アパート・マンション・一軒家の隣人がうるさい!
どうやったら黙らせることができるの?
そんな悩みを解決する記事になっています。
私も以前、深夜に大声で騒いだり、大音量でロックを流す隣人に当たったことがありましたが、なんとか封じ込めることに成功!
その経験をもとに
- うるさい隣人を黙らせる方法
- やってはいけない対処法
を具体例を挙げつつ解説していきます。
この記事を読んで実行すれば、静かで落ち着ける生活が取り戻せるはずですよ。
アパート・マンションのうるさい隣人を黙らせる4つの方法
イライラ・ムカムカする隣人の騒音。
そんなうるさい隣人を黙らせる方法は、以下の4つ。
- 騒音被害を訴えたメモを掲示板に貼る
- 苦情を書いた手紙をターゲットのポストに投函する
- 管理会社か大家に連絡して苦情を通知してもらう
- 警察に通報して注意してもらう
下に行くほどオオゴトになるので、穏便に済ませるなら上から順番に試してみてください。
それでは、ひとつめの「うるさい隣人を黙らせる方法」からご紹介していきましょう。
騒音被害を訴えたメモを掲示板に貼る
アパート・マンションにはだいたいエントランス(入り口)付近に、すべての住人に通知したい「お知らせ」を貼り付けておく掲示板がありますよね?
この掲示板に「騒音で迷惑している」、「即刻やめてほしい」など苦情とお願いを書いたメモを貼る方法です。
この方法のメリットは、この2つ。
- 匿名で行える
- 騒音の発生源が分からなくても警告できる
メモに自分の名前を書かないで、誰もいない時間帯を見計らって貼れば、誰がそのメモを書いたかは分かりません。
完全に匿名なので、身バレする危険性はゼロ。
また、騒音の出どころがアパート・マンションのどこなのか分からない場合でも、住人全員にメッセージが送れます。
思い当たる人は「ハッ!」となり、素直で他人への迷惑を考えられる人なら、これだけで改善してくれるでしょう。
注意したい2つのデメリット
ただ、以下のデメリットもあるので注意したいところ。
- 相手を特定し名指しで批判すると名誉毀損罪に当たる
- 利用規約で禁じられている場合がある
もし、「○○号室の方」・「○○さん」と完全に犯人だと決めつけて、名指しで批判した場合、もしそれが思い違いだったら名誉毀損罪に当たります。
相手との関係がこじれて裁判沙汰になる最悪のケースも考えて、絶対に名指しは避けましょう。
また、管理会社が定める利用規約に「掲示板への勝手な利用は禁ずる」と書かれていた場合は、見つかり次第、すぐに廃棄されてしまうでしょう。
掲示板に貼るメモの文例
名指ししないこと、決して喧嘩腰の強い言葉を使わないことを前提にした掲示板に貼る苦情メモの文例がこちらです。
当アパート内で深夜に騒音を出す方がいらっしゃいます。
・○曜日の○時頃に大きな足音
・○曜日の○時頃に洗濯機や掃除機などの生活音
・○曜日の○時頃にテレビや音楽などの大音量事情はおありかと思いますが、騒音により安眠が妨げられております。思い当たる方は、時間をずらすなど配慮していただけますでしょうか。もし今後も続くようであれば、管理会社に相談し、直接お話に伺いたいと思っております。何卒、よろしくお願いいたします。
もちろん、手書きではなく、パソコン等で作成した文章を印刷したメモを作りましょう。
日時や騒音の種類など具体的に指摘しないと、当人には伝わりにくいのでなるべく詳細に書き込むことをお忘れなく。
苦情を書いた手紙をターゲットのポストに投函する
騒音の出どころが100%特定できている場合は、当人の部屋のポストに苦情を書いた手紙を投函するのが手っ取り早いです。
直接、口頭で文句を言うのではなくメモにするメリットがこちら。
- 冷静に不満点を指摘できる
- 口論に発展することがない
- 相手と対峙しなくていい
隣人とはいえ引越し時に挨拶もなく、普段ほとんど顔を合わせない人もいます。
そんな素性が分からない相手の部屋にいきなり乗り込むのはリスク大……。
それに人間ですから、苦情を訴えるうちにだんだんヒートアップし、相手もカッカしてきたら、口論に発展することもあるでしょう。
その点、手紙ならどんな騒音にどれだけ迷惑しているか、冷静に指摘できます。
騒音主のポストに投函する手紙の文例
