛用するブリタは2ヶ月で浄水フィルターを交換するのが目安ですが、私の場合、使用頻度が低いため3ヶ月は使っています。
そのため、実質的にはもっとランニングコストは安くなっていますよ。
まとめ
一人暮らしといっても生活費・自由になる時間は人それぞれ。
飲み水をどうするかについては、このように選ぶといいでしょう。
- お金を極力かけない⇒水道水を煮沸orスーパーの配布水
- 時間をかけたくない⇒ペットボトルの水をネットで購入
- 美味しい水を第一優先⇒ウォーターサーバー
- 低コストで水をたくさん飲みたい⇒ブリタor蛇口直結型浄水器
私は総合的に判断して、味がよくランニングコストもそこそこ、手入れの手間もほとんどかからないブリタを大プッシュします。
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