私は月に2~3回、図書館を利用します。
すると必ず閲覧席で必死に勉強をする学生や社会人を見かけますね。
私は別になんとも思いませんが、なかには
あいつら超ウザいんだよな~、どっかヨソでやれよな~
なんて辛辣に批判する人も……。
というわけで、今回は
- 図書館で勉強するヤツがウザい理由
- 勉強をしてもいい図書館の条件
- 図書館で勉強をするときの注意点
をまとめました。
「図書館で勉強する側」と「ウザいと思う側」の両者の言い分をすりあわせてみたいと思います。
図書館で勉強するヤツがうざい8つの理由
図書館で勉強する人がウザがられる理由が、この8つです。
- 勉強する人のせいで座って本が読めない
- 筆記具のカツカツ音がうるさい
- 「近寄るなオーラ」を出している
- 「静かにしろよオーラ」を出している
- 飲食禁止なのにドリンクを置いている
- 長時間、居座り続ける
- 座席をキープしている
- 読書をする席なのに勉強をしている
まず「勉強する人をウザいと感じる側」の率直な意見を見ていきましょう。
勉強する人のせいで座って本が読めない
もっとも「ウザい理由」といえば、これでしょう。
大きな図書館はともかく、小さい図書館だと座席数はほんの少し。
そこに勉強する学生や社会人が「涼しい顔で、さも当然」といった態度で勉強していたら
この人たち、邪魔!、とっとと帰ってくれない?
なんて毒づきたくのは無理もないですよね……。
筆記具のカツカツ音がうるさい
カツカツカツ……(ノートにシャーペンで文字を書く音)
この音って本人が感じる以上に周りにけっこう響き渡っています。
騒音レベルでは軽微ですが、シーンと静寂が支配する図書館内ではかなり耳障りな音。
集中して本の世界に没頭したい人にとっては
うるせーなぁ、勉強なんかすんなよ!
と、うざがられるのは当然です。
ペンケースのチャックを開ける音、蛍光ペンでマーカーを引く音も神経に触るかも。
「近寄るなオーラ」を出している
図書館に置かれた机に「先客」として勉強する人がいると、その隣って座りにくいです。
本人はその気がないかもしれませんが、どこか「近寄るなオーラ」を全身から発散しているような……。
ひとつの席に居座るのはまだしも、周りの席まで専有するような雰囲気を出している姿は、かなりうざいと言わざるをえません。
そんなの気にしないで隣に座れる豪胆な人もいますけれど。
「静かにしろよオーラ」を出している
勉強に集中したい気持ちは分かります。
将来の進路を左右する大学受験だったり、年収に直結する資格試験に必死にがんばる人の姿勢までは否定しません。
ただ、その熱の高さゆえに周りに「静かにしろオーラ」を発散している気が。
当の本人は無意識なんでしょうが、そのせいで隣の席が空いていても座りづらいし、横を通り過ぎるときでもちょっと足音を忍ばせるような気遣いをしちゃうんですよね。
公共の場所なんだから、そんな気を遣う必要はないかもしれませんが。
飲食禁止なのにドリンクを置いている
私の感覚では図書館で勉強している人の3人に1人くらいは、ドリンクをそばに置いています。
水筒だったり、ペットボトルだったり、ファストフードのコップだったり。
基本的に図書館は「飲食禁止」なんですが、それを完全に無視してるんですね。
なかにはカバンのなかに隠し持って、隠れて飲んだりする人も。
ルールを破る人に対して厳しい姿勢の人は
あいつら館内でお茶を飲みやがって、まったく目障りな存在だわ。
なんて毒づきたくもなるでしゅお。
長時間、勉強すれば喉も渇くでしょうけれどルール違反はいけませんね。
長時間、居座り続ける
図書館で勉強をする人って、かなり長時間、居座るのが普通じゃないですか?
ちょっと座って雑誌を閲覧したいだけなのに、そんな「居座り組」がいると、仕方なく立ったまま「立ち読み」を余儀なくされます。
ここは「お前んち」じゃないんだぞ、「公共の場所」なんだぞ!