直接相手に苦情を伝えるので、どうしても角が立ちます。
それをなるべく和らげるために、「どれだけこちらが迷惑しているか?」を強く訴えるのはNG。
騒音を立てる行為をやめることを「丁重にお願い」する文章にします。
くれぐれも感情的にならないことが大切ですよ。
こちらがそのお願いする手紙の例文です。
お忙しいところ、突然のお手紙をお許し下さい。
このたびは、生活音についてお願いしたいことがあり、お手紙を投函させていただきました。
以前より度々、深夜を過ぎても
- 洗濯機や掃除機等の作動音
- テレビの音声、またはステレオ等の音楽
などが聞こえてまいります。
事情はあるかと存じますが、夜○時以降はご配慮願いませんでしょうか。
一方的なお願いとなり、大変恐縮ですが、何卒よろしくお願いいたします。
アパート・マンションでは隣人でも名前を知らない場合が多いので、「○○様」と呼びかけることはしなくてかまいません。
決して「迷惑です!」・「やめてください」など強い言葉を使わず、相手に騒音を自覚させ、自ら止めてもらうことを促すような書き方が理想的です。
もし、この手紙で騒音が止まなかった場合は、再度もうすこし強めの文章で同じ内容を繰り返し、手紙の最後に
との最後通告の一文を添えましょう。
管理会社か大家に連絡して苦情を通知してもらう
掲示板にメモを貼ったり、相手に手紙を書いても一向に改善されない場合。
思い切ってアパート・マンションの管理会社(または大家)に連絡しましょう。
こうすれば、数日中には
- 管理会社による警告が掲示板に貼られる
- 直接、その住人の部屋に注意勧告に出向いてくれる
こんな対応をしてくれますから。
大きめの不動産会社が管理しているなら、ちゃんとしたウェブサイトがあり、そこのお問い合わせ受付にメールをするだけでもOKです。
小さな管理会社や個人経営の大家さんの場合は、電話をかけて苦情を訴えましょう。
その際には
- いつごろから騒音が始まったか?
- どんな騒音がするのか?
- 何曜日の何時頃に聞こえるか?(日時)
- どの部屋から聞こえるか?
このような詳細な情報を必ず伝えて、騒音主にちゃんと届くようにします。
ウェブサイトの「お問い合わせフォーム」から苦情を報告する場合は匿名でも可能。
電話をする場合はこちらの名前を伏せることはできません。
ただ、苦情訴えの文章を掲示する場合にも、相手に直接注意する場合にも、こちらの名前は伏せてくれるので心配は要りませんよ。
警察に通報して注意してもらう
管理会社の警告にも関わらず、騒音が止まない場合は「最後の手段」で警察に通報しましょう。
たかが騒音くらいで警察が動いてくれるの?
と疑問に思うかもしれませんが
- 警察の警告にも関わらず騒音で近隣に迷惑を掛ける行為⇒軽犯罪
- 騒音で精神的なダメージを与える行為⇒傷害罪
このように立派な犯罪行為なので、警察は無視することはありません。
警察に通報する際は110番へかけて
アパートの隣人の騒音で困っています。
騒音のせいで睡眠不足になってまして……(具体的な被害を説明する)
管理会社には相談したのですが、一向に改善されません。
警察の方から騒音を止めるように注意してくれませんか?
こんなふうに相談してみます。
住んでいるアパート名とあなたの名前、相手(騒音主)の部屋番号を聞かれると思うので、正確に伝えましょう。
早ければ数分後には騒音主の部屋に駆けつけて、注意してくれるはずです。
なるべく騒音がひどいタイミングで通報したほうが、警察にも被害の程度が伝わりますし、相手にも注意しやすくなるでしょう。
一軒家(戸建て)のうるさい隣人を黙らせる方法
一戸建て(戸建て)の場合、騒音を立てる犯人は特定しやすいですが、その分、ご近所トラブルに発展しやすい点には注意が必要です。
なるべく波風を立てずに解決するなら、こちらの3つの方法を順番にお試しください。
- 町内会(自治会)に相談する
- 民生委員に相談する
- 警察に通報する
町内会(自治会)に相談する
まず最初に頼りにしたいのが、町内会や自治会の会長さんへ相談することです。
会長さんは町内の人はだいたい把握していて、顔が効きます。
ですから、会長さんに
○○さんのお宅の子供が一日中、奇声を挙げていてストレスなんです。
会長さんのほうから、一言注意してもらえませんか?
