今回は、一人暮らしのお茶事情について。
ペットボトルのお茶を箱買いする人も多いですが、それって自分で作るのに比べると圧倒的にコスパが悪いですよ……。
そこで、ここでは
- 一人暮らしはお茶を「作るor買う」どっちが得?
- ペットボトルのお茶のメリットとデメリット
- 一人暮らしのお茶の作り方と必要なモノ
こんな話題についてトーク。
いつも冷蔵庫に作り置きの麦茶を常備している管理人が解説していきます。
一人暮らしのお茶は「作る」のと「買う」、どっちが得かコストを比較
一人暮らしにとってお茶は作るのと、買うのと、どっちが得なのでしょうか?
以下の条件で徹底比較してみました。
- 麦茶と緑茶の1リットル当たりのコスト
- 作る(煮出す)コストはガス代を含む
- 煮出し用の緑茶は、50袋入りのティーバッグ(350円)
- 煮出し用の麦茶は、54袋のティーバッグ(200円)
- ペットボトルの緑茶は、2リットルで130円
- ペットボトルの麦茶は、2リットルで100円
その結果を表にまとめたのがこちら。
「作る」コスト(1Lあたり) | 「買う」コスト(1Lあたり) | |
緑茶 | 9円(ガス代含む) | 65円 |
麦茶 | 5.7円(ガス代含む) | 50円 |
このように圧倒的に「作る」ほうがコストが安いことが一目瞭然ですね。
麦茶は約10倍、緑茶は約7倍もの差があります。
ペットボトル入りのお茶を買うメリット・デメリット
値段的に損だと分かっていても、ペットボトルのお茶を買う人もいます。
あらためて、そのメリットとデメリットを並べて吟味してみませんか?
2つのメリット
作る手間がない
ペットボトルのお茶なら買い物のついでに買うだけだし、ネット通販なら自宅まで届くので楽。
道具を用意したり、洗ったりする手間もないので、時間がない人向けです。
非常用の飲料水になる
もし大災害が起こって、非常用の水が必要になったら?
ペットボトルのお茶を買いだめしておけば、それが緊急時の飲料水代わりになります。
しかも次々飲んで、新しいのを買い足すため、いざというときに「消費期限切れ」みたいな残念な事態も防げます。
3つのデメリット
ペットボトルのゴミが大量に出る
2リットルのペットボトルはサイズが大きいですし、500mlのペットボトルも本数が多くなれば馬鹿になりません。
ペットボトルに貼ってあるビニールを剥がし、キャップを取り外して分別。
この作業を週一回の回収日にやるのは、けっこう面倒くさいですよ。
置き場所が必要になる
ネット通販でお茶を買うとしたら、「まとめ書い」が基本。
- 2リットルなら、9本~10本セット
- 500mlなら、24本セットが標準的
これを一人暮らしの狭いワンルームに置くと、かなり邪魔です。
買うときに重たい
2リットルのお茶でもスーパーのビニール袋に入れて持つと、指に食い込んでけっこう重たいです……。
ただ、ネット通販で買えば、そんな苦労とはオサラバ。
とはいえ近所のスーパーの特売日とか、イオンやセブングループのプライベートブランドの方が安かったりするんですよね。
▼ネットでまとめ買いすると今いくらかチェックしてみる▼
自分でお茶を作るメリット・デメリット
自分でお茶を作るのは、コスト以外にもメリットがありますよ。
もちろんデメリットもあるので、面倒くさがりの人には向かないかもしれません。
3つのメリット
淹れたての熱いお茶が飲める
麦茶は基本的に冷たくして飲むものなので、ペットボトル入りでも別に気になりません。
でも、緑茶(特に冬)は、淹れたてのアツアツを飲みたくなりませんか?
自分でお茶を淹れれば、アツアツが飲めますよ!
