空気清浄機って、なんとなく憧れますよね?
部屋に高級感が出るし、PM2.5とか花粉とか除去してくれるっていうし。
でも、買ってみたら空気清浄機なんていらなかった……と後悔する人もチラホラ。
そこで、ここでは
- 空気清浄機がいらなかったと思う人の条件
- 使って分かった空気清浄機のメリットのウソホント
- 買って後悔しない空気清浄機の選び方
などなど、ご紹介。
8年ほど空気清浄機を使っている一人暮らしの管理人が実体験をもとに解説します。
空気清浄機はいらなかったと後悔する人の8つの条件
空気清浄機を買ったけれど、次第に使わなくなる人もいます。
そんな「自分には空気清浄機はいらなかった!」と後悔する人の条件がこちら。
- なんとなく勢いで買ってしまった
- 花粉症じゃない
- ペットを飼っていない
- ハウスダストのアレルギー持ちじゃない
- エアコンに空気清浄機能が付いている
- 空調システムに空気清浄機能が付いている
- 狭い部屋に住んでいる
- フィルター掃除が面倒で仕方ない
なんとなく勢いで買ってしまった
一番多いのがコレ。
こんな理由から、なんとなく勢いで買ったけれど、後悔するパターン。
- 家を新築したから
- 赤ちゃんが生まれるから
- テレビの通販で安かったから
- 周りに持っている人が多いから
でも、実際に使ってみると
本当に必要?空気清浄機がなくても生活に支障はないでしょ?
と冷静になり、次第に使わなくなるわけですね。
花粉症じゃない
花粉症に悩んでいて、空気清浄機のおかげで鼻水や目のかゆみが軽減されれば「空気清浄機サマサマ」になるでしょう。
でも、花粉症じゃない人が買っても効果は実感できる場面は少なめ……。
ただぼんやりと「空気が綺麗になる効果」を期待して買った人は、効果が実感できないため「必要なかった」と感じるのも無理ありません。
ペットを飼っていない
ペットの犬猫を室内で飼っていると、毛が舞ったり、排泄物のニオイは四六時中、気になります。
ペットを飼ってる人にとっては、空気清浄機は必須アイテム。
でも、何も飼っていない人、ニオイの出ないペット(金魚など)を飼ってる人にとっては「買ってよかった」とはなりづらいでしょう。
ハウスダストのアレルギー持ちじゃない
空気清浄機は「集塵フィルター」でホコリやチリをつかまえて、部屋の空気をキレイにします。
さらに「HEPAフィルター」を搭載したモデルなら、0.3μmのハウスダストもキャッチ。
しかし、そんな高性能のフィルターがあってもハウスダストアレルギーの人以外は、目に見えた恩恵が感じられないでしょう。
エアコンに空気清浄機能が付いている
最新式のエアコンには、空気清浄機能が付いたモデルがあります。
- シャープ
- パナソック
- 富士通
- 日立
- ダイキン
- 三菱電機
いま確認できるだけでも、これらのメーカーの一部の機種に付いています。
ということは、あえて単独で空気清浄機は必要ないわけですね。
空調システムに空気清浄機能が付いている
各部屋の温度や湿度などを均一に保ったり、換気をするための機能として空調システムが付いている家が増えています。
「全館空調」とも呼ばれ、一部には空気清浄機能まで付いているケースも。
空調システムは基本的に24時間運転が推奨されますので、あえて他に空気清浄機を置く必要はありません。
それを知らずに買ってしまったため、「いらなかった」と後悔する人も多数……。
狭い部屋に住んでいる
空気清浄機は対応畳数によって大きさは違いますが、空気を吸い込むという性質上、極端にコンパクトな形状にするのは不可能。
私が使っている8年前のシャープの加湿空気清浄機は、こんなスリーサイズ。
大きさ的に、旅行用のスーツケースをタテにしたサイズと同じくらい。
他のメーカーの空気清浄機もだいたい似たりよったりのサイズです。
一人暮らしの狭い部屋には、けっこう邪魔になるのはたしか。
特にワンルームだと置き場所に困るでしょうね……。
フィルター掃除が面倒で仕方ない
だいたい月に一度は本体の裏側に付いているフィルターを外し、ホコリを洗い流して、干す作業を続けています。
空気を吸い込むだけあって、1ヶ月も使うとホコリが手でつまめるほど溜まるんですよ。
これが習慣化できる人はいいですが、一部の人は掃除が面倒だと、電源を落として使わなくなってしまうそうです。
空気清浄機のメリットのウソホント
空気清浄機を買う人は、だいたい以下の4つのメリットに期待して大金をはたくわけです。
- 消臭効果
- 花粉の除去
- 空気中の見えないホコリを吸ってくれる
- 乾燥した空気を加湿してくれる
では、かれこれ8年ほど加湿空気清浄機を使っている管理人は、そのメリットを実感できているのか、嘘偽りのない感想をお届けします。
消臭効果⇒実感できない
空気清浄機を置く前と置いた後のビフォアアフターで、どれくらい消臭効果があったのかは不明です。
そもそも自宅の部屋のニオイって、嗅ぎ分けられませんから。
他人の家のニオイは明確に分かるけど、自分の家のニオイって鼻が慣れちゃって分かりませんよね?
ペットは何も飼ってなく、おまけにタバコも吸わないので、もともとニオイは強くない部屋だったというのありますが。
ただ、魚を焼いて煙がでたり、近くでニオイの強い食べ物を食べると、センサーが真っ赤になるので、ちゃんと異臭には反応しているようです。
花粉の除去⇒ホント
私は花粉症ではないので分かりませんが、花粉症の人が
空気清浄機のおかげで症状が軽減した!