こんなふうに自分の代わりに注意するようお願いしてみましょう。
日本人は「まわりに迷惑をかけたくない」という意識が強いので、よっぽどの変わり者でない限り、これで大人しくなることがほとんです。
民生委員に相談する
「民生委員」とは、地域住民の困りごとの相談や援助などを行う非常勤の公務員のこと。
主に高齢者や障害がある方の福祉に関する相談や支援をされていますので、騒音を出す人(騒音源)が「お年寄り」の場合は頼りになるかもしれません。
民生委員は各地方に一定数いて、それぞれに担当地域を受け持っています。
相談する際はお住まいの地方の役所(市役所・区役所等)に電話をしてみましょう。
警察に通報する
アパート・マンションと同様に、最後の手段は警察に通報することになります。
昼間の騒音はよっぽどの大音量でなければ、動いてくれないかもしれませんが、深夜の騒音ならば、おまわりさんがやってきて注意してくれるはず。
リアルな騒音状況を理解してもらうために、いままさに騒音が鳴っているときに110番に電話して来てもらうのが一番です。
やってはいけない!効果がない・逆効果になる対策
うるさい隣人を黙らせる方法として、効果がなかったり、逆効果になる対策もあります。
それがこちら。
- 壁ドン・床ドンする
- こちらも騒音を立てて注意をうながす
- 部屋を訪ねて直接クレームを入れる
- 市町村に相談する
壁ドン・床ドンする
私も以前、壁ドンや床ドンらしき行為をされたことがあります。
しかし、それがどこの部屋からドンとやられたのか「方向」が分からなかったり、なぜやられたのか「原因」が思い当たりませんでした。
それは騒音を立てる隣人にとっても同じ。
こちらが壁ドン・床ドンをやり返しても、「どの部屋がやった?」・「なぜやった?」と疑問に思うだけでしょう。
そもそも騒音のせいで、壁ドンの音に気づいてもらえるかも不明ですし……。
こちらも騒音を立てて注意をうながす
長年、騒音に悩まされていると、つい頭にカッと血が上ってしまい
目には目を、騒音には騒音を!
という意味を込めて
- お経を大音量で流す
- 高周波を流す
- 深夜に洗濯機を回す
といった対抗策をとる人もいます。
しかし、逆にコチラが騒音を立てる「うるさい隣人」になる行為ですから、絶対にやめたほうがいいですよ。
いざ騒音主と相対する事態になったときも、
おまえの部屋もうるさいだろ!
と文句を言われたら、返す言葉がなくなってしまいます。
部屋を訪ねて直接クレームを入れる
頭をカッカさせて、うるさい隣人宅に怒鳴り込むのは絶対NGです。
- 相手の素性が分からない(危険人物かも?)
- 暴力沙汰になる可能性がある
- そもそも騒音の犯人とは断定できない
こんなリスクがありますから。
どんなに頭が来ても直接クレームを入れるのはやめて、間に誰か(管理人か警察など)入ってもらって対応してもらうのが安全です。
市町村に相談する
大抵の市町村では、個人間の騒音トラブルには対応してくれません。
工場や道路などの「公害」に関する騒音は、環境保全に関係した部署で対応してくれますが、個人の場合は
当事者間で話し合って解決してください
と、やんわり断られるのがオチです。
まとめ
アパート・マンションでうるさい隣人を黙らせるには
- 苦情を書いたメモを掲示板に貼る
- 苦情の手紙を犯人の部屋に投函する
- 管理会社(大家)に注意してもらう
- 警察に110番して来てもらう
以上、4つの方法を順番にやってみてください。
一軒家(戸建て)でうるさい隣人がいたら
- 町内会(自治会)の会長に相談する
- 民生委員に問い合わせてみる
- 警察に110番して相談する
以上、3つの方法からお選びください。
苦情の文章を書くときも、イライラして頭に血が上っているとどうしても攻撃的な印象を与えてしまいます……。
くれぐれも頭はクールにして、事に当たることをお勧めします。
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コメント
残念ながら全部試しても無駄でした。
警察は居留守で逃げられ、その他は無視されます。
違う解決策をお願いします。
そうですか……すみません。
提示した4つの解決策をすべてやってみてもまったく効果ないとしたら、相手はそうとう困った人です。
直談判に行ったらきっと揉め事が大きくなるでしょうね……。
私にはこれ以上の解決策は思いつきませんので、これをお読みの方で、もっと他に効果的な方法を知っているという方がいらしたら、ぜひこのコメント欄に書き込んでください。