ペットボトルの緑茶をレンジで温めて飲んでも、なんだか間の抜けた感じになっておいしくないんですよね……。
自分好みの濃さで作れる
ペットボトルのお茶を飲んでいて、いつも
なんか薄いなぁ、もっと苦いのが飲みたいなぁ
と思ってる人は、一度自分で作ってみてほしいですね。
水の分量を減らせば、濃くなりますし、増やせば薄くもなります。
つまり自分好みの濃さを自由に調節できるってことです。
ペットボトルよりもおいしい
最近ではメーカー同士の競争で、昔に比べるとペットボトルのお茶もずいぶんおいしくなりました。
いまではマズイお茶を探すほうが難しいくらい。
しかしそれでも、まだ自分で淹れたお茶のほうがおいしいと思うんですよね。
3つのデメリット
作る作業が面倒
ただでさえ時間が足りないのに、お茶ごときで時間を使いたくない気持ちは分かります。
お茶を煮出して淹れるには、待つ時間を含めてなんだかんだ10分~15分はかかりますから。
容器を洗うのが面倒
お茶を入れる容器(ピッチャー)は毎回使い終わったら洗わないと、ヌルヌルが残って不潔です。
また、お湯を沸かすためのヤカンも軽く水洗いは必要なので、地味にめんどうくさいですね。
飲みきれない場合もある
お茶を作り置きする時は、基本的にいつも1リットルが最低単位。
あまりガブガブ飲まない人は、飲み切るまえに味が落ちたり傷んだりすることも。
ペットボトルのお茶よりも自分で作るお茶のほうが賞味期限は短めな気がします。
一人暮らしのお茶の作り方は5種類
デメリットはあるものの、コスト面では圧倒的に自分で作るほうが優れています。
一人暮らしの人が家でお茶を作るとしたら、作り方はこの5種類から選べますよ。
- 水出し
- お湯出し
- 粉末茶
- 急須と茶葉
- ティーバッグ
- 粉末茶
水出し
水出しとは、ピッチャー(ボトル)に、常温の水とお茶のパックを入れ、2時間ほど置いて作る方法。
お湯を沸かす必要がないのでヤカンも必要なく、ガス代もかかりません。
ただ、味的にはお湯出しで作るよりも薄味になりがち……。
濃いお茶が飲みたい人には向かない作り方ですね。
お湯出し
お湯出しとは、沸かしたお湯とお茶のパックをピッチャー(ボトル)に入れ、10分くらい煮出して作る方法。
お湯を沸かす必要がありますが、そのぶん味が濃く出るというメリットがあります。
▼水出しとお湯出しの両方に対応した伊藤園の緑茶パック▼
少量のお湯で作る裏ワザ
お湯出しするときは1リットルの分量なら、お湯を1リットル用意しないといけませんが、200mlのお湯だけで淹れる裏ワザもあります。
私はいつもこのやり方で麦茶を作っていますが、全量をお湯で作った場合と味は遜色ありませんので、全力でオススメ。
急須と茶葉
食後に温かい緑茶を飲むなら、実家で使っていたような急須と茶葉で淹れるのが一番。
急須に茶葉を入れて、お湯を注ぐだけ。
ちなみに緑茶(煎茶)は沸騰したお湯よりも、70℃~80℃くらいの少し低めの温度のほうが香りや渋みがよくでます。
ティーバッグ
紅茶と同じように緑茶もティーバッグになった商品があります。
淹れ方はまんま紅茶と一緒。
お湯だけじゃなく冷水で淹れられるタイプもありますよ。
粉末茶
粉末茶とは、緑茶を粉状にしたインスタント食品。
コップに粉末茶を入れ、お湯か水を注ぐだけで一人分のお茶になります。
一人暮らしならスティックタイプが便利。
お茶の作り置きに必要なもの
お茶を1リットルくらいまとめて作り、「作り置き」するなら絶対に必要なものがあります。
「水出し」と「お湯出し」、2つの作り方それぞれ分けてチェックしていきましょう。
水出しに必要なものはピッチャーだけ
お茶を水出しで作る場合は、ピッチャーのみ用意します。
ピッチャーとは、取っ手と注ぎ口がついた液体を入れる容器のこと。
ピッチャーの素材は、ガラス製とプラスチック製があり、それぞれ良い点・悪い点があります。
- ガラス製:汚れが落ちやすくニオイがつかないが割れやすい
- プラスチック製:汚れが落ちにくくニオイがつきやすいが割れない
プラスチック製はどうしても独特のプラスチック臭がするし、汚れが落ちにくい気がします。
でも、ガラスと比べて安価で割れない点はGood!
私はこういうプラスチック製の「横置き」できるタイプを使っています。
小さい冷蔵庫でも寝かして入れられるので邪魔になりませんよ。
買うときは100℃のお湯に耐えられるか、「耐熱性」を必ずチェックしましょう。
容量については
- たくさん飲む人/会社や学校に持っていく人:2リットル以上
- 少量しか飲まない人/持って出かけない人:1.1~1.2リットル
作ったお茶をどれだけ飲むか、または持って出かけるか?で大きさを選ぶと失敗しません。
お湯出しに必要なものはピッチャーとヤカン
お湯出しでお茶を作るには、お湯を沸かすヤカンとピッチャーの2つが必要です。
ピッチャーの選び方は水出しの場合と同様。
ヤカンは一度に作るお茶の量に合わせて、大きさを選びましょう。
- 一度に1リットルしか作らない:1.5~1.8リットル
- 一度に2リットル作りたい:2~2.5リットル
ヤカンも使ったあとは中まで手を入れて洗いたいので、「広口」タイプがお勧め。
広口タイプなら蓋を外すと、奥までゆうゆうと手が入って洗いやすいですよ。
まとめ
一人暮らしで節約してお茶を飲みたいなら、自分で作るのがベストだというのが結論です。
手作りと市販品(ペットボトルのお茶)のコストを比較すると
- 作った麦茶はペットボトルの10分の1
- 作った緑茶はペットボトルの7分の1
半分とかそんな生半可な差ではなく、もっと大きな差があるんですね。
もちろん、作るための「時間的コスト」は必要だし、面倒なのは事実ですが、慣れてしまえばどうってことありませんよ。
コメント