と、うざいを通り越して怒りに震える人もいるかもしれません。
座席をキープしている
私もたまに見かけますが、座席に荷物が置かれたままで当の本人が離席していることがあります。
トイレに立つくらいなら仕方ないですが、かなり時間が経過しても帰ってきません。
外で軽食でも摂っているのか、電話をしているのか知りませんが、「キープ」して席を独占しようとする人は確かにうっとうしいですし、迷惑。
分をわきまえない行為をする人は多いですね。
読書をする席なのに勉強をしている
そもそも「図書館で勉強する行為」を快く思わない人も多数います。
図書館って本を読む場所でしょ?そこで勉強をするのっておかしいわ!
なんて言われたら、勉強をする人はどう答えるのでしょうか?
そもそも図書館で勉強するのはダメ?
図書館で勉強する行為については、一般的にこのようなルール規定があります。
図書館にある資料を使って勉強する | ◯:許可 |
---|---|
自分で持参した資料を使って勉強する | ✕:禁止 |
これは全国的なルールであり、閲覧席での勉強についての取り決めです。
例外として「学習室」を設けている図書館では、持ち込みの資料を使っての勉強が許可されています。
とはいえ、こんなルールは現在はうやむやで、ほとんどの人が閲覧席で持ち込みの教科書・参考書で勉強をしているのが実態。
また、勉強には使わない辞書を一冊だけでも書架から持ってきて、さもそれを資料として勉強している風を装えば、ルール違反だと指摘するのは難しいです。
そんなルール破りがまかり通っている現状に対して、イライラ・ウザいと思う人がいるのは知っておくべきでしょう。
勉強をしてもいい図書館の条件
では、どんな図書館だったら正々堂々と勉強ができるのでしょうか?
その条件を挙げるとするなら、この2つです。
- 利用マナーで勉強が許可されている(禁止されていない)
- 勉強専用の部屋(自習室)がある
どちらもネット上から該当の図書館のホームページを開けば確認できますよ。
利用マナーで勉強が許可されている(禁止されていない)
利用する図書館のホームページに「利用マナー」や「利用案内」の項目が必ずあるはずです。
そこのマナーのひとつとして
- 勉強は禁止されています
- 持ち込み資料を使った勉強は禁止です
などの一文がなければ、基本的に勉強は許可されています。
また、「勉強」についてまったく触れられていない場合でも、大抵は許可されているので大丈夫ですよ。
ちなみに私が利用する市立図書館でも、利用マナーに「勉強は禁止」の項目はありませんでした。
勉強専用の部屋(自習室)がある
市の中心部にあるような大きな図書館には、勉強専用の部屋(自習室)が設けられている場合があります。
この自習室では、持ち込み資料での勉強も許可されているため、大手を振るって勉強に使えます。
それに自習室は「勉強する人のみ」が入室するため、一般の図書館の利用者の迷惑になることはありません。
図書館で勉強するときの4つの注意点
図書館で勉強して「うざい」と思われないために、心に留めておきたい注意点がこちら。
- 混む時期や曜日、混む時間帯は避ける
- なるべく短時間で切り上げる
- あらゆる音を軽減する
- 使用ルールを厳守する
これさえ守れば、一般の利用者に迷惑をかけることはほぼないでしょう。
混む時期や曜日、混む時間帯は避ける
図書館が混む時期や曜日、混む時間帯がこちら。
混む時期 | ・学生の定期試験の前 ・受験前のシーズン(秋~冬) |
---|---|
混む曜日 | ・土曜日 ・日曜日 ・祝日 |
混む時間帯 | 午後 |
これらのタイミングは勉強したい人が多く来館するため、席を独占すると一般の利用者には迷惑です。
また、そもそも席を確保できない可能性もあります。
午前中、それも開館直後に行って短時間で済ませるのがスマートですね。
なるべく短時間で切り上げる
定期試験前や受験シーズン中には、開館から閉館まで一日中ずっと勉強する学生もいるとか……。
さすがにそれは自分勝手で、周りの迷惑を顧みない行為です。
他の利用者のことも考えて、せいぜい1~2時間の短時間で席を立つようにしましょう。
家で集中して勉強できない人は、下記の「図書館以外で勉強をしてもいい場所」をハシゴするといいかも?