という話は、ネット上でいくらでも見つかります。
猜疑心の強い私は
気のせいじゃないの?
と勘ぐりたくなりますが、空気清浄機のHEPAフィルターと花粉のサイズを比較すると納得。
- HEPAフィルター:0.3μmの粒子を99.97%カット
- 花粉の大きさ:30μm
つまりHEPAフィルターの目の細かさ(0.3μm)なら、花粉(30μm)を楽々キャッチできるわけですね。
ですから、理論上は部屋に飛び交う花粉をほとんどすべて捕らえてくれると思って間違いありません。
空気中の見えないホコリを吸ってくれる⇒実感がない
空気清浄機にセットされたフィルターには、1ヶ月も経つとビッシリとホコリが溜まります。
空気中を浮遊する微細なホコリを吸い取ってくれるのは事実でしょう。
ただ、だからといって部屋からホコリがなくなるとか、掃除機をかけなくていいわけではありません(当然ですが)。
実際、空気清浄機をつけても掃除機をかける頻度は一緒ですから。
いつも電源を付けている空気清浄機を切ると、急に部屋の中がホコリっぽくなるとか、そんな実感できるレベルではないということです。
乾燥した空気を加湿してくれる⇒ホント
加湿空気清浄機の加湿機能は思ったよりも凄いです。
冬から春先にかけて部屋の湿度が30%前後まで落ちても、作動させるとすぐに60%前後まで上昇しますよ。
加湿用の水タンクに上限ギリギリまで(2リットルくらい)水を入れても、2日もすれば空になるほど。
いかに空気中に水を蒸散させているか、水の減り具合で実感します。
空気清浄機が必要な人・買って後悔しない人の3タイプ
空気清浄機を買っていらなかったと後悔する人がいるのは事実です。
しかし、その一方で「買ってよかった」と思う人も(当たり前ですが)いっぱいいます。
私も「買ってよかった」と思っているうちのひとり。
どんなタイプ・どんなニーズに対して空気清浄機は期待に答えてくれるのか、その3タイプがこちら。
- 部屋の中に強烈な悪臭の発生源がある人
- 空気の乾燥(湿度の低さ)に悩んでいる人
- 花粉症がひどくて悩んでいる人
部屋の中に強烈な悪臭の発生源がある人
犬や猫を飼っていて、フンをしたあとのニオイが気になっている人。
ご家族を介護されて排泄物のニオイが気になってる人。
ご主人がタバコを吸っていて、ニオイと煙が鬱陶しい人。
部屋干しをすることが多く、洗濯物が生乾きになったときのニオイが不快な人。
こんな部屋の中に気になる悪臭が日常的に発生する人は、空気清浄機を買って損はないでしょう。
空気の乾燥(湿度の低さ)に悩んでいる人
冬から春先は日本中どこでも空気が乾燥します。
肌がガサガサにヒビ割れたり、喉がガラガラしたり、誰でも身に覚えがあるはず。
肌の乾燥は美容に影響しますし、口や鼻の粘膜が乾燥すると風邪を引きやすくなります……。
げんに風邪やインフルエンザのウイルスは、湿度が40%以下で活発に活動するとか。
一般的な目安では湿度を40~60%にキープするのが理想的。
加湿空気清浄機なら、ほんの1時間もつけておけば60%前後まで上げてくれますよ。
花粉症がひどくて悩んでいる人
花粉症の季節はマスクやティッシュが手放せない人。
いろんな花粉症対策をしたけれど、効果がなかった人。
最後の砦じゃありませんが、空気清浄機に賭けてみましょう。
屋外から持ち込んで部屋の空気中に浮遊している花粉を吸い込んでくれるので、完璧にとはいかないまでも、楽にしてくれる可能性は高いですよ。
今から買うならこの一台!お勧めの空気清浄機
空気清浄機は一度買うと、10年は使うくらい長持ちする電化製品。
実際、私も8年使っていますがまだまだ現役です。
そんな経験から、私がお勧めする空気清浄機の条件がこの2つ。
- 加湿機能が付いている
- 本体の色がブラックか茶色(白以外)
どうせ空気清浄機を買うなら、加湿機能はあったほうがいいですよ。
部屋の乾燥が気にならない人でも、加湿はしたほうがいいですから。
それともうひとつが、本体の色。
私はよくあるホワイトを選んだわけですが、購入から5年ほど経過したあたりから本体が黄ばんできました……。
本体の材質にもよりますが、長く使う家電製品は色の変化を考慮して、白以外を選ぶほうがいいと思います。
そんな条件にあうモデルと言えばコチラ。
適用畳数は11畳までなので、一人暮らしのワンルームから、一軒家のリビングまで広く対応します。
空気清浄機は「1部屋1台」に置くのが基本なので、無理に対応畳数が多い(本体が高い)タイプを買うより、複数台買って部屋ごとに置くほうがいいと思います。
まとめ
空気清浄機がいらなかった・必要なかった人は、こんな8つのタイプ。
- 明確な目的もなく買った人
- 花粉症ではない人
- ペットを飼っていない人
- ハウスダストアレルギーじゃない人
- エアコンに空気清浄機能が付いていた人
- 空調システムに空気清浄機能が付いていた人
- 狭い部屋に住んでいる人
- 定期的なフィルター掃除を面倒がる人
私は一人暮らしなので、平日の昼間は家に誰もいません。
ですから、朝出かけるときに電源を切り、帰宅したらオンにするようにしています。
もともと空気清浄機は消費電力が少ないですが、この使い方なら更に節約。
個人的には、空気をきれいにする目的ではなく加湿機能がありがたくて、8年も使い続けている感じですね。
コメント