あらゆる音を軽減する
図書館では物音ひとつ立てず、静かにするのがマナー。
とはいえ、筆記具を使うとどうしても音が出ますので、それを自覚してなるべく軽減しましょう。
具体的に気をつけたいのは、以下の行為による騒音。
- 紙の下に下敷きを敷いてカツカツ音を防ぐ
- シャーペンの芯を出すカチカチ音を減らす
- サインペンをシューっと乱暴に走らせない
机の上に紙一枚を置いて文字を書くと「カツカツ」と机を叩く物音が発生します。
下敷き(またはそれに類するもの)を敷いて、緩衝材で音が響かないように気をつけましょう。
使用ルールを厳守する
図書館は全国各地にありますが、以下の3つのマナーは共通しています。
- 飲食をしない
- 携帯電話を使用しない
- 会話をしない
図書館にはだいたい無料の水飲み場がありますから、喉が乾いたらそこで水分補給。
携帯電話はマナーモードにして、もしかかってきたら館外に出て会話を。
友達と勉強をしに行く場合は、必要最低限の会話以外は控えましょう。
図書館で勉強するメリット3選
図書館で勉強する行為をウザいと思う人がいますが、こんなメリットがあるから、多くの学生や社会人などが「勉強場所」として選ぶんですね。
- 静かで集中できる
- ほどよい緊張感がある
- 無料で利用できる
静かで集中できる
自宅は家族がうるさかったり、遊ぶものがあって誘惑が多く、勉強に集中できません。
その点、図書館はみんなが静かにしようと心がけているので、無音に近い環境。
勉強を妨げる要素がひとつもないので、勉強環境としてはナンバーワンです。
ほどよい緊張感がある
図書館以外にも静かな環境はありますが、ピーンと張り詰めたような緊張感は他の場所にはありません。
バラエティ番組の企画で、図書館で音を立てた人が罰ゲームを受けるものがありました。
ちょっと大げさですが、こんなほどよい緊張感があるおかげで集中力が高まります。
ちなみにこの企画の元祖は『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』の「サイレント図書館」です。
無料で利用できる
こんな整った環境なのに、図書館での勉強は無料。
普段、まったく本を借りる機会もなく、貸出カードを持っていない人でも利用できるのですから、そりゃみんな集まりますよね。
図書館に足を踏み入れたのは、学生時代に勉強に使ったときだけ……という人も多いのでは?
図書館以外で勉強をしてもいい場所7選
図書館以外でも勉強に適した環境はいくつもあります。
冷たい目で見られるくらいなら、以下の7箇所のどこかで勉強してはいかがでしょうか?
- 喫茶店(カフェ)
- ファミレス
- ファストフード店
- マンガ喫茶(ネットカフェ)
- カラオケ店
- 公民館
- 公園
図書館の一般利用者である私からすると、勉強する人が分散してくれたほうが助かります。
飲食店での勉強時間
喫茶店(カフェ)・ファミレス・ファストフード等の飲食店は、本来は勉強の場所ではありません。
コーヒー一杯で何時間も居座るのは、営業妨害。
せいぜい1時間程度を目安にしましょう。
1時間程度でも店員さんに注意される場合もあります。
公民館は穴場スポット
一部の公民館には勉強用のスペースが設けられています。
平日は21時まで開館している場合が多く、意外な穴場スポット。
お住まいの地域の公民館では勉強ができるか、調べてみてはいかがでしょうか?
まとめ
- 図書館で勉強するヤツがウザい理由は人それぞれある
- そもそも図書館で勉強する行為を疑問視する人もいる
- 持ち込み資料だけの勉強は禁止行為
- だがいまは黙認されている
- 勉強する側は滞在時間や騒音に気をつける必要がある
- 図書館以外の選択肢もたくさんある
あくまで図書館は「本を読む場所」です。
または、蔵書の本(資料)を使って学習する場所です。
参考書を持ち込んで勉強する人はその点を念頭に置いて、迷惑にならないように配慮すべきですね。
※コメント欄にて、賛成の意見、反対意見の投稿をお待ちしています。
コメント
この記事、かなり現実の感覚からかけ離れているように感じる。
勉強を禁じる図書館など今まで一度も見たことがありませんし、勉強をウザがる人なんか見たことがないです…。
むしろ図書館=勉強する場所、っていう感覚のが普通だと思います。
筆者の個人的な感想を書いているだけなのでは?(決してそれが悪いことだとは言っていません)。
いやそれがこの言葉で検索している人がいるので、迷惑に感じている人は一定数はいるみたいなんですよ。図書館のルールを読む人は少ないと思いますが、実は持ち込みの資料で勉強するのはNGだったり。とはいえ、図書館側もそこまで目くじらを立てるわけじゃないので黙認しているのが現状のようです。